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エドの看病①
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翌日からイオの看病が始まった。
まずイオの看病をするのは俺になった。
ハルが『順番をわざわざ決めるのも面倒だから産まれた順でいいだろう。それから2日交代な。』と言ったからだ。
特に俺もダニーも異論はなかったからそうする事になった。
「イオ!今日から2日間は俺が看病するから宜しくな!」
勢いよく部屋に入るとピヨ改めイオがビクリと驚く。
「あっ…はい。宜しくお願いします。お世話になります。」
ベッドから起き上がることは出来る様でソファに座っている。
側にはアリーという名の侍女が控えている。
「もう起き上がっても大丈夫なのか?」
「はい。ヘンリー先生が無理をしなければ起きても良いと仰って下さったのでお言葉に甘える事にしたんです。痛みはまだ有りますが大人しくしていればそれ程でもないので。」
「そうか。じゃあ俺は何をすれば良い?看病に来たんだ何かした方が良いだろう?」
「と言われましても…身の回りのお世話はアリーさんがして下さいますし…」
「俺は何をすれば?」
「良いのでしょうかね?」
2人して首を傾げる。
「それではエドガード様はお嬢様の話し相手になって下さいませんか?」
「話し相手?」
「はい。私はあくまでお嬢様の侍女ですから、話し相手は出来ません。いかがですか?」
「まぁそれ位なら俺にでも出来るから良いぞ。」
「ありがとうございますエドガード様。良かったですね、お嬢様。」
「はい。宜しくお願いします。」
「で?何を話せば良い?」
「そうですね…エドガード様は何が好きですか?」
「エド!俺のことはエドと呼んでくれ。」
「でわ…エド様とお呼びさせて頂きます。エド様は何がお好きなんですか?」
「様もいらないんだけどな。まぁいいか。俺は体を動かすのが好きなんだよ。将来は騎士になりたいと思っている。」
「騎士様にですか?なぜ騎士様を目指していらっしゃるのですか?」
「初めてあった日に俺はイオを伴侶にする事はないって言っただろう?」
「はい。」
「俺な好きな人がいるんだよ。その人を伴侶にしたいと思っている。その人が言った事がきっかけになって騎士を目指すことにしたんだ。」
「そうなんですね。」
「ただ、その人とは俺が10歳の時に出会ったきりで、名前も知らないし今どこで何をしているかも分からないんだ。」
「その方は何と仰ったんですか?」
「その人は、弱くても大切な人を守れる強い人になるって言ったんだ。その時の俺は辛い事があって弱い自分が嫌いで色んな事から逃げていた。でも彼女が言ったように弱くても大切な人を守れる人に俺もなりたいと思ったんだ。それからの俺は弱い部分はそのままだったけど変わった…と思う。成長するにつれ体格も良くなって、守れる人になりたいとからっていう理由で騎士を目指すことにした。母さんが反対していて20歳になるまで気持ちが変わらなければ騎士団に入ることを認めてくれるって言ってる。だから俺は20歳になったら騎士団に入る。」
「そうなんですね。頑張ってください。想い人の方も見つかると良いですね。」
まずイオの看病をするのは俺になった。
ハルが『順番をわざわざ決めるのも面倒だから産まれた順でいいだろう。それから2日交代な。』と言ったからだ。
特に俺もダニーも異論はなかったからそうする事になった。
「イオ!今日から2日間は俺が看病するから宜しくな!」
勢いよく部屋に入るとピヨ改めイオがビクリと驚く。
「あっ…はい。宜しくお願いします。お世話になります。」
ベッドから起き上がることは出来る様でソファに座っている。
側にはアリーという名の侍女が控えている。
「もう起き上がっても大丈夫なのか?」
「はい。ヘンリー先生が無理をしなければ起きても良いと仰って下さったのでお言葉に甘える事にしたんです。痛みはまだ有りますが大人しくしていればそれ程でもないので。」
「そうか。じゃあ俺は何をすれば良い?看病に来たんだ何かした方が良いだろう?」
「と言われましても…身の回りのお世話はアリーさんがして下さいますし…」
「俺は何をすれば?」
「良いのでしょうかね?」
2人して首を傾げる。
「それではエドガード様はお嬢様の話し相手になって下さいませんか?」
「話し相手?」
「はい。私はあくまでお嬢様の侍女ですから、話し相手は出来ません。いかがですか?」
「まぁそれ位なら俺にでも出来るから良いぞ。」
「ありがとうございますエドガード様。良かったですね、お嬢様。」
「はい。宜しくお願いします。」
「で?何を話せば良い?」
「そうですね…エドガード様は何が好きですか?」
「エド!俺のことはエドと呼んでくれ。」
「でわ…エド様とお呼びさせて頂きます。エド様は何がお好きなんですか?」
「様もいらないんだけどな。まぁいいか。俺は体を動かすのが好きなんだよ。将来は騎士になりたいと思っている。」
「騎士様にですか?なぜ騎士様を目指していらっしゃるのですか?」
「初めてあった日に俺はイオを伴侶にする事はないって言っただろう?」
「はい。」
「俺な好きな人がいるんだよ。その人を伴侶にしたいと思っている。その人が言った事がきっかけになって騎士を目指すことにしたんだ。」
「そうなんですね。」
「ただ、その人とは俺が10歳の時に出会ったきりで、名前も知らないし今どこで何をしているかも分からないんだ。」
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「その人は、弱くても大切な人を守れる強い人になるって言ったんだ。その時の俺は辛い事があって弱い自分が嫌いで色んな事から逃げていた。でも彼女が言ったように弱くても大切な人を守れる人に俺もなりたいと思ったんだ。それからの俺は弱い部分はそのままだったけど変わった…と思う。成長するにつれ体格も良くなって、守れる人になりたいとからっていう理由で騎士を目指すことにした。母さんが反対していて20歳になるまで気持ちが変わらなければ騎士団に入ることを認めてくれるって言ってる。だから俺は20歳になったら騎士団に入る。」
「そうなんですね。頑張ってください。想い人の方も見つかると良いですね。」
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