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希樹side

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旭からの告白。

されるなんて思ってもなかったから、嬉しすぎてやばい。
ずっと、前から好きな人に告白されるなんて。
こんなにもドキドキするんだ。

授業中もずっと、告白された時の光景が頭の中を埋めつくしていた。

「…瀬…七瀬…七瀬!」
「はい!」
「ここの問題。」

急に先生に当てられた。
ごめん。先生聞いてませんでしたーーーー。

「先生!こいつ色々あったらしくて。頭パンクしてるらしいんで俺答えていいっすか?」

旭の一言でクラス中が笑い声で包まれた。
でも、ちょっと待った。
今、サラって悪口言った?言ってないか。
でも、こうなってるのはあんたのせいだから!!

何?!
急にS出されてもこっちは困るんですけど?!
なんかムカつくーー。

授業終わり。

「何ボーッとしてんだよ。」
「旭。しょうがないじゃんだって。」
「だって。?」
「あーもう!分かってんでしょ!あんたも」
「まあねー。笑」

彼氏になったら性格変わるタイプですか??
って言ってやりたいけど、嫌いになれないんだよな。

旭は。
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