ゴミ掃除は復讐と共に

めると

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第1章

痛いなぁ、傷口

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すっかり真っ暗になった森を進むユリファス。進むと言っても足は使い物にならない為ほふく前進の様に地べたを這いずる。
足の傷口から土や砂が入り、激痛を生み出しているのだがユリファスはその手を止めない。

「は”ぁ”...は”ぁ”..」
(馬車の後を手で確認しながら戻らないと森を抜けられない...そうしたら彼奴らを殺せない)

手で一歩一歩身体を引きずり歩く。
あれから5時間は経っただろうか。痛い。憎い。辛い。だがユリファスは歩みを止めなのだった。




「灯...だ...」
やっとの思いで教会に辿り着いた。
魔族に出会わなかったのは運が良いからだろうか。いや、無能なんて運が悪いと言う証明だろう。早く楽になれなかった分不幸なのかもな。
もう限界が来ていたユリファスは神父に助けを求める事にした。

(金を貰ったといえ、流石の神父も助けてくれるだろう...)

そんな淡い期待を胸にドアを開けようとした時、神父らの声が聞こえた。

「いやぁ!これだからやめられない!!結果を偽ると言うのはな!」

「ホントですよね!って、酔いすぎですよ神父様っ」

「良いんだよ金が入ったしさぁ!
結果を偽るっても俺らは悪くないからな。
これまでは無能って言って口封じの金騙し取ってたけどさぁ。
今回は誕生日を間違えて来るとか親が悪いだろっ!
ま、[属性を感じられない]ってのは本当で体内の魔力は存在してたしなぁ。多分明日辺りが誕生日なんじゃねっ?
あ、もう今日だな!!」

「今頃あの森でのたれ死んでますよねwふふっw」




(ーー腐ってる。腐ってる腐ってる腐ってる。
この世界の人間は腐り切ってやがる。
あぁ、早く殺してやりたい。力が欲しい。
力があれば俺は腐ったゴミ共の掃除が出来るのに)

歯を食いしばり力を望むユリファス。
その直後だった。
ユリファスの身体を白と黒の光が包み込んだのは。
そう、ユリファスはたった今5歳の誕生日を迎えたのだった。


それも滅多に出ないという光と闇の2属性を。
「これが属性を得た感覚か...?とにかく、光属性の魔法で回復とか出来ないかな...」

そう言った瞬間、白の光が黄色く輝きユリファスの足を照らしていく。

「誰だっ!!」

その光を見た神父らは急いでドアを開けた。
そこにいたのはニヤリと笑っている子供だった。
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