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第1章
おやすみ、神父さんら
しおりを挟む「お前...夕方のガキか?」
「ユリファス。それが俺の名だ」
ニヤリと笑っている少年ユリファスに神父は不気味さを覚える。
「今の光は光属性の魔法か?珍しいな。お前たち、こいつを売るぞ。金になるぜ、捕まえろっ」
なんとも清々しいゴミっぷり。その発言を聞いても笑顔のまま、ユリファスは歩き出す。痛みはない。先ほどまでグチョグチョだったはずの足はもうそこにはないのだから。
代わりに傷1つない白い肌の足があるだけだ。
そしてユリファスは呟く。
「死んで?」
ユリファスの左手から突如出て来た黒い影はその場にいた神父らの首に強く巻きつき、縛り上げる。
「お前...ッ!!まさか神童か...!!しかも光と闇だと...あり得ない」
ユリファスをギロッと睨む神父は続ける。
「あり得るはずが無い...
そうだ、俺を離せ...。金ならくれてやる。
だから早く離せガキがァ!」
唾を撒き散らし叫ぶ神父。だがその言葉が無意味だと思える時間は無かった。
「地獄は辛いらしいよ。頑張ってねっ」
ーーーーゴキッ。
神父らは首が後ろに反り返ってると口から泡を吐いた。そして絶命したのだった。
「汚いなぁ」
ユリファスは左手を上に向け、黒い球場の塊を作り出すとそれを軽く投げる。
そしてまるで磁石のように吸い寄せられるゴミ達を見て嘲笑するとドアに向かって歩き出した。
「...次はお前らだ。ベルモス、ルーシア」
真っ黒な髪、復讐の紅い目。そしてニヤリと笑っているユリファスの姿は正しく悪魔そのものだった。
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