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【06】始まりの終わり(下)
15 副官が優秀なので残業しました
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――〝ゲート〟を潰す。
それが、ドレイクが司令官に上申した〝対応策〟だった。
「こう言ったら何ですが……」
大雑把だがわかりやすいドレイクの説明を聞いた後、イルホンは困惑して物申した。
「それだと、対応するのは大佐ではなく、殿下ということになりませんか?」
「まあ、そうなるね」
対面のソファで、ドレイクは他人事のように同意した。
「でも、俺は『対応策を考える』とは言ったけど、『自分ができる対応策を考える』とは一言も言ってない」
「あっ……」
イルホンは声を上げ、ドレイクはニタニタと笑った。
確かに、ドレイクは自分が対応するとは言っていなかった。しかし、あんなふうに言われたら、たいていの人間はドレイク自身がその対応策を実行するのだと思うはずだ。
「あの七班長が大佐を〝大魔王〟と呼ぶ理由が初めてわかった気がしました……」
「失礼な。俺が本当に〝大魔王〟だったら、言ったことでも言ってなかったことにするよ。それができないから最初から言わないんじゃない。小心者なんだよ、俺は」
「本当に小心者だったら、そんな言い逃れはできませんよ……」
「それに、殿下も〝対応策〟としては認めてくれたよ。ただまあ、対応できるかどうかは明言しなかったけど」
「それはそうでしょう。護衛艦隊は任務の一つとして〝ゲート〟の監視はしていますが、それ以外のことは陛下の許可や命令がなければできません」
「陛下ねえ……確か、殿下は陛下の後見人してるんじゃなかった?」
「してますけど、それを笠に着て〝ゲート潰し〟を強行したら、皇帝軍の幹部たちから総スカンを食らうと思いますよ。たとえ司令官が元皇太子でも、護衛艦隊は皇帝軍より格下ということになっていますから」
「あー、そういやそうだったか。ややこしいねえ」
ドレイクは苦笑いすると、徳用チョコレートを口の中に放りこみ、ガリガリと噛み砕いた。
「今さらだけど、イルホンくん。イルホンくんはあの〝ゲート〟についてどれくらい知ってる?」
本当に今さらだが、そうとわかっていながら問うのだから、何かしら理由があるのだろう。
イルホンは膝の上で両手を組むと、言葉を選びながら慎重に答えた。
「そうですね……恥ずかしながら、専門的なことはほぼ知りません。ただ、あれは自然発生したワームホールではなく、何者かによって作られたワープトンネルではないかという仮説は聞いたことがあります。根拠は……『宇宙船が無傷で往復できるワームホールなど存在するはずがない』」
「あ、それ。俺も聞いたことあるな」
はたして、イルホンの回答はドレイクの期待に添っていたのか、満足げににやにやした。
「まるで根拠はないけど、その仮説は個人的に支持してる。あの〝ゲート〟はあまりにも人間に都合がよすぎる」
「ということは……あれを作ったのは人間なんですか?」
「うーん。それは何とも言えないね。いつからあそこにあるのかすらわかってないんだから。ちなみに、ザイン星系の調査船が〝ゲート〟を〝発見〟したっていうの、あれ、大嘘だよ。無人状態の〝ゲート〟は感知できないから、知らずに中に突っこんじまって、見知らぬ力に引っ張られるまま前進していたら、あらまあ、なんということでしょう、無事に〝ゲート〟の外に出られてしまいました、っていうのが真相」
「それは知りませんでした……『連合』では誰でもそうと知っているんですか?」
「いーや。『連合』でも〝発見〟したことになってるよ。俺が読んだのは『連邦』で出版された暴露本。歴史に関してなら、『連邦』の本のほうがおおむね正しい。『連合』の都合のいいように改竄してないからね」
「よく読めましたね」
「まあね。その気になれば、手立てはいくらでもある」
ドレイクはにやりと笑うと、口直しのようにコーヒーを飲んだ。
「そんなわけで、あの〝ゲート〟は謎だらけで、『連合』も『帝国』も使い方しかわかっていない。でも、『帝国』は独立した後、あの〝ゲート〟を監視するだけで、『連合』のように利用してはいなかったんだよね。どうしてだろうって不思議に思ってたんだけど、こっちの教科書を読ませてもらって腑に落ちた。『帝国』では、あれは〝地獄の門〟と呼ばれて忌避されてたんだね。言い得て妙だ」
「あ、はい……壊そうとした皇帝も中にはいたらしいですが……」
「今日、殿下が言った理由で諦めた……っていうわけか」
「そうらしいですね。でも、俺も不思議には思っていたんです」
ドレイクにつられて、イルホンは今まで胸のうちに隠していたことを口にした。
「〝ゲート〟は宇宙船が中にいる間だけは目視もできるようになるそうですね? だから、うちの艦隊はいつも同じ座標に現地集合して布陣できる」
「うん、そのとおり。俺も不思議だけど、あの〝ゲート〟はそういうふうにできてるよ」
「それなら、『連合』が出てくるまで待っていなくてもいいんじゃないかと思ったんです。『連合』が〝ゲート〟の中にいる間に、こちら側から無人突撃艦群を突入させて自爆させたら……」
そこまで言いかけて、イルホンは思い出した。司令官に採用試験を出されたドレイクが、のちに〈孤独に〉と命名された軍艦の中で、〝死刑場〟をなくす方法を考えていると話したことを。
〝ゲート〟が使えなくなれば、今ほど頻繁に攻撃もしかけられなくなる。〝ゲート〟潰しはその方法の一つではないのか?
ついドレイクの顔を見つめると、ドレイクはイルホンが自分の発言を後悔していると思ったのか、気にするなとでもいうように微笑んでみせた。
「うん。俺も同じことを考えていたよ。ただ、〝ゲート〟はこの艦隊が管轄している第一宙域と外縁の境界区域にある。つまり、〝ゲート〟の中にいる間は第一宙域に侵入したことにはならない」
「それは確かにそうですが……こちらを攻撃するために来るとわかっているのに……」
「そうだよね。馬鹿馬鹿しいよね。でも、そこがとっても『帝国』らしいとも思うよ。自分たちで決めたルールは絶対厳守しようとする」
ただし、司令官は〝全艦殲滅〟というルールは厳守できていない。一度目はドレイクに〝告白言い逃げ〟され、二度目はドレイクの部下の乗った脱出艇を見逃した。
見事に全部ドレイクがらみだ。イルホンはぬるく笑いそうになるのをこらえ、真顔でうなずいた。
「でも、無人の状態で〝ゲート〟を潰すなら、ルール違反にはならないと思うんですが……」
「俺もそう思うし、殿下も思ってると思うよ。そもそも、確実に潰せる方法がわかっていれば、『帝国』は二百年前に真っ先に潰してただろ」
「本当に……誰が何の目的であんなものを作ったんでしょうね……」
深々と溜め息をつくと、何が面白かったのか、ドレイクはくすりと笑った。
「もしかしたら、特に目的はなかったのかもしれないよ」
「え?」
「作れるかどうかわからないから、遠く離れた宙域で試作してみた。試作品だから、三〇〇〇隻っていう上限があるし、瞬時に移動もできない。でも、わざわざ壊す必要もないから、そのまま放置した」
「そんな、無責任な」
「もしかしたらの話だよ。もしかしたら……作ったのは殿下の遠い遠いご先祖様かもしれない」
「それは……しそうですね。実験好きですから」
思わずイルホンは噴き出してしまった。不謹慎だが、妙に説得力がある。
ドレイクはにっこり笑うと、そろそろ帰ろうかと切り出した。
「〝ゲート〟潰しをするかしないか、決断するのは殿下のお仕事。編制の見直しをするかしないかも殿下のお仕事。殿下の忠臣たる俺たちは、ただ粛々と命令に従うのみ」
「大佐は時々逆らってるじゃないですか」
我慢できずに突っこんだイルホンに、ドレイクはすまして反論した。
「だって、この艦隊じゃ俺しかできないことでしょ? 俺は殿下にならいつ殺されてもかまわないと思ってるし。ただし、部下を殺せと命令された場合を除く」
それが、ドレイクが司令官に上申した〝対応策〟だった。
「こう言ったら何ですが……」
大雑把だがわかりやすいドレイクの説明を聞いた後、イルホンは困惑して物申した。
「それだと、対応するのは大佐ではなく、殿下ということになりませんか?」
「まあ、そうなるね」
対面のソファで、ドレイクは他人事のように同意した。
「でも、俺は『対応策を考える』とは言ったけど、『自分ができる対応策を考える』とは一言も言ってない」
「あっ……」
イルホンは声を上げ、ドレイクはニタニタと笑った。
確かに、ドレイクは自分が対応するとは言っていなかった。しかし、あんなふうに言われたら、たいていの人間はドレイク自身がその対応策を実行するのだと思うはずだ。
「あの七班長が大佐を〝大魔王〟と呼ぶ理由が初めてわかった気がしました……」
「失礼な。俺が本当に〝大魔王〟だったら、言ったことでも言ってなかったことにするよ。それができないから最初から言わないんじゃない。小心者なんだよ、俺は」
「本当に小心者だったら、そんな言い逃れはできませんよ……」
「それに、殿下も〝対応策〟としては認めてくれたよ。ただまあ、対応できるかどうかは明言しなかったけど」
「それはそうでしょう。護衛艦隊は任務の一つとして〝ゲート〟の監視はしていますが、それ以外のことは陛下の許可や命令がなければできません」
「陛下ねえ……確か、殿下は陛下の後見人してるんじゃなかった?」
「してますけど、それを笠に着て〝ゲート潰し〟を強行したら、皇帝軍の幹部たちから総スカンを食らうと思いますよ。たとえ司令官が元皇太子でも、護衛艦隊は皇帝軍より格下ということになっていますから」
「あー、そういやそうだったか。ややこしいねえ」
ドレイクは苦笑いすると、徳用チョコレートを口の中に放りこみ、ガリガリと噛み砕いた。
「今さらだけど、イルホンくん。イルホンくんはあの〝ゲート〟についてどれくらい知ってる?」
本当に今さらだが、そうとわかっていながら問うのだから、何かしら理由があるのだろう。
イルホンは膝の上で両手を組むと、言葉を選びながら慎重に答えた。
「そうですね……恥ずかしながら、専門的なことはほぼ知りません。ただ、あれは自然発生したワームホールではなく、何者かによって作られたワープトンネルではないかという仮説は聞いたことがあります。根拠は……『宇宙船が無傷で往復できるワームホールなど存在するはずがない』」
「あ、それ。俺も聞いたことあるな」
はたして、イルホンの回答はドレイクの期待に添っていたのか、満足げににやにやした。
「まるで根拠はないけど、その仮説は個人的に支持してる。あの〝ゲート〟はあまりにも人間に都合がよすぎる」
「ということは……あれを作ったのは人間なんですか?」
「うーん。それは何とも言えないね。いつからあそこにあるのかすらわかってないんだから。ちなみに、ザイン星系の調査船が〝ゲート〟を〝発見〟したっていうの、あれ、大嘘だよ。無人状態の〝ゲート〟は感知できないから、知らずに中に突っこんじまって、見知らぬ力に引っ張られるまま前進していたら、あらまあ、なんということでしょう、無事に〝ゲート〟の外に出られてしまいました、っていうのが真相」
「それは知りませんでした……『連合』では誰でもそうと知っているんですか?」
「いーや。『連合』でも〝発見〟したことになってるよ。俺が読んだのは『連邦』で出版された暴露本。歴史に関してなら、『連邦』の本のほうがおおむね正しい。『連合』の都合のいいように改竄してないからね」
「よく読めましたね」
「まあね。その気になれば、手立てはいくらでもある」
ドレイクはにやりと笑うと、口直しのようにコーヒーを飲んだ。
「そんなわけで、あの〝ゲート〟は謎だらけで、『連合』も『帝国』も使い方しかわかっていない。でも、『帝国』は独立した後、あの〝ゲート〟を監視するだけで、『連合』のように利用してはいなかったんだよね。どうしてだろうって不思議に思ってたんだけど、こっちの教科書を読ませてもらって腑に落ちた。『帝国』では、あれは〝地獄の門〟と呼ばれて忌避されてたんだね。言い得て妙だ」
「あ、はい……壊そうとした皇帝も中にはいたらしいですが……」
「今日、殿下が言った理由で諦めた……っていうわけか」
「そうらしいですね。でも、俺も不思議には思っていたんです」
ドレイクにつられて、イルホンは今まで胸のうちに隠していたことを口にした。
「〝ゲート〟は宇宙船が中にいる間だけは目視もできるようになるそうですね? だから、うちの艦隊はいつも同じ座標に現地集合して布陣できる」
「うん、そのとおり。俺も不思議だけど、あの〝ゲート〟はそういうふうにできてるよ」
「それなら、『連合』が出てくるまで待っていなくてもいいんじゃないかと思ったんです。『連合』が〝ゲート〟の中にいる間に、こちら側から無人突撃艦群を突入させて自爆させたら……」
そこまで言いかけて、イルホンは思い出した。司令官に採用試験を出されたドレイクが、のちに〈孤独に〉と命名された軍艦の中で、〝死刑場〟をなくす方法を考えていると話したことを。
〝ゲート〟が使えなくなれば、今ほど頻繁に攻撃もしかけられなくなる。〝ゲート〟潰しはその方法の一つではないのか?
ついドレイクの顔を見つめると、ドレイクはイルホンが自分の発言を後悔していると思ったのか、気にするなとでもいうように微笑んでみせた。
「うん。俺も同じことを考えていたよ。ただ、〝ゲート〟はこの艦隊が管轄している第一宙域と外縁の境界区域にある。つまり、〝ゲート〟の中にいる間は第一宙域に侵入したことにはならない」
「それは確かにそうですが……こちらを攻撃するために来るとわかっているのに……」
「そうだよね。馬鹿馬鹿しいよね。でも、そこがとっても『帝国』らしいとも思うよ。自分たちで決めたルールは絶対厳守しようとする」
ただし、司令官は〝全艦殲滅〟というルールは厳守できていない。一度目はドレイクに〝告白言い逃げ〟され、二度目はドレイクの部下の乗った脱出艇を見逃した。
見事に全部ドレイクがらみだ。イルホンはぬるく笑いそうになるのをこらえ、真顔でうなずいた。
「でも、無人の状態で〝ゲート〟を潰すなら、ルール違反にはならないと思うんですが……」
「俺もそう思うし、殿下も思ってると思うよ。そもそも、確実に潰せる方法がわかっていれば、『帝国』は二百年前に真っ先に潰してただろ」
「本当に……誰が何の目的であんなものを作ったんでしょうね……」
深々と溜め息をつくと、何が面白かったのか、ドレイクはくすりと笑った。
「もしかしたら、特に目的はなかったのかもしれないよ」
「え?」
「作れるかどうかわからないから、遠く離れた宙域で試作してみた。試作品だから、三〇〇〇隻っていう上限があるし、瞬時に移動もできない。でも、わざわざ壊す必要もないから、そのまま放置した」
「そんな、無責任な」
「もしかしたらの話だよ。もしかしたら……作ったのは殿下の遠い遠いご先祖様かもしれない」
「それは……しそうですね。実験好きですから」
思わずイルホンは噴き出してしまった。不謹慎だが、妙に説得力がある。
ドレイクはにっこり笑うと、そろそろ帰ろうかと切り出した。
「〝ゲート〟潰しをするかしないか、決断するのは殿下のお仕事。編制の見直しをするかしないかも殿下のお仕事。殿下の忠臣たる俺たちは、ただ粛々と命令に従うのみ」
「大佐は時々逆らってるじゃないですか」
我慢できずに突っこんだイルホンに、ドレイクはすまして反論した。
「だって、この艦隊じゃ俺しかできないことでしょ? 俺は殿下にならいつ殺されてもかまわないと思ってるし。ただし、部下を殺せと命令された場合を除く」
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