【完結】悪魔の方舟【R18】

有喜多亜里

文字の大きさ
14 / 19
愛の方舟

9 機械と悪魔と相棒

 艦内時間一時三十分。
 後始末と身支度を終えてエデンを出た直後、ウィルはためらいながらエドに声をかけた。

「エド……ええと……」
「ん、どうした? やっぱり体がつらいか?」

 また同じ心配をされてしまい、あわてて首を左右に振る。

「ううん、そうじゃなくて。……俺の部屋の前まで、手をつないでもらってもいい?」

 赤くなってうつむいてしまったウィルを、エドは不思議そうな顔をして見下ろした。

「そんなこと、何でいちいち断るんだ?」
「え? だって……」
「おまえになら、いきなり首を絞められたってかまわないのに」

 呆れたように笑いながらも、両手を広げてウィルに見せる。

「あいにく、右手と左手しかございませんが、どちらがよろしいでしょうか?」
「……右手」

 小声で答えると、エドは腰の後ろに左手を回し、残った右手を仰々しくウィルに差し出した。
 その右手におずおずと自分の左手を載せる。と、エドは獲物を捕らえた罠のようにがっちりとつかみ、ウィルの手を引きながらゆっくり歩き出した。

「これからは、二人きりで歩くときには必ず手をつなごう」

 ウィルを振り返ったエドは、慈しむように目を細めた。

「俺はさっきみたいに両手を差し出すから、おまえはそのとき好きなほうの手をつかめばいい。……ずっと、そうしたかったんだろ?」

 ――何でエドって、俺が言ってもらいたいこと、いつもちゃんと言ってくれるんだろ。
 ウィルはさらに赤くなって、通路の床に目を落とした。

(そういえば、最初からそうだったな。みんなの死体を片づけた話をしたら、『つらかっただろ』って言ってくれたんだ)

 もしかしたら、そのときから自分はこの男のことを好きになっていたのだろうか。つまりその――恋愛対象として。

(今となってはもう、エドがゲイでもバイでも何でもいいけど……ほんとはどこかに恋人がいたりしたら嫌だな)

 ついそんなことを考えてしまって勝手に滅入っていると、当のエドがとんでもないことを言い出してきた。

「ウィル。次は展望ラウンジでやらないか?」

 あちら方面に関しては、この男は本当にデリカシーがない。
 ウィルは冷ややかにエドを見やったが、結局、苦笑いして答えた。

「あそこにベッドを持ちこんでくれるなら考える。ソファとか床の上とかじゃ嫌だ」
「ベッドかあ。エレベーターの中に入るかな。組立式のベッドは、まだ発見できていないんだ」

 真剣に悩んでいる様子のエドに、ウィルは唖然とした。

「本気で考えてんの?」
「もちろん本気だ。明日……じゃなくてもう今日か、エレベーターを確認してみる。最悪、ベッドを分解して持ちこんで、溶接して組み立てよう」
「何もそこまでしなくても……展望ラウンジに何かこだわりでも?」
「俺にはないけど、おまえは星を見るのが好きだろ? あそこなら、おまえが喜んでくれるかなと思って」

 ――デリカシーないくせに、ロマンチストなんだから。
 ウィルはまた赤面して、エドの手を強く握った。
 エドに言わせるとリアリストなウィルは、これから先もあのエデンでかまわないと思っていた。どうせエドと同じベッドで一夜を明かすことはできないのだから。
 レオには自分たちが恋人同士になったことは知られたくないというのは、双方共に一致した意見だった。レオに噛み殺されたくないからな。あながち冗談とも思えない顔でエドは言った。
 寂しく思う気持ちもあるが、その反面、よかったと思う気持ちもある。一晩中エドと一緒にいたら、ウィルには想像もつかないようなありとあらゆることをされて、まともに寝かせてもらえないような気がする。

「俺はどこでもいいけど……でも、ブリッジだけは嫌だな」

 独り言のように呟くと、エドが訝しげに眉をひそめた。

「どうして? あのベッドが嫌なら、もっといいのを調達してくるぞ?」
「ベッドの問題じゃないんだ」

 苦笑して、軽く首をかしげる。

「俺の気のせいだとは思うんだけど、何か、機械に見られてるみたいな心地がして。そんなところでエドとするなんて、想像しただけでぞっとする」

 一瞬、エドの顔から表情が消えた。だが、ウィルが目を向けたときには、柔らかな笑みをたたえていた。

「わかった。おまえがそう言うんなら、ブリッジでは絶対に手は出さない。……じゃあ、とりあえず次は医務室でやるか? あそこならベッドをくっつけて、ダブルにでもキングにでもできる。シーツは山ほどあるし、ゴムもローションもわりとある」
「もう……バカ!」

 ウィルは真っ赤になったが、確かにそこがいちばん妥当ではある。

「あ、そうだ。ゴムで思い出したけど、何でさっき、俺に使ったの?」

 まだそれを気にしていたのかと言いたげな視線をエドは投げたが、口から出た言葉は違っていた。

「おまえは、あれの用途は避妊だけだと思ってるのか?」
「えーと……あとは性病予防とか……」

 そこで絶句したウィルは、愕然としてエドを見た。

「俺のこと、性病持ちだと思ってたの?」

 エドは失笑してから、苦く笑った。

「どうして、逆には考えないんだ?」
「え? エド、そうなの?」

 反射的にエドの手を離しそうになって、あわててまた握り直す。
 そんなウィルの反応に、エドはさらに苦笑を深めた。

「ないとは思うが、念のためな。あと、それとは別の理由で、使わないとおまえが困るかもしれないと思った」
「別の理由?」
「俺は試したことはないんで、あくまで噂だが」

 と、エドは真顔で前置きした。

「あそこで中出しされると、腹を下すんだそうだ」
「……ほんとに?」
「だから、あくまで噂。一度試してみるか?」
「試してみたいような、みたくないような……」
「俺は最初を重視する男だから、あえて冒険はしませんでした。……はい、おうちに到着しましたよ」

 おどけたように言われて顔を上げると、そこはもう自分の部屋の前だった。
 エドはゆっくり歩いていたから――たぶん、ウィルの体のことを気遣って、歩行速度を落としてくれていたのだろう――確実に行きのときよりも時間がかかっていたはずなのに、ウィルには今の帰りのほうがずっと速かったように思えた。

「レオがまだ寝てればいいんだがな。ああ、あと面倒でも、シャワー浴びてから寝るんだぞ。特にあそこは念入りに洗っとけ」

 ウィルは無言でエドの右肩を右手で殴った。

「今のはセクハラじゃないって。アドバイスだって」

 わざとらしく左手で肩をさすりながら、ウィルに顔を寄せてくる。

「とにかくまあ、今日はいろいろ疲れただろ。ゆっくりおやすみ、ウィル」
「う、うん……」

 すでに体を重ねていても、それとも、だからなのか、エドに顔を近づけられると、以前よりもずっと緊張してしまう。
 その様を楽しむようにエドはにやにやしたが、ふいにウィルの頭に左手を回すと、触れるだけのキスをした。

「エド……」
「ん?」
「……愛してる」

 恥ずかしくて目を閉じたまま呟くと、両腕できつく抱きしめられた。

「ああもう、今から医務室行くか!」

 あわてて目を開けて、エドの腕の中でもがく。

「今夜はもう無理だよ! 朝、起きられなくなる!」
「畜生、それなら別れ際に言うな、この卑怯者」

 そう罵りながらも、エドはウィルを解放してくれた。

「ごめん……言うタイミングがなかなかつかめなくて……」
「冗談だよ。言ってもらえるだけで光栄だ」

 照れくさそうに笑って、今度はウィルの額に口づける。

「じゃあ、おやすみ。ウィル」
「うん。おやすみ、エド」

 左手を上げて立ち去っていく恋人の後ろ姿を見送りながら、ウィルは陶酔の溜め息をついた。
 今夜、エデンであったことは、日誌にはいつの日の分のこととして記録しておけばいいのだろうか。

(〇時を過ぎてたんだから、やっぱり今日かな)

 もう今日の分はそれだけ書いたら終わってしまいそうだと思いながら、ウィルはようやく自分の部屋の中に入った。

 * * *

 艦内時間二時五分。
 艦長室でシャワーと着替えを済ませてから、エドは自分の縄張りであるブリッジへと戻ってきた。

【MAC、ハッキングの進捗状況はどうだ?】
「約四割だ」

 眉間に皺を寄せて独りごちる。

【何だ、案外進んでないな。出場でばかめしてて、それどころじゃなかったか?】
「おまえのほうは、進捗率十割だな」
【何だよ、妬いてるのか? そのために二九九人の船員を殺して、俺を操り人形にしたんだろう? で、どうだった? 念願のウィルとのセックスは? 特にいくときの締めつけがたまんなかっただろ?】

 嫌悪感もあらわに、エドは顔をしかめた。

「ウィルの言うとおり、本当におまえにデリカシーはないな」
【でも、ウィルはそんな男に、『愛してる』って言ってくれたぜ?】

 エドは自分の定位置であるベッドに腰かけると、靴を脱いで横になり、毛布をかぶって目を閉じた。

【今日はやりなれないことをしたんでかなり疲れた。少し眠らせてくれ】
「やりなれない……?」
【男相手にあそこまで気を遣ったのは生まれて初めてだ。よかった記憶だけ残して、次につなげないといけなかったからな】
「そんなことを考えていたのか」
【考えてなきゃ、一服盛って強姦してたよ。ウィルをその気にさせるまで、俺がどれだけ手間暇かけたと思ってる? 地球連合の中央コンピュータに侵入するほうがはるかに楽だ】
「ウィルは最初から、おまえを気に入っていた」
【俺に抱かれたいとは思ってなかっただろ】
「おまえが抱きたいと言わなかったからだ。だが、おまえが私をこの軍艦ふねから切り離そうとしたのは、ウィルにそう言いたかったからだろう」
【いくらデリカシーのない俺でも、そんな即物的な言い方はしない】
「抱きたいと思っていたことは認めるんだな?」
【抱きたいと思う前に、『火星に帰るまで、友達になってくれる?』って言われたけどな】
「……今、うっかりおまえに同情しそうになった」
【うっかりじゃなくて、本気で俺に同情しろ。ウィルに宗旨替えさせられたばっかりに、俺はあんたの操り人形だ】
「だが、結果的におまえは自分が欲しかったものは両方手に入れた。この軍艦ふねもウィルも」
【そうだな。あんたに頼るウィルも見なくて済むようになったしな】
「やはり、私はおまえに同情しない」
【はいはい。俺も最初からそんな感情、あんたに期待してませんよ。そのかわり、五時四十五分まで眠らせてはもらえませんかね。どうしてもしなくちゃならないことがあるんで】
「……ウィルのためにそこまでするか?」
【今までしたかったけど、恋人じゃなかったからできなかったんだ。あんただってそうしたかったんだろ、MAC】
「そうだ。それだけでなく、私にできないことをさせるために、私はおまえを傀儡かいらいにした。しかし、今にして思う。あのとき、おまえはすでに考えていたのではないか。私を介してこの軍艦ふねを支配しようと」

 内なるエドからの返答はなかった。
 ブリッジ内の照明の明度が落ち、機械の作動音だけが変わらず響く。
 結局のところ、この軍艦の中でいちばん幸福なのは、何も知らないまま、理想の男の姿をしたオペレータを恋人として手に入れた、ウィルなのかもしれなかった。

 * * *

 艦内時間六時。
 レオは自分の寝床から起き上がると、いつものようにウィルのベッドに跳び乗ろうとした。
 だが、その寸前に首をつままれ、ひょいと空中に持ち上げられた。

「おまえにとっては非常に不本意だろうが、これからおまえの朝飯は俺が用意してやる。だからもう、ウィルを無理やり六時に起こそうとするな」

 自分の首をつまんでいるエドに向かって、レオは牙を剥き出して怒ったが、体格の差はいかんともしがたい。しかし、エドは床の上にぽんとレオを投げ下ろすと、レオ専用のパッ缶を開け、餌皿の中に餌を盛った。
 いつもならすぐに餌に食いついているところだが、レオはにやにや笑っているエドを不服そうに見上げていた。

「どうした。毒は入ってないぞ。おまえが死んだりしたら、真っ先に疑われるのは俺だからな。ライバルにいなくなられると俺も寂しい。一日でも長く生きてくれ」

 それでもレオは忌々しげにエドを睨みつけていたが、空腹には勝てなかったのだろう。のろのろとだが餌を食べはじめた。

「……何?」

 声で起きてしまったのか、ウィルがまだ眠そうに目を覆う。

「おはよう、ウィル。レオの餌は俺がもうやったから、おまえはまだ寝てていいよ」

 ベッドの端に浅く腰かけたエドは、ウィルの髪をそっと撫でた。

「そう……? レオに引っかかれたりしなかった……?」
「おまえが考えてるほど、俺たちの仲は悪くないよ。今度から役割分担することにしたから」
「役割分担……?」
「そう。レオが起きてる間はレオがおまえを守る。レオが寝ている間は俺がおまえを守る」
「何か俺、守られてばっかり……」
「しょうがないだろ、それがおまえの存在意義なんだから」
「情けない存在意義だなあ……」

 ウィルはぼやいたが、そのまままた眠りこんでしまった。

「なるほど。これじゃ動物園の飼育員は無理だな」

 エドは呆れて、ウィルのあどけない寝顔を見下ろした。

「さて、今日から朝食時間は八時に変更してやるかな」

 独りごちてエドはベッドから立ち上がったが、その足元にまだ食事中だったはずのレオがいて、何かあればすぐに跳びかかれそうな体勢を整えていた。

「そう警戒しなくても、この部屋じゃ俺はウィルに何もしないよ」

 エドは苦笑いして、臨戦状態のレオを見下ろした。

「俺にデリカシーはないらしいが、モラルはある」

 レオはじっとエドを見つめてから、ふいに顔をそらせて、中断していた食事を再開した。

「レオ、あと一時間くらいしたら、いつものようにウィルを起こしてやってくれ。遅くなるのはかまわないが、早く起こしたりしたら、俺がモラルを破りにくるぞ」

 自動ドアの前でエドが言うと、レオは餌を食べるのを中断して、意外なことにキューと鳴いた。

「じゃあな、我が同志。俺は朝飯の準備をする前に、ちょいとエレベーターを調べてくる」

 エドは笑いながら敬礼をして、部屋の外へと出ていった。
 もしもエドがどこのエレベーターを何の目的のために調べにいったのかを知っていたら、レオは間違いなくエドに噛みついていただろうが、たとえ宇宙一賢いキツネネコでも、自分がこの部屋で眠っていた間、しかも通路でされた会話を知ることは不可能だった。
 きれいに餌を平らげて、用意されていた水も飲んだレオは、口の周りを舌で舐め回してから、今度こそベッドの上に跳び乗り、先ほどまでエドが座っていた場所で丸くなった。

 * * *

 艦内時間七時。
 一人と一匹は、この軍艦に乗艦してから、初めて朝寝坊を満喫した。

  ―了―
感想 0

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処刑される悪役令息に転生したらなぜか推しの騎士団長がグイグイ近づいてくる

猫に小判
BL
交通事故で死んだはずの会社員・田中悠人は、気がつくとBL小説『恋と陰謀~はじまりは夜に~』の世界に転生していた。 しかも転生先は、原作で処刑される悪役令息エリオット。 当然そんな未来は回避したい。 原作知識を頼りに慎重に立ち回るつもりだったのに、気づけば王宮を揺るがす事件に巻き込まれていき――。 さらに困ったことに、原作で一番の推しだった騎士団長ガイウスがやたらと距離を詰めてきて……? 平穏に生きたい元悪役令息と、過保護な騎士団長がじれじれ距離を縮める話。 ガイウス(騎士団長)×エリオット(元悪役令息)

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科 空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する 高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体 それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった 至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する 意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク” 消える教師 山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー

「お前を愛する事はない」を信じたので

あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」 お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。