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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
09【引っ越しついでに演習編06】元マクスウェル大佐隊的作戦会議
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【前パラディン大佐隊・第十一班第一号待機室】
ロノウェ
「エリゴール……おまえ、本当に大佐と話し合ったのか……?」
エリゴール
「もちろん話し合った。その結果、とりあえず今回は軍艦を宇宙空間に飛ばせればいいということでああなった。ちなみに、作戦立案は俺たちに丸投げだ。そこは元ウェーバー大佐隊と同じだな」
ロノウェ
「とりあえず飛ばせればいいって……そういや、元ウェーバー大佐隊の予備ドックは使えるようになってるのか?」
エリゴール
「ああ、そっちは大佐が人を手配して、明日の夜には使えるようにしといてくれるそうだ。ただし、待機室内の掃除は自分たちでしろだと。隊員以外の人間は極力入れたくないそうだ」
ザボエス
「それはまあ、セキュリティの面から考えて妥当だが……今回の演習内容は何なんだ? 『帝国』役と『連合』役に分かれて戦うってのはまだしも、中身は完全に俺らVS元ウェーバー大佐隊になっちまってるじゃねえか。しかも大佐は俺らサイド」
エリゴール
「そりゃ、俺らのほうが艦数が圧倒的に少ないのと、元ウェーバー大佐隊はまだ大佐の軍艦と一度も一緒に飛んだことがないからだ。接触事故でも起こされたら困るだろ?」
ロノウェ
「それは確かに困るな。元ウェーバー大佐隊だったら、思いつめて自殺しちまいそうだ」
エリゴール
「最終的には、うちはアルスター大佐隊は完全に無視して、隊内で二組に分かれて『連合』の右翼を挟撃する予定になってるんだけどな。いきなりそれは無理そうだから、段階を踏んでやっていこうということになった」
レラージュ
「え? もうそこまで決めてあるんですか?」
エリゴール
「ある。でなきゃ、次の出撃までに間に合わねえ」
ロノウェ
「だったらそれ、元ウェーバー大佐隊にも教えてやったほうがいいんじゃねえのか?」
エリゴール
「……知らないほうが幸せってこともあるだろ」
ヴァッサゴ
「意味がわからない」
エリゴール
「まあ、そんなわけで。……とっとと作戦考えろ」
ロノウェ
「考えろって言われてもなあ……〝勝つ〟ってことはどういうことか、よく考えて作戦立案するように、だったか? 『帝国』にとっては〝全艦殲滅〟しかねえだろ。どう考えたって俺ら、勝てるわけがねえ」
エリゴール
「勝つ気でいたのか?」
ロノウェ
「そりゃ勝ちたいだろ。やられっぱなしで負けてくとこ、大佐に見られたくねえよ」
ザボエス
「そうは言ってもな。こっちの艦数は五分の一。しかも護衛艦。これで勝てたら俺らは伝説だ。そもそも、俺らは『連合』役だぞ? 『連合』が『帝国』に勝っちまったらまずいだろうが」
ロノウェ
「『連合』だって、反撃はするだろ」
エリゴール
「……それもそうだな。じゃあ、今回は大佐の軍艦にも攻撃参加してもらうか」
ロノウェ
「えっ?」
エリゴール
「それほど驚くようなことか? ただでさえ艦数少ないんだから、むしろ当然のことだろ」
ロノウェ
「言われてみりゃそのとおりだが……どれくらい使えるんだ、あの軍艦?」
エリゴール
「さあ……大佐にも乗組員にもわからねえんじゃねえか? ずっと護衛やってたしな」
ザボエス
「実力未知数か。いずれにしろ、大佐にも攻撃参加してもらうんなら、うちの隊員、誰か乗させてもらわねえと。……って、もう決まりきってるけどな」
ヴァッサゴ
「ああ。大佐はその一人しか乗艦を許さない……」
エリゴール
「は?」
ロノウェ
「エリゴール、言い出しっぺはおまえだ。おまえが大佐に作戦伝えて、攻撃参加してもらうように頼んで、ついでに演習んとき、軍艦に乗せてもらえ」
エリゴール
「……何?」
ロノウェ
「よし、決まった。元ウェーバー大佐隊に勝って、伝説になってやる!」
ザボエス
「たぶん勝てないだろうとは思うが、万が一勝っちまったら、元ウェーバー大佐隊にとってはトラウマだな」
ヴァッサゴ
「一生残りそうなトラウマだ……」
***
【前パラディン大佐隊・執務室】
パラディン
「モルトヴァン……どうしよう?」
モルトヴァン
「何がですか?」
パラディン
「思いつきで言っただけなのに、エリゴール中佐が私の軍艦に乗ってくれる!」
モルトヴァン
「あー、はいはい。よかったですね」
パラディン
「態度悪いな。解任してエリゴール中佐を副官にするぞ?」
モルトヴァン
「今はそんなことを考えていらっしゃるんですね。私はいっこうにかまいませんが、エリゴール中佐は絶対に受諾しないでしょう」
パラディン
「くっ……私もそう思っているから言い返せない……!」
ロノウェ
「エリゴール……おまえ、本当に大佐と話し合ったのか……?」
エリゴール
「もちろん話し合った。その結果、とりあえず今回は軍艦を宇宙空間に飛ばせればいいということでああなった。ちなみに、作戦立案は俺たちに丸投げだ。そこは元ウェーバー大佐隊と同じだな」
ロノウェ
「とりあえず飛ばせればいいって……そういや、元ウェーバー大佐隊の予備ドックは使えるようになってるのか?」
エリゴール
「ああ、そっちは大佐が人を手配して、明日の夜には使えるようにしといてくれるそうだ。ただし、待機室内の掃除は自分たちでしろだと。隊員以外の人間は極力入れたくないそうだ」
ザボエス
「それはまあ、セキュリティの面から考えて妥当だが……今回の演習内容は何なんだ? 『帝国』役と『連合』役に分かれて戦うってのはまだしも、中身は完全に俺らVS元ウェーバー大佐隊になっちまってるじゃねえか。しかも大佐は俺らサイド」
エリゴール
「そりゃ、俺らのほうが艦数が圧倒的に少ないのと、元ウェーバー大佐隊はまだ大佐の軍艦と一度も一緒に飛んだことがないからだ。接触事故でも起こされたら困るだろ?」
ロノウェ
「それは確かに困るな。元ウェーバー大佐隊だったら、思いつめて自殺しちまいそうだ」
エリゴール
「最終的には、うちはアルスター大佐隊は完全に無視して、隊内で二組に分かれて『連合』の右翼を挟撃する予定になってるんだけどな。いきなりそれは無理そうだから、段階を踏んでやっていこうということになった」
レラージュ
「え? もうそこまで決めてあるんですか?」
エリゴール
「ある。でなきゃ、次の出撃までに間に合わねえ」
ロノウェ
「だったらそれ、元ウェーバー大佐隊にも教えてやったほうがいいんじゃねえのか?」
エリゴール
「……知らないほうが幸せってこともあるだろ」
ヴァッサゴ
「意味がわからない」
エリゴール
「まあ、そんなわけで。……とっとと作戦考えろ」
ロノウェ
「考えろって言われてもなあ……〝勝つ〟ってことはどういうことか、よく考えて作戦立案するように、だったか? 『帝国』にとっては〝全艦殲滅〟しかねえだろ。どう考えたって俺ら、勝てるわけがねえ」
エリゴール
「勝つ気でいたのか?」
ロノウェ
「そりゃ勝ちたいだろ。やられっぱなしで負けてくとこ、大佐に見られたくねえよ」
ザボエス
「そうは言ってもな。こっちの艦数は五分の一。しかも護衛艦。これで勝てたら俺らは伝説だ。そもそも、俺らは『連合』役だぞ? 『連合』が『帝国』に勝っちまったらまずいだろうが」
ロノウェ
「『連合』だって、反撃はするだろ」
エリゴール
「……それもそうだな。じゃあ、今回は大佐の軍艦にも攻撃参加してもらうか」
ロノウェ
「えっ?」
エリゴール
「それほど驚くようなことか? ただでさえ艦数少ないんだから、むしろ当然のことだろ」
ロノウェ
「言われてみりゃそのとおりだが……どれくらい使えるんだ、あの軍艦?」
エリゴール
「さあ……大佐にも乗組員にもわからねえんじゃねえか? ずっと護衛やってたしな」
ザボエス
「実力未知数か。いずれにしろ、大佐にも攻撃参加してもらうんなら、うちの隊員、誰か乗させてもらわねえと。……って、もう決まりきってるけどな」
ヴァッサゴ
「ああ。大佐はその一人しか乗艦を許さない……」
エリゴール
「は?」
ロノウェ
「エリゴール、言い出しっぺはおまえだ。おまえが大佐に作戦伝えて、攻撃参加してもらうように頼んで、ついでに演習んとき、軍艦に乗せてもらえ」
エリゴール
「……何?」
ロノウェ
「よし、決まった。元ウェーバー大佐隊に勝って、伝説になってやる!」
ザボエス
「たぶん勝てないだろうとは思うが、万が一勝っちまったら、元ウェーバー大佐隊にとってはトラウマだな」
ヴァッサゴ
「一生残りそうなトラウマだ……」
***
【前パラディン大佐隊・執務室】
パラディン
「モルトヴァン……どうしよう?」
モルトヴァン
「何がですか?」
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「思いつきで言っただけなのに、エリゴール中佐が私の軍艦に乗ってくれる!」
モルトヴァン
「あー、はいはい。よかったですね」
パラディン
「態度悪いな。解任してエリゴール中佐を副官にするぞ?」
モルトヴァン
「今はそんなことを考えていらっしゃるんですね。私はいっこうにかまいませんが、エリゴール中佐は絶対に受諾しないでしょう」
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「くっ……私もそう思っているから言い返せない……!」
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