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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
82【合流編01】十一班第一号的探求
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【パラディン大佐隊・第十一班第一号待機室】
班員A
「〝移動隊形〟と〝護衛隊形〟、買ってきたぞ!」
班員たち
「おう!」
班員A
「まずは〝ファイアー・ウォール〟を作る! 〝護衛隊形〟を六つ切り出して……横一列に並べる!」
班員たち
「おお! 〝ファイアー・ウォール〟!」
班員A
「ちなみに、このとき倒れないように多少厚めに切るのがポイントだ」
班員B
「この〝護衛隊形〟は、最初からいい感じに〝護衛隊形〟な形になってるな」
班員A
「わざとそういうの選んで買ってきたんだよ。じゃあ、最初は〝移動隊形〟を並べてみるか」
班員A、テーブルの上の〝ファイアー・ウォール〟の前に、〝移動隊形〟を四つ並べて置く。
班員B
「……なるほど。大佐からはこう見えてたのか」
班員C
「想像すると笑える」
班員A
「では、今度は〝護衛隊形〟の残りを置いてみる」
班員A、〝移動隊形〟をどかして、〝護衛隊形〟の残りを置く。
班員B
「……ほんとだ……ほんとにこの隊形は〝ロールケーキ〟だ……」
班員C
「こっちは大佐側からだと面白くないな」
班員A
「やっぱ、〝ファイアー・ウォール〟側から見ないと」
班員B
「あのときは、この〝ロールケーキ〟が、こっちからこっちに猛スピードで移動してた」
班員A
「畜生、この〝ロールケーキ〟、高速移動させてえ!」
班員B
「転がしちゃ駄目だよな。この形のまま横移動しないと」
班員C
「何かいい方法ないか?」
班員D
「〝ロールケーキ〟包み直して、紐つけて勢いよく引っ張るってのはどうだ?」
班員たち
「天才か!?」
班員A
「よし! じゃあ、誰か紐持ってきてくれ!」
班員B
「ロープはあるが、紐はないな……」
班員A
「ロープは駄目だろ、ロープは……」
班員E
「……糸でよければ持ってるが……」
班員A
「糸? ……おまえ、何で裁縫セット持ってるんだよ……」
班員E
「あると便利なんだ。……いろいろ」
班員B
「まあ、何でもいいや! その糸で〝ロールケーキ〟くくってくれ!」
班員E
「わかった。……〝ロールケーキ〟に近い色の糸のほうがいいか……」
班員B
「おまえ、縛るのも手慣れてるな……」
班員E
「できたぞ。さあ、引っ張れ!」
班員A
「ちょっと待て! ちゃんと端っこから始めないと!」
班員B
「そうだな……よし、準備完了! 〝ファイアー・ウォール〟の前を突っ走れ!」
班員A
「……駄目だ! 真ん中一本だと〝ロールケーキ〟が曲がる!」
班員E
「だったら、両端二本にする! 両手で同時に引っ張ればまっすぐになるはず!」
班員A
「なるほど! ……今度はどうだ!」
班員B
「駄目だ! 今度は〝ロールケーキ〟が転がっちまう!」
班員C
「引っ張り方が悪いんじゃないか?」
班員D
「うーん……安定させて転がりにくくしたらどうだ? 厚紙切って、〝ロールケーキ〟と糸の間に挟みこんでみるとか?」
班員たち
「天才だろ!?」
班員E
「厚紙か。……こんなもんでどうだ?」
班員B
「本当に器用だな……」
班員A
「よし、今度こそ……どうだ!」
班員たち
「……やった! 成功だ……!」
班員B
「もう一回やってみてくれ! 今度はうちの班視点で撮影する!」
班員C
「じゃあ、俺は〝ファイアー・ウォール〟の反対側から!」
班員B
「そうか! これならそっちからも見られるんだな!」
班員A
「準備はいいか! 行くぞ!」
班員たち
「おう!」
ロノウェ
「……まあ、休憩時間中なら、ロールケーキで遊んでたって別にかまいやしねえがな……」
レラージュ
「うちの乗組員たちは、どうしてあれほどあれに夢中になっているんでしょうか」
ロノウェ
「あれにはあいつらの何かを刺激するものがあるんだろ」
レラージュ
「班長は?」
ロノウェ
「……あっちの〝ショートケーキ〟は、どうすりゃ〝ロールケーキ〟みたいに動かすことができるんだろうな……」
レラージュ
「……難問です……」
そのとき、ロノウェの携帯電話が鳴る。
ロノウェ
「誰だ、こんな時間に……って、エリゴール!?」
携帯電話を取り出して驚くロノウェ。
エリゴールの名前を聞いて、ロールケーキで遊んでいた班員たちがピタリと動きを止める。
レラージュ
「元四班長!? 班長! 早く出てください!」
ロノウェ
「わ、わかった……おう、今度は何だ?」
ゲアプ
(まさか……明日も訓練か? 出撃はもう三日後なのに……眠い)
班員A
「〝移動隊形〟と〝護衛隊形〟、買ってきたぞ!」
班員たち
「おう!」
班員A
「まずは〝ファイアー・ウォール〟を作る! 〝護衛隊形〟を六つ切り出して……横一列に並べる!」
班員たち
「おお! 〝ファイアー・ウォール〟!」
班員A
「ちなみに、このとき倒れないように多少厚めに切るのがポイントだ」
班員B
「この〝護衛隊形〟は、最初からいい感じに〝護衛隊形〟な形になってるな」
班員A
「わざとそういうの選んで買ってきたんだよ。じゃあ、最初は〝移動隊形〟を並べてみるか」
班員A、テーブルの上の〝ファイアー・ウォール〟の前に、〝移動隊形〟を四つ並べて置く。
班員B
「……なるほど。大佐からはこう見えてたのか」
班員C
「想像すると笑える」
班員A
「では、今度は〝護衛隊形〟の残りを置いてみる」
班員A、〝移動隊形〟をどかして、〝護衛隊形〟の残りを置く。
班員B
「……ほんとだ……ほんとにこの隊形は〝ロールケーキ〟だ……」
班員C
「こっちは大佐側からだと面白くないな」
班員A
「やっぱ、〝ファイアー・ウォール〟側から見ないと」
班員B
「あのときは、この〝ロールケーキ〟が、こっちからこっちに猛スピードで移動してた」
班員A
「畜生、この〝ロールケーキ〟、高速移動させてえ!」
班員B
「転がしちゃ駄目だよな。この形のまま横移動しないと」
班員C
「何かいい方法ないか?」
班員D
「〝ロールケーキ〟包み直して、紐つけて勢いよく引っ張るってのはどうだ?」
班員たち
「天才か!?」
班員A
「よし! じゃあ、誰か紐持ってきてくれ!」
班員B
「ロープはあるが、紐はないな……」
班員A
「ロープは駄目だろ、ロープは……」
班員E
「……糸でよければ持ってるが……」
班員A
「糸? ……おまえ、何で裁縫セット持ってるんだよ……」
班員E
「あると便利なんだ。……いろいろ」
班員B
「まあ、何でもいいや! その糸で〝ロールケーキ〟くくってくれ!」
班員E
「わかった。……〝ロールケーキ〟に近い色の糸のほうがいいか……」
班員B
「おまえ、縛るのも手慣れてるな……」
班員E
「できたぞ。さあ、引っ張れ!」
班員A
「ちょっと待て! ちゃんと端っこから始めないと!」
班員B
「そうだな……よし、準備完了! 〝ファイアー・ウォール〟の前を突っ走れ!」
班員A
「……駄目だ! 真ん中一本だと〝ロールケーキ〟が曲がる!」
班員E
「だったら、両端二本にする! 両手で同時に引っ張ればまっすぐになるはず!」
班員A
「なるほど! ……今度はどうだ!」
班員B
「駄目だ! 今度は〝ロールケーキ〟が転がっちまう!」
班員C
「引っ張り方が悪いんじゃないか?」
班員D
「うーん……安定させて転がりにくくしたらどうだ? 厚紙切って、〝ロールケーキ〟と糸の間に挟みこんでみるとか?」
班員たち
「天才だろ!?」
班員E
「厚紙か。……こんなもんでどうだ?」
班員B
「本当に器用だな……」
班員A
「よし、今度こそ……どうだ!」
班員たち
「……やった! 成功だ……!」
班員B
「もう一回やってみてくれ! 今度はうちの班視点で撮影する!」
班員C
「じゃあ、俺は〝ファイアー・ウォール〟の反対側から!」
班員B
「そうか! これならそっちからも見られるんだな!」
班員A
「準備はいいか! 行くぞ!」
班員たち
「おう!」
ロノウェ
「……まあ、休憩時間中なら、ロールケーキで遊んでたって別にかまいやしねえがな……」
レラージュ
「うちの乗組員たちは、どうしてあれほどあれに夢中になっているんでしょうか」
ロノウェ
「あれにはあいつらの何かを刺激するものがあるんだろ」
レラージュ
「班長は?」
ロノウェ
「……あっちの〝ショートケーキ〟は、どうすりゃ〝ロールケーキ〟みたいに動かすことができるんだろうな……」
レラージュ
「……難問です……」
そのとき、ロノウェの携帯電話が鳴る。
ロノウェ
「誰だ、こんな時間に……って、エリゴール!?」
携帯電話を取り出して驚くロノウェ。
エリゴールの名前を聞いて、ロールケーキで遊んでいた班員たちがピタリと動きを止める。
レラージュ
「元四班長!? 班長! 早く出てください!」
ロノウェ
「わ、わかった……おう、今度は何だ?」
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(まさか……明日も訓練か? 出撃はもう三日後なのに……眠い)
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