308 / 349
砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
289【挨拶回りの前後編41】七班の場合(二巡目)
しおりを挟む
【パラディン大佐隊・第七班第一号ブリッジ】
副長
「で、班長。一巡目の結果を踏まえた上で、二巡目はどうする?」
七班長・カットナー
「うーん。一巡目よりちょっとでもいいタイムが出せれば、〝留守番〟だけは回避できそうなんだけどなー。何か、十五秒は切れないと恥ずかしいみたいな雰囲気になってきたよなー」
副長
「雰囲気で決めるのかよ」
カットナー
「雰囲気だ。……じゃあ、今度は五班の二巡目のタイム越えを狙ってみるか」
副長
「狙ったところで、うちは一巡目のタイムが五班より下だから、上には絶対行けないぞ?」
カットナー
「それはわかってる。でも、たとえ二巡目でも、五班を越えたら気持ちいいだろ?」
副長
「……やっぱり、五班長が嫌いなのか?」
カットナー
「何で『やっぱり』なんだよ? 俺は五班長に小言言われるの好きだぜ? 何かこう、バラード班長みたいで懐かしい」
副長
「そうだったな……おまえ、バラード班長の小言も聞き流してたっけな……」
カットナー
「俺にとっては癒やしのBGMだ」
副長
「癒やし……あれが癒やし……」
カットナー
「本当に嫌われたら、小言も言われなくなるだろ?」
副長
「それはそうかもしれないが……改めて、バラード班長に同情」
***
【パラディン大佐隊・第八班第一号ブリッジ】
パラディン
『それでは、七班の二巡目の計測、開始します! 五、四、三、二、一、ゴー!』
八班長・ブロック
「うわ! 七班が本気出してきた!」
副長・ウィルスン
「どうせ出すなら一巡目から出せよ!」
ブロック
「同感だ! でも、カットナーなら、一巡目よりちょっといいくらいのタイムを狙ってくると思ってた!」
ウィルスン
「でもまあ、三班には届かないか」
ブロック
「三班には届かない。……一巡目の計測前には絶対に言えなかったセリフだな」
ウィルスン
「元四班長がすごいのか……元三班長がアレだったのか……」
ブロック
「たぶん、両方」
***
【パラディン大佐隊・第七班第一号ブリッジ】
パラディン
『七班、お疲れ様! 二巡目のタイムは……五分十四秒一九! よく頑張ったね! でも、最終タイムは一巡目の五分十七秒二三! できれば一巡目から頑張ってほしかった!』
七班長・カットナー
「ですよねー!」
副長
「おまけに、本気を出しても、五班の二巡目のタイムは越えられなかった……!」
カットナー
「まあ、それがうちの実力ってことだな。とりあえず、十四秒台出せたからいいや。あとは、九班、十班がどこに来るかだな」
副長
「次の八班は?」
カットナー
「〝無旋回〟は、俺たちより上のレベルを狙ってるだろ。たぶん、二巡目は三班の一巡目のタイムを目標にするんじゃねえかな? まあ、越えられたとしても、最終タイムは一巡目だ。五班の一巡目のタイムがもっとよければ、うちも本気でやったのになー」
副長
「五班に責任転嫁するな!」
副長
「で、班長。一巡目の結果を踏まえた上で、二巡目はどうする?」
七班長・カットナー
「うーん。一巡目よりちょっとでもいいタイムが出せれば、〝留守番〟だけは回避できそうなんだけどなー。何か、十五秒は切れないと恥ずかしいみたいな雰囲気になってきたよなー」
副長
「雰囲気で決めるのかよ」
カットナー
「雰囲気だ。……じゃあ、今度は五班の二巡目のタイム越えを狙ってみるか」
副長
「狙ったところで、うちは一巡目のタイムが五班より下だから、上には絶対行けないぞ?」
カットナー
「それはわかってる。でも、たとえ二巡目でも、五班を越えたら気持ちいいだろ?」
副長
「……やっぱり、五班長が嫌いなのか?」
カットナー
「何で『やっぱり』なんだよ? 俺は五班長に小言言われるの好きだぜ? 何かこう、バラード班長みたいで懐かしい」
副長
「そうだったな……おまえ、バラード班長の小言も聞き流してたっけな……」
カットナー
「俺にとっては癒やしのBGMだ」
副長
「癒やし……あれが癒やし……」
カットナー
「本当に嫌われたら、小言も言われなくなるだろ?」
副長
「それはそうかもしれないが……改めて、バラード班長に同情」
***
【パラディン大佐隊・第八班第一号ブリッジ】
パラディン
『それでは、七班の二巡目の計測、開始します! 五、四、三、二、一、ゴー!』
八班長・ブロック
「うわ! 七班が本気出してきた!」
副長・ウィルスン
「どうせ出すなら一巡目から出せよ!」
ブロック
「同感だ! でも、カットナーなら、一巡目よりちょっといいくらいのタイムを狙ってくると思ってた!」
ウィルスン
「でもまあ、三班には届かないか」
ブロック
「三班には届かない。……一巡目の計測前には絶対に言えなかったセリフだな」
ウィルスン
「元四班長がすごいのか……元三班長がアレだったのか……」
ブロック
「たぶん、両方」
***
【パラディン大佐隊・第七班第一号ブリッジ】
パラディン
『七班、お疲れ様! 二巡目のタイムは……五分十四秒一九! よく頑張ったね! でも、最終タイムは一巡目の五分十七秒二三! できれば一巡目から頑張ってほしかった!』
七班長・カットナー
「ですよねー!」
副長
「おまけに、本気を出しても、五班の二巡目のタイムは越えられなかった……!」
カットナー
「まあ、それがうちの実力ってことだな。とりあえず、十四秒台出せたからいいや。あとは、九班、十班がどこに来るかだな」
副長
「次の八班は?」
カットナー
「〝無旋回〟は、俺たちより上のレベルを狙ってるだろ。たぶん、二巡目は三班の一巡目のタイムを目標にするんじゃねえかな? まあ、越えられたとしても、最終タイムは一巡目だ。五班の一巡目のタイムがもっとよければ、うちも本気でやったのになー」
副長
「五班に責任転嫁するな!」
1
あなたにおすすめの小説
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。
彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。
……あ。
音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。
しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。
やばい、どうしよう。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に2話ずつ更新
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
虐げられた令息の第二の人生はスローライフ
りまり
BL
僕の生まれたこの世界は魔法があり魔物が出没する。
僕は由緒正しい公爵家に生まれながらも魔法の才能はなく剣術も全くダメで頭も下から数えたほうがいい方だと思う。
だから僕は家族にも公爵家の使用人にも馬鹿にされ食事もまともにもらえない。
救いだったのは僕を不憫に思った王妃様が僕を殿下の従者に指名してくれたことで、少しはまともな食事ができるようになった事だ。
お家に帰る事なくお城にいていいと言うので僕は頑張ってみたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる