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拠り所
しおりを挟む気がついたら杉田さんの香りに包まれて
て
頭は混乱していたが何が起きたかはすぐにわかった
え、私抱きしめられてる?
『杉田…さん?』
「…っ」
ブーブー
何か言おうとした彼を遮ったのは私のスマホだった
『すみません。あ、お母さんだ
もしもし?うん、ごめん。すぐ帰る』
時間は10時半を過ぎていた
『ごめんなさい。帰ります』
「ん、送ってく」
『え、でも…』
「夜道に女の子1人は危ないだろ」
『じゃあ、お言葉に甘えて』
「辛くなったら…いつでも話聞くから。それと、
泣いてもいいんだぞ」
照れくさそうに彼は言った
少し驚いた
そんなこと言ってくれる人は初めてだったから
私にも拠り所ができたみたいで嬉しかった
『ありがとうございます
杉田さんも辛くなったらいつでも話聞きますから。』
「ふっ、どうも」
『あ、私の家ここなので
今日は本当にありがとうございました。それじゃ』
「あのさ」
『はい』
「…やっぱ、なんでもない」
『そう…ですか。では』
「じゃな」
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