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第8章
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胃が途端に重くなった。
まるで大きな石を詰められみたいだ。
確か、「おおかみと七匹のこやぎ」のオオカミはお腹に石を詰められたよな。
今の俺の胃とは比較にならないくらいの痛みだよな。
頭の中で、訳のわからないことを考えているのに、身体が自動運転のように、写真を鞄の中に戻し、元の場所に戻していく。
そして、本棚の前に移動する。
目の前の本の背表紙を眺めているけど、文字が頭に入ってこない。
やっぱり、涼さんは兄さんが好きだったんだな。
兄さんと俺、容姿も性格も全然似てない。
兄さんは性格も開けっぴろげで、豪快。バスケ部でもリーダーをやるようなタイプ。アウトドア派。見た目も性格を反映するように、ガタイがいい。
俺はどちらかといえば内向的。運動は嫌いじゃない。バスケも好きだし。でも、インドアなことの方がしっくりくる。体型は、男にしては華奢になるのか。言い換えれば、貧相。
兄さんとは気が合ったけど、タイプが違うからこそ、だったと思う。
そんな俺のこと、兄さんが好きだった涼さんが好きになれるのかな。
更に胃がずしんっと重くなる。
問い詰めても、優しい涼さんは嘘をつく。それに、本当のことなんて聞きたくない。
聞きたくないけど、でも、知りたい。
俺は考えるより先に、棚の前に戻り、ショルダーバックに手を伸ばした。そして中から、写真を取り出す。
そして、本棚から例の作家の上、中、下になってる3冊を選んで、「中」に写真を挟んだ。
できるだけ明るい声で、リビングにいる涼さんに話しかける。
「シリーズになってる3冊、まとめて借りていいですか?」
「もちろん」
「やったー」
わざとらしい?と心配になるくらい、明るく答える。
俺は笑顔を作ってから、リビングに戻る。
相変わらず胃が重い。
大丈夫、オオカミに比べれば軽いぐらいだ!
「これにしました」
ソファに座ってる涼さんに背表紙を見せる。
「あー、結構、古いのを選んだね。どんなだっけかな?」
俺は上巻を涼さんに渡した。
そして、ソファの横に座り、自分のカバンに残りの2冊をしまった。
まるで大きな石を詰められみたいだ。
確か、「おおかみと七匹のこやぎ」のオオカミはお腹に石を詰められたよな。
今の俺の胃とは比較にならないくらいの痛みだよな。
頭の中で、訳のわからないことを考えているのに、身体が自動運転のように、写真を鞄の中に戻し、元の場所に戻していく。
そして、本棚の前に移動する。
目の前の本の背表紙を眺めているけど、文字が頭に入ってこない。
やっぱり、涼さんは兄さんが好きだったんだな。
兄さんと俺、容姿も性格も全然似てない。
兄さんは性格も開けっぴろげで、豪快。バスケ部でもリーダーをやるようなタイプ。アウトドア派。見た目も性格を反映するように、ガタイがいい。
俺はどちらかといえば内向的。運動は嫌いじゃない。バスケも好きだし。でも、インドアなことの方がしっくりくる。体型は、男にしては華奢になるのか。言い換えれば、貧相。
兄さんとは気が合ったけど、タイプが違うからこそ、だったと思う。
そんな俺のこと、兄さんが好きだった涼さんが好きになれるのかな。
更に胃がずしんっと重くなる。
問い詰めても、優しい涼さんは嘘をつく。それに、本当のことなんて聞きたくない。
聞きたくないけど、でも、知りたい。
俺は考えるより先に、棚の前に戻り、ショルダーバックに手を伸ばした。そして中から、写真を取り出す。
そして、本棚から例の作家の上、中、下になってる3冊を選んで、「中」に写真を挟んだ。
できるだけ明るい声で、リビングにいる涼さんに話しかける。
「シリーズになってる3冊、まとめて借りていいですか?」
「もちろん」
「やったー」
わざとらしい?と心配になるくらい、明るく答える。
俺は笑顔を作ってから、リビングに戻る。
相変わらず胃が重い。
大丈夫、オオカミに比べれば軽いぐらいだ!
「これにしました」
ソファに座ってる涼さんに背表紙を見せる。
「あー、結構、古いのを選んだね。どんなだっけかな?」
俺は上巻を涼さんに渡した。
そして、ソファの横に座り、自分のカバンに残りの2冊をしまった。
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