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悩み事
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やってしまった…
本当の事とはいえ、ライにあんな事を言って大丈夫かな。
ライの肩書きは純血種、ルイスの次に立場が上だ。
今の仕事をクビにする事ぐらいなんて事はない。
クビになったら、行き場がなくなって短剣を売って宿屋生活か。
それでも、ルイスと友達になった事に後悔はない。
あの後、何もなく仕事に戻ったから何もない。
納得をしたようにも見えなかったから、また来るかもな。
嫌がらせをする人ではなかった、少女漫画は…
そもそもルイスに近付くなという言葉はライではなく、お姫様のアリス様がベアトリスに言っていた。
男の場合はライが言うのか?よく分からない。
少しずつ、漫画の世界が変わっていっているように思えた。
ここは本当に漫画のままの世界なのだろうか。
買い物を終えて、買い物袋を兵舎の管理人室に置いた。
これで今日の仕事は終わった、夕食を作るにちょうどいい陽が落ち始めた時間だ。
「だんだん慣れてきた?」
「カノンさん」
「うんうん、よく出来ました」
買い物袋の内容を確認して、カノンさんに褒められた。
最後の聞いた事がないなにかのパーツは何処に売っているのか、店を探すのに苦労した。
店の名前しか書いていなかったし、街の人に聞いても知らなかった。
たまたま歩き疲れて、少しだけ休憩しようとベンチを探していた。
その時に店を見つけて、疲れは何処かに吹き飛んだ。
そろそろ夕食を作りに厨房を借りる約束を食堂のシェフに約束しているから行かないといけない。
自炊する人もいるから、兵舎に住む人限定で厨房は予約制で隅にある小さなキッチンを貸し出してくれる。
迷惑を掛けるから、約束の時間に遅刻しないようにしたい。
「カノンさん、お疲れ様でした」
「んー…あ、最後に挨拶して帰ってよ…うちの新人騎士だから」
カノンさんの言葉にどういう事か分からず、管理人室のドアに視線を向けた。
まさか人がいるとは思わず、心臓が飛び跳ねそうなほど驚いた。
その人は笑みを浮かべてドアの前に立っていた。
少女漫画ならメインキャラクターの仲間入りをしそうなほど顔のいい人だ。
でも、漫画で見た事がない…騎士全員が登場するわけじゃないから当然か。
そういえばこの漫画、顔がいい騎士ばかり登場していたな。
中にはベアトリスに想いを寄せる騎士もいて、複雑だったのを覚えている。
手を伸ばしてきたから、俺も伸ばして握手した。
「イルト・アクトリスです、よろしくお願いします」
「カイザー・アインです、こちらこそよろしくお願いします」
優しい雰囲気の人で、俺の顔も自然と緩む。
カノンさんはカイザーさんに今日のおさらいをするようにと、買い物の商品を両手いっぱいに抱えて言っていた。
新人騎士だから今日は一日中仕事についてカノンさんが教えていたみたいだ。
元気よく返事をして、初々しいなと微笑ましくなった。
俺は仕事を終えようと、カイザーさんの手を離そうと思った。
しかし、ガッチリと握られていてびくともしない。
強くは握られていないから振り払えば簡単に離れる。
でも、振り払うのはさすがに相手に失礼だ。
「カイザーさん、俺…そろそろ行かないと」
「え…あ!ごめんなさい!つい癖で」
恥ずかしそうに慌てて手を離して、謝ってきた。
謝るほどの事ではないから大丈夫だとカイザーさんに言っても顔を赤くしていた。
俺達に助け舟を出したのはカノンさんで「急いでいたみたいだけど、用事は大丈夫?」と聞いてきた。
俺はもう一度カイザーさんに気にしなくていい事を話して、管理人室から出た。
カイザーさんは人懐っこい感じがするから、すぐに友達が出来そうだな。
ライの事があるからライの知り合いの騎士かと思ったが、タイミング的に違うよな。
ずっと前から騎士団に入る事は決まっていたはずだし、ルイスを見守るためだとしても新人騎士は使わない。
ルイスに近付ける人はベテランでも限られているから、新人はどうやっても傍にいる事も出来ない。
新人騎士は雑用から始まるからルイスと仕事で会う事はほとんどない。
今は兵舎で寝起きしているから会えるが、それは昨日の事で、ライの様子からして許すはずはないから突然決まったんだろう。
だとしたら、やはり新人騎士を使うとは思えない。
だからライの知り合いは、ルイスと仕事をしている騎士のみだ。
だから、物語に関わりはない…悪い人には見えなかったから大丈夫だ。
今から国を守ろうと希望に満ちている人に対して失礼だ。
直接本人には言っていないが、謝るのは俺の方だ。
心の中で「少しでも疑ってごめんなさい」と謝った。
考え事をしていて、暗い気分になってしまったから自分の頬を叩いた。
俺は悪い事をしていないから堂々としていればいいんだ!
ルイスに気に入ってくれるように頑張ろう。
食堂の厨房に入って、仕事中必死に考えたメニューを作った。
俺がレシピなしで作れる数少ない料理だけど、気に入ってくれたら嬉しいな。
朝食とは違い、二人分の夕食は多くてワゴンを借りて運ぶ。
部屋に向かう途中でカイザーさんと再び出会い、お腹を空かせていたから俺の分の料理を少し分けた。
食堂に向かう途中だったみたいだから、すぐに別れて歩き出した。
本当の事とはいえ、ライにあんな事を言って大丈夫かな。
ライの肩書きは純血種、ルイスの次に立場が上だ。
今の仕事をクビにする事ぐらいなんて事はない。
クビになったら、行き場がなくなって短剣を売って宿屋生活か。
それでも、ルイスと友達になった事に後悔はない。
あの後、何もなく仕事に戻ったから何もない。
納得をしたようにも見えなかったから、また来るかもな。
嫌がらせをする人ではなかった、少女漫画は…
そもそもルイスに近付くなという言葉はライではなく、お姫様のアリス様がベアトリスに言っていた。
男の場合はライが言うのか?よく分からない。
少しずつ、漫画の世界が変わっていっているように思えた。
ここは本当に漫画のままの世界なのだろうか。
買い物を終えて、買い物袋を兵舎の管理人室に置いた。
これで今日の仕事は終わった、夕食を作るにちょうどいい陽が落ち始めた時間だ。
「だんだん慣れてきた?」
「カノンさん」
「うんうん、よく出来ました」
買い物袋の内容を確認して、カノンさんに褒められた。
最後の聞いた事がないなにかのパーツは何処に売っているのか、店を探すのに苦労した。
店の名前しか書いていなかったし、街の人に聞いても知らなかった。
たまたま歩き疲れて、少しだけ休憩しようとベンチを探していた。
その時に店を見つけて、疲れは何処かに吹き飛んだ。
そろそろ夕食を作りに厨房を借りる約束を食堂のシェフに約束しているから行かないといけない。
自炊する人もいるから、兵舎に住む人限定で厨房は予約制で隅にある小さなキッチンを貸し出してくれる。
迷惑を掛けるから、約束の時間に遅刻しないようにしたい。
「カノンさん、お疲れ様でした」
「んー…あ、最後に挨拶して帰ってよ…うちの新人騎士だから」
カノンさんの言葉にどういう事か分からず、管理人室のドアに視線を向けた。
まさか人がいるとは思わず、心臓が飛び跳ねそうなほど驚いた。
その人は笑みを浮かべてドアの前に立っていた。
少女漫画ならメインキャラクターの仲間入りをしそうなほど顔のいい人だ。
でも、漫画で見た事がない…騎士全員が登場するわけじゃないから当然か。
そういえばこの漫画、顔がいい騎士ばかり登場していたな。
中にはベアトリスに想いを寄せる騎士もいて、複雑だったのを覚えている。
手を伸ばしてきたから、俺も伸ばして握手した。
「イルト・アクトリスです、よろしくお願いします」
「カイザー・アインです、こちらこそよろしくお願いします」
優しい雰囲気の人で、俺の顔も自然と緩む。
カノンさんはカイザーさんに今日のおさらいをするようにと、買い物の商品を両手いっぱいに抱えて言っていた。
新人騎士だから今日は一日中仕事についてカノンさんが教えていたみたいだ。
元気よく返事をして、初々しいなと微笑ましくなった。
俺は仕事を終えようと、カイザーさんの手を離そうと思った。
しかし、ガッチリと握られていてびくともしない。
強くは握られていないから振り払えば簡単に離れる。
でも、振り払うのはさすがに相手に失礼だ。
「カイザーさん、俺…そろそろ行かないと」
「え…あ!ごめんなさい!つい癖で」
恥ずかしそうに慌てて手を離して、謝ってきた。
謝るほどの事ではないから大丈夫だとカイザーさんに言っても顔を赤くしていた。
俺達に助け舟を出したのはカノンさんで「急いでいたみたいだけど、用事は大丈夫?」と聞いてきた。
俺はもう一度カイザーさんに気にしなくていい事を話して、管理人室から出た。
カイザーさんは人懐っこい感じがするから、すぐに友達が出来そうだな。
ライの事があるからライの知り合いの騎士かと思ったが、タイミング的に違うよな。
ずっと前から騎士団に入る事は決まっていたはずだし、ルイスを見守るためだとしても新人騎士は使わない。
ルイスに近付ける人はベテランでも限られているから、新人はどうやっても傍にいる事も出来ない。
新人騎士は雑用から始まるからルイスと仕事で会う事はほとんどない。
今は兵舎で寝起きしているから会えるが、それは昨日の事で、ライの様子からして許すはずはないから突然決まったんだろう。
だとしたら、やはり新人騎士を使うとは思えない。
だからライの知り合いは、ルイスと仕事をしている騎士のみだ。
だから、物語に関わりはない…悪い人には見えなかったから大丈夫だ。
今から国を守ろうと希望に満ちている人に対して失礼だ。
直接本人には言っていないが、謝るのは俺の方だ。
心の中で「少しでも疑ってごめんなさい」と謝った。
考え事をしていて、暗い気分になってしまったから自分の頬を叩いた。
俺は悪い事をしていないから堂々としていればいいんだ!
ルイスに気に入ってくれるように頑張ろう。
食堂の厨房に入って、仕事中必死に考えたメニューを作った。
俺がレシピなしで作れる数少ない料理だけど、気に入ってくれたら嬉しいな。
朝食とは違い、二人分の夕食は多くてワゴンを借りて運ぶ。
部屋に向かう途中でカイザーさんと再び出会い、お腹を空かせていたから俺の分の料理を少し分けた。
食堂に向かう途中だったみたいだから、すぐに別れて歩き出した。
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