34 / 36
露天風呂
しおりを挟む
しばらくして、掃除を終えて良い汗をかいた。
しかし、ずっと全裸のまま外で掃除をしていたようなものだ。
すっかり体が冷えてしまい、湯船で温まろうと扉に向かった。
その時、足がピカピカになった床で滑らせて尻餅を付いた。
「いったぁ!!」
我慢出来ない痛みで誰もいないからか、声を上げて尻を打った。
最後の最後で失敗して、涙目になって尻を押さえる。
うぅ…痛い、お尻が破裂していないよな…また病院のお世話になるのは嫌だ。
後ろを見ても、尻の下まで見る事が出来ない。
ナメクジのように吐いながら扉を開けようと思った。
しかし扉は俺が触れる前に自動で開いていた。
俺の目の前に見えたのは、俺のより立派なものだった。
上を見ると、よく知っている顔が驚いた顔をしてこちらを見ていた。
「イルト、ここで何をしているんだ?」
「きゅーちゃんこそ、いつから来たの?」
まさかここでルイスと会うとは思わなかった、全裸で…
ルイスは俺がここにいるのが不思議なのか聞いてきた。
隠す事は何もないから露天風呂の掃除をしていた事を話した。
するとルイスは顔が無表情になり「カノン、必要のない仕事をさせてるのか」と静かに怒りを露わにしていた。
これは俺が勝手にやった事だからカノンさんは全く関係ない。
それを説明していたら、体がぶるりと震えた。
とりあえず、湯船に入りたい…このままじゃ風邪を引いてしまう。
ルイスは露天風呂の湯船の中に入って、そこに触れていた。
すると底から水が湧き出てきて、すぐにいっぱいになった。
「イルトが掃除してくれたんだから、露天風呂もいいものだ」
ルイスが俺に向かって手を差し伸ばしてくれて、しっかりと握りしめた。
露天風呂の温度はちょうど良くて、俺の体を温めてくれる。
小さく息を吐いて疲れを取る。
隣にいるルイスを見ると、濡れた髪から雫が溢れている。
偶然とはいえ、ルイスの全裸を見たけど今の方が色気がある。
濡れた瞳で見つめられると、どきりとする。
顔を逸らして、勢いよく顔を洗って体を小さくする。
座ると尻が痛くて、時々浮かせたりしている。
「何処か痛いのか?」
「えっ…」
「さっきの声はイルトだろ?」
お尻を打ったなんて、恥ずかしいけどもっと恥ずかしいところを見られているんだ。
心配するルイスに嘘は付きたくない、ドン引きされるかもしれないが正直に伝えた。
いざ口に出すと火が付いたように恥ずかしくなる。
ルイスは視線を下に向けているけど、さすがに尻は見えない。
「心配しなくても明日には治るよ!」と安心させた。
尻がどうなっているか分からないけど、多分大丈夫。
ルイスは難しい顔で悩んでいて、俺も不安になる。
あれ…?大丈夫、だよね…今のところ座れないだけだし。
「イルト」
「は、はい!」
「もしかしたら傷が出来ているかもしれない、石で作られた床だし…なにかあってからじゃイルトが苦しむ」
「うっ……」
「イルト、不安にさせて悪かったがこれは大事な事だから」
ルイスに言われてだんだん不安になってきた。
立ち上がって、もう一度尻の方を見てみた。
言われてみれば少し赤いかもしれない、怪我しちゃったのかな。
「俺に見せてくれないのか?」と真剣な眼差しで言われた。
ルイスなら治癒能力で治してくれる、病院にお世話になる必要はない。
大切なものならもう既に見られている、尻くらいなんて事はない。
でも、いくら治療でも男の尻を見るのは嫌じゃないのか?
しかし、ずっと全裸のまま外で掃除をしていたようなものだ。
すっかり体が冷えてしまい、湯船で温まろうと扉に向かった。
その時、足がピカピカになった床で滑らせて尻餅を付いた。
「いったぁ!!」
我慢出来ない痛みで誰もいないからか、声を上げて尻を打った。
最後の最後で失敗して、涙目になって尻を押さえる。
うぅ…痛い、お尻が破裂していないよな…また病院のお世話になるのは嫌だ。
後ろを見ても、尻の下まで見る事が出来ない。
ナメクジのように吐いながら扉を開けようと思った。
しかし扉は俺が触れる前に自動で開いていた。
俺の目の前に見えたのは、俺のより立派なものだった。
上を見ると、よく知っている顔が驚いた顔をしてこちらを見ていた。
「イルト、ここで何をしているんだ?」
「きゅーちゃんこそ、いつから来たの?」
まさかここでルイスと会うとは思わなかった、全裸で…
ルイスは俺がここにいるのが不思議なのか聞いてきた。
隠す事は何もないから露天風呂の掃除をしていた事を話した。
するとルイスは顔が無表情になり「カノン、必要のない仕事をさせてるのか」と静かに怒りを露わにしていた。
これは俺が勝手にやった事だからカノンさんは全く関係ない。
それを説明していたら、体がぶるりと震えた。
とりあえず、湯船に入りたい…このままじゃ風邪を引いてしまう。
ルイスは露天風呂の湯船の中に入って、そこに触れていた。
すると底から水が湧き出てきて、すぐにいっぱいになった。
「イルトが掃除してくれたんだから、露天風呂もいいものだ」
ルイスが俺に向かって手を差し伸ばしてくれて、しっかりと握りしめた。
露天風呂の温度はちょうど良くて、俺の体を温めてくれる。
小さく息を吐いて疲れを取る。
隣にいるルイスを見ると、濡れた髪から雫が溢れている。
偶然とはいえ、ルイスの全裸を見たけど今の方が色気がある。
濡れた瞳で見つめられると、どきりとする。
顔を逸らして、勢いよく顔を洗って体を小さくする。
座ると尻が痛くて、時々浮かせたりしている。
「何処か痛いのか?」
「えっ…」
「さっきの声はイルトだろ?」
お尻を打ったなんて、恥ずかしいけどもっと恥ずかしいところを見られているんだ。
心配するルイスに嘘は付きたくない、ドン引きされるかもしれないが正直に伝えた。
いざ口に出すと火が付いたように恥ずかしくなる。
ルイスは視線を下に向けているけど、さすがに尻は見えない。
「心配しなくても明日には治るよ!」と安心させた。
尻がどうなっているか分からないけど、多分大丈夫。
ルイスは難しい顔で悩んでいて、俺も不安になる。
あれ…?大丈夫、だよね…今のところ座れないだけだし。
「イルト」
「は、はい!」
「もしかしたら傷が出来ているかもしれない、石で作られた床だし…なにかあってからじゃイルトが苦しむ」
「うっ……」
「イルト、不安にさせて悪かったがこれは大事な事だから」
ルイスに言われてだんだん不安になってきた。
立ち上がって、もう一度尻の方を見てみた。
言われてみれば少し赤いかもしれない、怪我しちゃったのかな。
「俺に見せてくれないのか?」と真剣な眼差しで言われた。
ルイスなら治癒能力で治してくれる、病院にお世話になる必要はない。
大切なものならもう既に見られている、尻くらいなんて事はない。
でも、いくら治療でも男の尻を見るのは嫌じゃないのか?
84
あなたにおすすめの小説
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
王様お許しください
nano ひにゃ
BL
魔王様に気に入られる弱小魔物。
気ままに暮らしていた所に突然魔王が城と共に現れ抱かれるようになる。
性描写は予告なく入ります、冒頭からですのでご注意ください。
拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件
碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。
状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。
「これ…俺、なのか?」
何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。
《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》
────────────
~お知らせ~
※第3話を少し修正しました。
※第5話を少し修正しました。
※第6話を少し修正しました。
※第11話を少し修正しました。
※第19話を少し修正しました。
※第22話を少し修正しました。
※第24話を少し修正しました。
※第25話を少し修正しました。
※第26話を少し修正しました。
※第31話を少し修正しました。
※第32話を少し修正しました。
────────────
※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!!
※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
アイドルのマネージャーになったら
はぴたん
BL
大人気5人組アイドル"Noise"
ひょんな事からそのマネージャーとして働く事になった冴島咲夜(さえじまさくや)。
Noiseのメンバー達がみんなで住む寮に一緒に住むことになり、一日中メンバーの誰かと共にする毎日。
必死にマネージャー業に専念し徐々にメンバーとの仲も深まってきたけど、、仲深まりすぎたかも!?
メンバー5人、だけではなく様々な人を虜にしちゃう総愛され物語。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる