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第一章

やはり萌は必要!!

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「キャーッ♡楓実也美しいです///」
「今日も綺麗です♡」
「僕の事抱いてくだしゃい♡♡」
「色気ヤバイ♡抱きたいでしゅ♡♡」


寮から校舎へ向かう途中、毎朝俺の親衛隊?の可愛いチワワちゃん達がそう言ってくるのだ。
自分ではよく分からんけど、意外と俺って格好良い?らしいです...?


少し赤みがかった黒髪な上、ストレートな感じの髪。前髪が目にかかるから、たまにオールバックにしたりポンパドールにしたりもしてるよー
でも髪上げると周りの人が倒れるんだよねー
何でだろ?俺としては、髪が邪魔だから上げたいんだけどねー



あ、まだ名乗ってなかった!!
俺は、藤堂   楓実也(とうどう   ふみや)

生徒会計2年。見た目はチャラ男だけど、中身は腐男子!恋愛対象は、可愛い女の子ですけどねーノンケっス。
だから、「抱かれたいー」とか「抱いて欲しいー」っていう願いは叶えられないんだ、ごめんね?



俺はヒラヒラと親衛隊の可愛いチワワちゃん達に手を振ってみた。
そしたら、隣に居た幼馴染の駆(かける)が

「この天然タラシが...」

と言ってきた。
ふぇ?俺が天然タラシ??何言ってるのもう!俺なんかがそんな格好良い天然タラシが務まるのかい!?
(天然タラシを格好良いと思い続けている楓実也であった...by作者)

「俺なんかが天然タラシ務まらないよー?」

「はぁ...これだから無自覚って奴は」


無自覚だって?俺が??まさかこの俺が無自覚とか駆も遂に頭イカれたんじゃないの?

「俺なんかが王道務まらないもん...無自覚なのは王道転入生だもん...」

「はぁ...何言ってんだか」
(訳:くそっ!可愛い過ぎて萌死ぬ所だったッッッッ!)


俺と駆が話してると後ろから誰かに押された。

「うわっ...」

俺は後ろを振り返るとそこには、副生徒会長の遠田   友希(とおだ   ゆき)が居た。

「邪魔です」

美形なのに今はぷんぷんしてる。副生徒会長は、俺の事嫌いらしい...ちょっと傷つく...( ´・ω・`)

俺がシュンとしていると駆が俺の代わりに怒ってくれた。

「あ?別に楓実也を押し退ける必要ないだろ??」


やっぱり駆は優しいな~

はっ!これは、美形×俺の幼馴染やないか!?
萌える...!!

「ふん!じ、邪魔だから退かしただけです!!」

副生徒会長は、耳まで真っ赤にして走り去ってしまった...大丈夫かな?それとも駆に惚れたとか!?

「はぁ...楓実也また変な事されたりしたら俺に教えろよ?」

「はーい」

これだから生徒会の人達と一緒に居ると楽しいですなぁ~もっと沢山の萌を俺にちょうだいな!!


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やっぱりチャラ男会計って最高ですよねԅ(*´﹃`*ԅ)グヘヘ
しかも無自覚とか!!こりゃあ...惚れますな



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