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プロローグ②
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配信用のゲームを決めかねていた。
ノブが言うには、一般受けを狙わないとなかなか伸びないよ?というけれど、どうも最近のゲーム性が自分の価値観と合わない。どちらかというと、アクションかRPGのゲームの方が好きだし、一人で配信するにしても、ひたすらくっちゃべってるだけでは芸がない。
配信時間になり、いつものように少し古いゲームをRTAでクリアする配信方法でやっていたが、思ったよりコメントの欄の反応が良くない。
やはり、知っているゲームじゃないとなかなか見てる方は興味をそそらないんだろう。
もともと口数が多いほうじゃないせいもあって、流行りに乗っかってゲーム配信をはじめたけれど、あんまり向いていないんじゃないかと思っていた。
ノブが言うには、きちんと台本作ってそのとおりにゲームを勧めていく方が、ゲーム配信しやすいとは言っていたけれど、もしもの時のアドリブが出来ないとやっぱり難しい。
そう思いながらも、趣味でゲームすること自体は好きでやっている訳だから、このままでも良いかなってなんだかんだ思っている。
画面で流れるエンドロールを眺めながら、キーボードから指を離すと「RTA記録更新おめでとう」という文字で、コメント欄で埋まっていく。
配信終了の画面が流れていく中で、ノブのコメントが目についた。
「明日もよろしくね」
そうコメントに流れて来てふっと、明日は実験の手伝いをする約束なのを思い出した。
俺はゲーム画面を閉じてパソコンの電源を切り、そのまま布団の中に潜り込んだ。
ノブとの関係は高校生の時から続いている。
高校の特別進学クラスで一緒になってから、俺に対してずっとあの調子だ。
ゲーム配信をし始めたばかりで、どうしようか悩んでいた時に、学校で配信しているとみんなに言いふらしていたノブが配信のコメントに来て、お互いの配信でコメントをしているうちに次第に仲良くなっていた。
そして、ノブに誘われて同じ大学を受けて、大学院もそのノリで今も一緒にいる。
ディスコードで送ってくれりゃいいのに。
そう思いながら、俺は枕に頭を埋め、そのまま眠った。
次の日、研究室に行くとノブは何やら、如何わしい機材を一生懸命に運び込んでいる。
「やけに大掛かりなことするんだな」
そう言うと、ニヤリと笑うノブ。
「バレないようにするためだよ」
そう言いながら、嬉しそうに準備を勧めていく。
「あとこれに着替えて。上から何か着てても構わないよ」
そう言って、手渡されたのはピッチリとした黒いロングTシャツと黒のパンツだった。
「なんで、俺が着替える必要性があるんだよ」
そう不思議そうに言うと、
「だって、僕だけじゃダメなんだよ」
そう言って、防音室のような2畳以上はありそうな小さな部屋を組み立て始めた。
「もしかして、この中でするのかよ」
そう思いうと、少し不安になってきた。
「うん!」
そう言って、にこやかに笑うノブは本当にマッドサイエンティスト気質なんじゃないかと思うときがある。
丸渕眼鏡の奥はいつも笑っているようで笑っていない。
ノブはいつも何を考えてるんだろう?
俺はそう思うことはよくある。学会では結構有名らしく、現代の化学者らしい研究とは思えない方法で学会発表を成功させている。
「もうちょっと待って。すぐに準備するから。先に着替えてていいよ」
俺に向かって、微笑みながらそう言うと、研究室の奥に消えていった。
俺は仕方なく、先程渡された黒のロングTシャツと下着に着替えた。思っている以上にぴったりに作られたシャツは特殊な形状と素材で作られていた。
着替え終わり上から、ジャケットを羽織ったところで、同じシャツに着替えてきたノブが奥から出てきた。
「シンノスケ、似合ってるじゃん!」
そう微笑むノブはメガネを外し、コンタクトに付け替えていた。ノブは俺の身体をペタペタといじり始めた。
「サイズ感、大丈夫そうだね。科学合成樹脂をプリントアウトして作ったから、サイズ調整はデータ上にある通りで間違いないはず。これなら、大丈夫だと思うけど・・・」
少し不安そうな顔をするノブは、実験室に用意した装置の調整を何度か繰り返していた。
その時、俺はノブのその姿見ながら、ひたすら待つことしか出来なかった。
ノブが言うには、一般受けを狙わないとなかなか伸びないよ?というけれど、どうも最近のゲーム性が自分の価値観と合わない。どちらかというと、アクションかRPGのゲームの方が好きだし、一人で配信するにしても、ひたすらくっちゃべってるだけでは芸がない。
配信時間になり、いつものように少し古いゲームをRTAでクリアする配信方法でやっていたが、思ったよりコメントの欄の反応が良くない。
やはり、知っているゲームじゃないとなかなか見てる方は興味をそそらないんだろう。
もともと口数が多いほうじゃないせいもあって、流行りに乗っかってゲーム配信をはじめたけれど、あんまり向いていないんじゃないかと思っていた。
ノブが言うには、きちんと台本作ってそのとおりにゲームを勧めていく方が、ゲーム配信しやすいとは言っていたけれど、もしもの時のアドリブが出来ないとやっぱり難しい。
そう思いながらも、趣味でゲームすること自体は好きでやっている訳だから、このままでも良いかなってなんだかんだ思っている。
画面で流れるエンドロールを眺めながら、キーボードから指を離すと「RTA記録更新おめでとう」という文字で、コメント欄で埋まっていく。
配信終了の画面が流れていく中で、ノブのコメントが目についた。
「明日もよろしくね」
そうコメントに流れて来てふっと、明日は実験の手伝いをする約束なのを思い出した。
俺はゲーム画面を閉じてパソコンの電源を切り、そのまま布団の中に潜り込んだ。
ノブとの関係は高校生の時から続いている。
高校の特別進学クラスで一緒になってから、俺に対してずっとあの調子だ。
ゲーム配信をし始めたばかりで、どうしようか悩んでいた時に、学校で配信しているとみんなに言いふらしていたノブが配信のコメントに来て、お互いの配信でコメントをしているうちに次第に仲良くなっていた。
そして、ノブに誘われて同じ大学を受けて、大学院もそのノリで今も一緒にいる。
ディスコードで送ってくれりゃいいのに。
そう思いながら、俺は枕に頭を埋め、そのまま眠った。
次の日、研究室に行くとノブは何やら、如何わしい機材を一生懸命に運び込んでいる。
「やけに大掛かりなことするんだな」
そう言うと、ニヤリと笑うノブ。
「バレないようにするためだよ」
そう言いながら、嬉しそうに準備を勧めていく。
「あとこれに着替えて。上から何か着てても構わないよ」
そう言って、手渡されたのはピッチリとした黒いロングTシャツと黒のパンツだった。
「なんで、俺が着替える必要性があるんだよ」
そう不思議そうに言うと、
「だって、僕だけじゃダメなんだよ」
そう言って、防音室のような2畳以上はありそうな小さな部屋を組み立て始めた。
「もしかして、この中でするのかよ」
そう思いうと、少し不安になってきた。
「うん!」
そう言って、にこやかに笑うノブは本当にマッドサイエンティスト気質なんじゃないかと思うときがある。
丸渕眼鏡の奥はいつも笑っているようで笑っていない。
ノブはいつも何を考えてるんだろう?
俺はそう思うことはよくある。学会では結構有名らしく、現代の化学者らしい研究とは思えない方法で学会発表を成功させている。
「もうちょっと待って。すぐに準備するから。先に着替えてていいよ」
俺に向かって、微笑みながらそう言うと、研究室の奥に消えていった。
俺は仕方なく、先程渡された黒のロングTシャツと下着に着替えた。思っている以上にぴったりに作られたシャツは特殊な形状と素材で作られていた。
着替え終わり上から、ジャケットを羽織ったところで、同じシャツに着替えてきたノブが奥から出てきた。
「シンノスケ、似合ってるじゃん!」
そう微笑むノブはメガネを外し、コンタクトに付け替えていた。ノブは俺の身体をペタペタといじり始めた。
「サイズ感、大丈夫そうだね。科学合成樹脂をプリントアウトして作ったから、サイズ調整はデータ上にある通りで間違いないはず。これなら、大丈夫だと思うけど・・・」
少し不安そうな顔をするノブは、実験室に用意した装置の調整を何度か繰り返していた。
その時、俺はノブのその姿見ながら、ひたすら待つことしか出来なかった。
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