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1章 -変わらない日常-
日常
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俺と奈菜美は小学校からの腐れ縁で、弘樹と明香里は幼なじみで。もしかすればそれぞれだったら、そういう関係の人はそこまで珍しい訳でもないのかもしれないけど、その4人がひとつのグループで一緒にいるというのは、中々レアなことじゃないかと、思っている。
そもそも高校生の男女の4人のグループってのがレアかもしれないし、そもそも3人はそんなこと思ってなかったら嫌だし、今更改めて言うのも気恥ずかしさがあって、みんなには話したことはないけど。
その後、しばらくそれぞれがクラスであったことや、部活のこととか、世間話みたいなことを話した。
といっても、奈菜美と明香里の話しを、男2人が聞いているという構図だ。それが、ずっと変わらない4人の形。
ほぼ毎日のことなのに、よくそれだけ話のネタがあるよなぁ、って思いながら、うんうんと聞いていた。
でもいつからこうして集まって話すことが当たり前の様になっていたんだろうと思った。と同時にこの時間が無くなってしまったらどうしよう、という不安と、最近になって過ぎるようになっていた。それももうだいぶ先の話ではなく、割とすぐそこまで迫っている。
きっとそんな風に考えているのもまた、俺だけなのだろうけど。
そんなことを考えていると、空がうっすらとオレンジ色になってきていることにきづいた。それをみて、今日はお開きにしようということになった。
「ねぇねぇ」
最後に屋上から戻ってきて鍵を閉めていた奈菜美が、一番上から話しかける。
「ん?」
「ちょっとご相談があるのだけど」
「なんだよかしこまって」
と話し始めたところで、校内放送が流れる。
校舎の鍵を閉めるので、残っている生徒は早く帰る様に
という先生に声が聞こえてきた。
とりあえず校舎から出ようと、小走りで玄関まで向かった。
駐輪場はクラスごと、そのクラスの中で男女ごと、という感じで分けられている。俺と奈菜美は2組、弘樹は1組、明香里は3組だ。1組から3組まででかなり遠い上、同じクラスの俺と奈菜美の自転車の場所もそこそこ離れている。
俺たちと弘樹たちとで家が反対方向だから、遊びに行くのならともかく、一緒に帰る、ということは基本的に難しかった。だから同じような状況でも、一緒に帰るのは駐輪場までだった。
奈菜美自体がいつも部活があるから、一緒に駐輪場まで来るのもかなり久しぶりなことだった。
そもそも高校生の男女の4人のグループってのがレアかもしれないし、そもそも3人はそんなこと思ってなかったら嫌だし、今更改めて言うのも気恥ずかしさがあって、みんなには話したことはないけど。
その後、しばらくそれぞれがクラスであったことや、部活のこととか、世間話みたいなことを話した。
といっても、奈菜美と明香里の話しを、男2人が聞いているという構図だ。それが、ずっと変わらない4人の形。
ほぼ毎日のことなのに、よくそれだけ話のネタがあるよなぁ、って思いながら、うんうんと聞いていた。
でもいつからこうして集まって話すことが当たり前の様になっていたんだろうと思った。と同時にこの時間が無くなってしまったらどうしよう、という不安と、最近になって過ぎるようになっていた。それももうだいぶ先の話ではなく、割とすぐそこまで迫っている。
きっとそんな風に考えているのもまた、俺だけなのだろうけど。
そんなことを考えていると、空がうっすらとオレンジ色になってきていることにきづいた。それをみて、今日はお開きにしようということになった。
「ねぇねぇ」
最後に屋上から戻ってきて鍵を閉めていた奈菜美が、一番上から話しかける。
「ん?」
「ちょっとご相談があるのだけど」
「なんだよかしこまって」
と話し始めたところで、校内放送が流れる。
校舎の鍵を閉めるので、残っている生徒は早く帰る様に
という先生に声が聞こえてきた。
とりあえず校舎から出ようと、小走りで玄関まで向かった。
駐輪場はクラスごと、そのクラスの中で男女ごと、という感じで分けられている。俺と奈菜美は2組、弘樹は1組、明香里は3組だ。1組から3組まででかなり遠い上、同じクラスの俺と奈菜美の自転車の場所もそこそこ離れている。
俺たちと弘樹たちとで家が反対方向だから、遊びに行くのならともかく、一緒に帰る、ということは基本的に難しかった。だから同じような状況でも、一緒に帰るのは駐輪場までだった。
奈菜美自体がいつも部活があるから、一緒に駐輪場まで来るのもかなり久しぶりなことだった。
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