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後日談 リーナストーリー ピンクエンド - Ⅵ
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それからと言うもの、セドリックがビクトリアと一緒にいるようになる。明らかに今までの二人とは違う雰囲気に、周囲はざわついた。
それを遠目で見つめるリーナとシリウス。
「シリウス様、よろしいですか?セドリック殿下からビクトリア様を奪うんです!」
リーナの言葉にシリウスは、大きく頷く。
「ああ、やはり彼女が例え殿下でも他の男の横に立つことなど、堪えられないな。こんなに胸がくるしいとは・・」
素直に感情を吐露するシリウスにリーナは微笑む。
セドリックから偽決闘は断られたリーナは、男らしくビクトリアに想いを告げた後、シリウスがショックで寝込む流れに変えた。
「寝込むなど、彼女に失望されないだろうか」と心配するシリウスにリーナは言った。
「男性から突然弱さを見せられると、女性は母性本能をくすぐられます。そこが狙いです」
「・・・・そうか・・リーナ嬢がそう言うなら、信じよう」
リーナはシリウスにそう答えながら、胸にセドリックのセリフが蘇り、心臓を鷲掴みにされるのを必死に気付かないフリをする。
『私ではダメなのか?』
『調教などと言って悪かった』
しかしいくら気付かないフリをしても、苦しそうな彼の声が彼女の耳から消えることはなかった。
そして、そのままビクトリアとセドリックをつけるリーナたち。見守るセドリックたちは、仲睦まじく笑顔であの王族専用部屋へと姿を消した。ここでリーナに焦りが顔を見せる。
「シリウス様、今です!今が飛び込むチャンスです」
「いや、でもさすがにあの部屋には飛び込めないよ」
「ダメです。いま行かないと、ビクトリア様が食べられてしまいます!」
「食べられる?それは一体どういう・・」
「この部屋で殿下は、それはもう強引すぎるくらいの獣になるんです。ここで行かなかったら、シリウス様がいくら想いを告げてもビクトリア様は殿下からもう逃げられません。いいんですか?このまま殿下のものになってしまっても!」
リーナの言う“食べられる”の意味を悟ったシリウスが、顔を赤くして「いや・・リーナ嬢、さすがにそれは無理かと思うが。王族の婚約には制約があって」
「制約?今そのような話、どうでもいいです。ほらっ!シリウス様、男を見せる時ですよ!」
そう言ってリーナが彼の背中を送り出そうとしたその時、突然シリウスの動きがぎこちなくなる。
「シリウス様?」
問いかけるリーナの声に振り向いたシリウスは、「リーナ嬢・・」と言葉を残し動かなくなってしまった。それは、リーナに見覚えのある光景だった。まだ冬馬のオルガだった頃、彼女が魔法を暴発させスカートを石にした時だ。
(何で?シリウスが何で石になるのよ)
混乱するリーナは、ポケットが熱くなっていることに気付く。手を入れると、入れていた魔力の石が火傷しそうなほど熱くなっていた。
(!!!!熱いっ!どうして?これは、私を守ってくれるはず・・シリウスが石に・・・)
目の前で起きた現実を理解し始めたリーナは、その事の重大さに気付き悲鳴を上げる。それは悲鳴というより、発狂に近かった。
「きゃぁぁぁ!!どうしてっ!なんで石に!!シリウス様!シリウス様!!」
その声を聞いた生徒たちが何事かと集まり、石になったシリウスを見て彼らも固まる。そして当然、部屋に消えていたセドリックとビクトリアも廊下へ出てきた。そして二人の目の前の光景に足を止める。
石なったシリウスとガタガタと恐ろしいほどに震えるリーナ。
セドリックはリーナへ駆け寄ると、「何があった??」と尋ねるもリーナは答えるどころではない。真っ青な顔で震えが止まらず、視線はシリウスを見たままだ。
そしてビクトリアは、ショックでその場に倒れ込んだ。
それを遠目で見つめるリーナとシリウス。
「シリウス様、よろしいですか?セドリック殿下からビクトリア様を奪うんです!」
リーナの言葉にシリウスは、大きく頷く。
「ああ、やはり彼女が例え殿下でも他の男の横に立つことなど、堪えられないな。こんなに胸がくるしいとは・・」
素直に感情を吐露するシリウスにリーナは微笑む。
セドリックから偽決闘は断られたリーナは、男らしくビクトリアに想いを告げた後、シリウスがショックで寝込む流れに変えた。
「寝込むなど、彼女に失望されないだろうか」と心配するシリウスにリーナは言った。
「男性から突然弱さを見せられると、女性は母性本能をくすぐられます。そこが狙いです」
「・・・・そうか・・リーナ嬢がそう言うなら、信じよう」
リーナはシリウスにそう答えながら、胸にセドリックのセリフが蘇り、心臓を鷲掴みにされるのを必死に気付かないフリをする。
『私ではダメなのか?』
『調教などと言って悪かった』
しかしいくら気付かないフリをしても、苦しそうな彼の声が彼女の耳から消えることはなかった。
そして、そのままビクトリアとセドリックをつけるリーナたち。見守るセドリックたちは、仲睦まじく笑顔であの王族専用部屋へと姿を消した。ここでリーナに焦りが顔を見せる。
「シリウス様、今です!今が飛び込むチャンスです」
「いや、でもさすがにあの部屋には飛び込めないよ」
「ダメです。いま行かないと、ビクトリア様が食べられてしまいます!」
「食べられる?それは一体どういう・・」
「この部屋で殿下は、それはもう強引すぎるくらいの獣になるんです。ここで行かなかったら、シリウス様がいくら想いを告げてもビクトリア様は殿下からもう逃げられません。いいんですか?このまま殿下のものになってしまっても!」
リーナの言う“食べられる”の意味を悟ったシリウスが、顔を赤くして「いや・・リーナ嬢、さすがにそれは無理かと思うが。王族の婚約には制約があって」
「制約?今そのような話、どうでもいいです。ほらっ!シリウス様、男を見せる時ですよ!」
そう言ってリーナが彼の背中を送り出そうとしたその時、突然シリウスの動きがぎこちなくなる。
「シリウス様?」
問いかけるリーナの声に振り向いたシリウスは、「リーナ嬢・・」と言葉を残し動かなくなってしまった。それは、リーナに見覚えのある光景だった。まだ冬馬のオルガだった頃、彼女が魔法を暴発させスカートを石にした時だ。
(何で?シリウスが何で石になるのよ)
混乱するリーナは、ポケットが熱くなっていることに気付く。手を入れると、入れていた魔力の石が火傷しそうなほど熱くなっていた。
(!!!!熱いっ!どうして?これは、私を守ってくれるはず・・シリウスが石に・・・)
目の前で起きた現実を理解し始めたリーナは、その事の重大さに気付き悲鳴を上げる。それは悲鳴というより、発狂に近かった。
「きゃぁぁぁ!!どうしてっ!なんで石に!!シリウス様!シリウス様!!」
その声を聞いた生徒たちが何事かと集まり、石になったシリウスを見て彼らも固まる。そして当然、部屋に消えていたセドリックとビクトリアも廊下へ出てきた。そして二人の目の前の光景に足を止める。
石なったシリウスとガタガタと恐ろしいほどに震えるリーナ。
セドリックはリーナへ駆け寄ると、「何があった??」と尋ねるもリーナは答えるどころではない。真っ青な顔で震えが止まらず、視線はシリウスを見たままだ。
そしてビクトリアは、ショックでその場に倒れ込んだ。
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