絶対零度女学園

ミカ塚原

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氷騎士烈闘篇

紫玉

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 百合香の断言に、ボブカットの女氷魔はしばし沈黙したのち、肩をふるわせて笑い始めた。
「くくく…ほほほほほ!!」
 女氷魔は口元を手で隠して、広間に響くほどの大きな笑い声をあげた。
「見事じゃ。我の仕掛けを見抜くとはの」
 そう言って、一歩前に踏み出すと百合香を見る。
「いつ見破った」
「最初から違和感はあったわ。オブシディアンは、なぜか顔面だけは絶対に攻撃してこない」
 その指摘に、女氷魔はぴくりと反応した。
「それに、さっきのオブシディアンのセリフ…美しい顔が苦痛に歪むのは見るに堪えない、なんて。戦闘中にそんなことを気にするのは、女だと思ったのよ。氷魔に性別があるようには見えないけど、"女"という概念を選択した個体だっているはず」
「……」
「そして、オブシディアンのあの異様な動き。あれは、まるで第三者が外から私の動きを見ているような動きだった。どんな方法で操っているのかはわからないけど」
 足元に転がるオブシディアンを百合香は見る。
「こうして、動かなくなったのが何よりの証拠。仮に彼が負けても、私はすでにダメージを負っていて、倒すのは造作もない。オブシディアンは、あなた自身が傷付かずに敵を倒すための傀儡だったのよ」
「ふむ」
 チャイナドレスの氷魔は、興味深げに百合香を見た。
「ここまでの実力を持った者が、ただの兵士なわけがない。氷巌城の幹部、氷騎士ね。名前を名乗りなさい」
「ほほほ、この我に向かって名を名乗れとはの。見上げた度胸じゃ。百合香、と申したか」
 そう言って、女氷魔は軽やかにその場を跳躍し、階段を飛び越えて百合香の眼前に降り立った。

「いかにも。我はこの場を預かる氷騎士、紫玉しぎょくじゃ」
「紫玉、悪いけどここは通らせてもらうわ」
「ほっ」
 度し難いものを見るような目で、紫玉は笑った。
「たまげたの。その傷ついた身体で、我に勝つ気でいると申すかえ」
「傷つくのが怖くて、人形を代わりに戦わせるような臆病者に、私は負けないわ」
 百合香の啖呵に、紫玉はしばし無言を挟んで答えた。
「この我がしゃくに障る言葉を、よくも次々と吐き出す女子おなごじゃ」
「もっと癪に障らせてあげるわよ。かかって来なさい」

 どこからそんな気力が湧いてくるのか、瑠魅香は不思議でならなかった。百合香の身体は、さっきの一撃で深刻なダメージを負ったはずだ。
 実体化した氷魔の身体は、特別な魔力を持った個体以外は自己修復ができない。割れたらそこで終わりである。人間の身体の強さとは一体、何なのかと瑠魅香は思っていた。

 しかし、百合香が気力を振り絞って戦おうと構えを取ったその時、背後でドサリと何かが投げ出される音がした。

「こんな不味い前菜を出す舘、主の程度も知れているな」
 その頼もしい声の主は、マグショットであった。足元には、ずたずたにされた道士ふうの氷魔の亡骸が捨てられていた。
「マグショット!!」
「無事だったか」
 言いながら、足元のオブシディアンを見る。
「それは?」
「そいつは単なる操り人形だったの。本体、真の氷騎士はこの女、紫玉」
「なるほどな」
 マグショットは紫玉を見ながら百合香に訊ねる。
「その身体でやるつもりか」
「私、こういう自分が傷つかない場所から人を攻撃するような奴が一番嫌いなの」
「ふっ、お前もお前だ」
 そう言いながら、百合香と紫玉の間に立つ。
「瑠魅香。聞こえているか」
『えっ?なに?』
「百合香の傷を癒せるか。魔女なのだろう」
『癒す!?傷を治すってこと!?』
 唐突な注文に、瑠魅香は混乱していた。そんなのは、やった事がない。
 しかし、これまで土壇場で色んな事を実現してきた百合香を見て、自分もできるかも知れない、と瑠魅香は思い始めていた。
『わっ…わかった、やってみる!』
「その間だけ、俺がこの女氷魔の相手をしておいてやる。なに、心配するな。傷ひとつ与えず、足止めだけにとどめておいてやろう」
 それは一番難しい仕事なのではないかと瑠魅香も百合香も思ったが、マグショットなら出来るんだろうなと納得するしかなかった。
「マグショット、頼んだね」
「早くせんと、この女の首が跳ね飛ばされているやも知れんぞ。俺は物覚えが悪いからな」
 マグショットは自信たっぷりに、紫玉の前に立ちはだかる。
「さあ、あいつが傷を癒すまでの間、せいぜい俺をもてなしてみせろ」
「猫ふぜいが。侮るでないわ!!」
 一切の間を置かず、紫玉は両手で抜き手を放ってきた。左右から挟むように、マグショットの首を狙う。しかし、マグショットは微動だにせず、その抜き手を正確に上方向に払った。
「ぬっ!」
「ふん。ぬるい拳だ」
 今度はマグショットが、紫玉の脚を払う。小さな身体から恐るべき重みを伴う足蹴りが繰り出され、紫玉はバランスを崩して後退した。
「おのれ!」
 お返しとばかりに、紫玉も蹴りを放つ。しかし、マグショットはそれを難なくかわして、腕を伝って紫玉の頭に登ると、その目を塞いでしまった。
「おのれ、離れろ!痴れ者が!!」
「ふん」
 完全に舐め切った様子で、マグショットは紫玉の後頭部に蹴りを入れて飛び退る。
「ぬっ!」
「どうした。猫一匹捕らえられんのか」
「おのれ!!」


『百合香、大丈夫?』
「大丈夫じゃない」
『当たり前でしょ!』
 瑠魅香が頭の中で怒っているのがわかる。
『百合香、できるかどうかわからないけど、いまあなたの傷を治してみる』
「大丈夫、できるよ。瑠魅香なら」
 百合香は断言する。
「瑠魅香、ヒントって近くに必ずあるんだよ」
『ヒント?』
「そう。思い出してみて」
 そう言われても、瑠魅香にはすぐに思い出せなかった。傷を治す魔法など、自分は知らない。何か、参考になるものがあっただろうか。

 その時、瑠魅香は至極単純なものを思い出した。
『…癒しの間だ』
「え?」
『癒しの間が持ってるエネルギー、あれを応用してみる』
 百合香は、その瑠魅香の言葉を信じて、片膝をついていた。

 やがて、全身に暖かなエネルギーが流れ込むのを百合香は感じていた。
「…感じるよ、瑠魅香。あなたの魔法」
『傷、治ってる!?』
「それはわからない」
『わからない、じゃわからないよ!』
 不安そうな瑠魅香の声に、百合香は笑って言った。
「大丈夫。胸の痛みが治まってきてる」
『本当!?』
「ありがとう、瑠魅香。私達、ほんといいコンビだよね」
 その百合香の言葉に、頭の中で瑠魅香が涙ぐんでいるのがわかった。
「ほんと泣き虫よね、あなた」
『ばか』
「治ってきたよ。それだけじゃない。気力が湧いてきた」
 百合香は、ゆっくりと立ち上がる。
「……?」
 そのとき百合香は、ひとつの異変を感じていた。今までのエネルギーの爆発とは違う、何かだ。
「これは…」


 紫玉とマグショットは、一歩も動かず対峙していた。
「恐るべき実力よ。このような者が城内に潜んでいたとはの」
「恐るべき実力だと?」
 マグショットは鼻で笑う。
「それはあいつらの事だ」
「なに?」
「俺の仕事はここで終わりだ。あとは特等席で観覧させてもらう」
 そう言うと、マグショットは階段を駆け上がり、オブシディアンが座っていた椅子の上にちょんと座った。その様子は猫そのままである。
「おのれ、降りて参れ!」
「よそ見をしていいのか」
「む!?」
 その時だった。紫玉は、背後で起こったエネルギーの爆発に驚いて振り向いた。
「なっ…何事か、これは」
 見ると、百合香がそこには立っていた。全身が燃え盛っている。
「あ…熱い!」
 たまらず、紫玉は後ずさる。百合香は、まっすぐに紫玉の目を見据えていた。
「マグショット、瑠魅香。あなたたちのおかげで、またひとつ強くなれそう」
 百合香は、踵を鳴らしてその場に立った。燃え盛る炎が、一瞬ではじけ飛ぶ。

 そこにあるのは、新しい鎧に身を包んだ百合香の姿だった。今までよりもさらに重厚かつ、華麗な黄金の鎧である。今までは護られていなかった腹部や、大腿部までガードが追加されていた。
「お主、その姿は…どうしたというのじゃ!」
「待たせたね」
 それだけ言うと、百合香は一瞬で紫玉への間合いを詰めた。
「なっ…!」
「せいや―っ!!!」
 百合香は、体を回転させて紫玉の鳩尾に強烈な肘鉄をくらわせる。
「おごぉっ!!」
 吹き飛ばされた紫玉は、柱にしたたかに打ち付けられた。
「が…はっ」
「遅い!!」
 再び踏み込んだ百合香は、容赦なく蹴りを放つ。腹にもろに喰らった紫玉は、柱ごと打ち抜かれて背後の壁面にめり込まされた。
「あがっ…ば、ばかな」
 紫玉は、起きている事が信じられない様子だった。よろよろと立ち上がり、どうにか構えを取る。さすがに氷騎士だけあって、まだ深刻なダメージは負っていないようだった。
「なぜ、そのような力が突然に…」
「そうじゃないよ」
「なに?」
「私は、自分の中にあるエネルギーの使い方を、学んでいる最中なんだ。これからも、少しずつ強くなっていく。あなた達との戦いを通して」
 その言葉は、紫玉を戦慄させるに十分だった。
「ま、まだ…まだ、強くなると申すか、今よりも」
「そうよ。最後には、この城を粉々に打ち砕いてみせる。私の世界を救うために」
「身の程知らずめ!!!」
 激昂した紫玉が、百合香に青紫色のエネルギーの塊を放ってきた。それはバレーボール大の球状で、冷たくも禍々しい魔力に満ちていた。
「うっ!」
 腕で弾き飛ばした百合香だったが、その弾いた腕には凍傷のような痕が残り、強烈な痛みが襲った。
「くっ…!」
「ほほほ、苦しかろう!」
 再び、紫玉はそれを二発、三発と放ってくる。避けきれず、さらに肩や脚に攻撃を受けた百合香は痛みに片膝をついてしまった。
「さきほどまでの大口はどうした!」
「ぐぐぐ…」
 百合香は、全身に気を漲らせた。そして、痛みを振り切るように叫ぶ。
「うあぁ―――っ!!」
 百合香の体内から弾けたエネルギーが、体に刻まれた凍傷を全て消し去り、さらにその余波が舘全体を揺るがした。
「なっ、なんと!?」
 紫玉は、そのエネルギーの余波をまともに受けて、全身を焼かれ苦しみ始めた。
「うぁっ…あ、熱い!」
「終わりよ」
 百合香が、拳にエネルギーを込める。ゆっくりと、一歩ずつ紫玉に近付くと、その拳を大きく後ろに引いた。
「ひっ」
「はぁぁぁぁ――――!!!」
 とどめの一撃を、百合香は突いた。

 しかし。

「えっ!?」
 予想外の出来事に、百合香はたじろいだ。繰り出した炎の拳が貫いたのは、紫玉ではなく、さっきまで倒れていたオブシディアンの胴体だったのだ。
「オブシディアン!」
 驚いた百合香は、紫玉を見る。すると、いつの間にか紫玉はあの扇を手にしていた。
「ほほほ、主のために役立てて本望じゃろうて」
 百合香が一瞬見せた隙をついて、紫玉はその懐に飛び込んできた。そして、貫き手を百合香の心臓めがけて突く。
「死ねっ!!!」


 その時だった。何かが砕ける鈍い音がした。

「うっ…ぐうう」

 紫玉は、砕け折れた自らの右腕を押さえて、苦しんでいた。貫き手は百合香の新しい鎧に完全に阻まれ、傷ひとつ与える事さえ叶わなかったのだ。
「あなたにこの鎧を貫く事なんて、できないわ」
 百合香は、全身に力を込めた。そのエネルギーは、徐々に胴体、そして両腕、両手へと凝縮されてゆく。
「むっ」
 眺めていたマグショットが、それを見て軽く驚いた。
「ひっ、よ、寄るな」
「氷騎士の紫玉。人形を操り、己は安全な場所から他者を葬ろうなど、武人の風上にも置けない卑怯者」
 百合香の重ねた掌の間に、炎のエネルギーが圧縮され、激しくスパークした。
「この私が引導を渡してあげる」
「ま、待て!ここは通してやる!我に近寄るでない!!」

 紫玉に一切の情けを見せることなく、百合香は両の掌を、渾身の力を込めて突き出した。

「『紅蓮孔雀翔!!!!』」

 百合香の掌から無数の炎の羽根が放たれて、紫玉の全身を打ち砕き、焼き尽くす。さらに背後の柱を砕き、壁を突き抜け、舘そのものを半壊させるに至った。
 紫玉の身体は欠片も残らず消え去り、床には主を失ったオブシディアンが哀れに横たわっていた。
「……」
 百合香は、オブシディアンとは一体何だったのかを思って、複雑な気持ちになっていた。ひょっとして、本来は自分の意志を持っていたのではないか。だとすれば、紫玉によって自我を失い、操られていたという事になる。単なる想像でしかなかったが、紫玉の冷酷さを思うと、あり得ない事ではない。
 
「よくやった」
 マグショットが、階段を降りながら言った。
「俺の奥義も見事に盗んでみせたな」
「盗んでないよ。きちんと、教えてくれたじゃない」
「覚えられない奴は、教えても永遠に覚えん。お前は力があるという事だ」
 マグショットは、倒れたオブシディアンの腕を組んでやった。
「こいつはおそらく、もともと人格を持った氷魔だ」
「!」
「実力はあったのだろう。それを、あの紫玉という氷魔に利用されたのだ」
「ひどい…」
 百合香は、オブシディアンの手を軽く握った。構造は文字通りの人形だが、百合香はそこに”人間”をどうしても感じてしまうのだった。
「氷騎士どもは本来、冷酷な存在だ。ただし今は、サーベラスのような例外も出現している」
「この先も、そういうのがいると思う?」
「わからん」
 マグショットは、百合香が開けた大穴の方に歩いて行く。
「百合香に瑠魅香。俺は行く。俺が必要な時は、レジスタンスどもに連絡を入れろ」
「行っちゃうの?」
「…俺は、群れるのが嫌いだ」
 なんとなく、名残惜しそうな雰囲気が伝わって来る気がしたが、百合香は黙っていた。
「わかった。色々ありがとうね」
「次に会う時まで、せいぜい強くなっていることだ」
「うん。またね」
 マグショットは、百合香に背を向けたまま歩いて行く。
「さらばだ」

 それきり、マグショットが振り返る事はなかった。


『行っちゃったね』
「うん」
『ああいうの、風来坊って言うんでしょ』
「…なんでそういう日本語は知ってるの」
 ”いつもの瑠魅香”との会話が戻ってきた気がして、百合香は笑った。
「行こっか、瑠魅香」
『うん。ねえ、久々に私出ていいかな』
「いいよ。どうぞ」
 百合香の許可を得て、瑠魅香は表に出て来た。黄金の鎧姿から、紫のドレスを着た黒髪の魔女へと姿が変貌する。
「だんだん、このやり取りにも慣れてきたなあ」
『あなたは早く自分の肉体を見付けてちょうだい』
「それ、ガドリエルにこの間訊いたんだけどさ。”不可能ではないかも知れない”みたいな、ぼんやりした回答しかなかったのよね」
 何だそれは、と百合香は思う。

 もし、いつか瑠魅香が自分の肉体を得た時、自分達の関係はどうなるのだろう、と百合香は思った。今こうしてひとつの肉体を共有している関係に、百合香はどこか居心地の良さを覚え始めている。しばらくは、このままでいい。そんな風に思う百合香だった。

 二人の行く手には、まだ冷たい氷の空間が続いていた。
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