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13.この想いを伝えられない・・。
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13.この想いを伝えられない・・。
ダニエルに告白をしたかった。
今、この気持ちを伝えてみる?
今なら、もう夜更けで、髭男(マスター)も休んでいて、周りには誰もいない。
母様も2階で眠ってしまっている。
ダニエルは、私のためにコーヒーを淹れてくれている。
「あのさ・・・」
カウンター越し、彼の後ろ姿を見ながら、呼びかける。
「なんだい?今、温かいコーヒーができるよ。もうコーヒーもなかなか手に入らないからね、貴重な逸品さ。」
ダニエルは鼻歌を歌いながら、機嫌良く答える。
体をリズムカルに動かし、のりのりだった。
「えとさ、サーラのことなんだけど・・」
咄嗟に口にでた言葉だった。
いや、私はそんなことを言いたいわけではない。
自分の気持ちを伝えたいのに。
「サーラ?武器のことで何かある?」
ダニエルはこちらを振り向き、コーヒーカップを手にとった。
「いや、武器のことではなくて。」
「?」
「昔、婚約をしていたことを聞いたんだけど。」
「ああ、サーラから聞いたんだろ?なぜだか、彼女はよく、俺との過去を誰にでも話すんだ。昔のことだよ。サーラとは幼馴染でね、いつも一緒に遊んでいたんだ。妹のように可愛くて、守ってやりたかったんだ。でも、彼女とは、どうしても会わない部分がでてきてしまってね。」
ダニエルは言いづらそうに話している。
知りたいが、今ではないように思えた。
「もし、反乱軍が騎兵団に勝って、ダニエルの肩の荷がおりたら、また、サーラとよりを戻すことはある・・・・?」
「さあ、どうだろう。今は反乱軍のことで頭がいっぱいで考えられないな。」
ダニエルは苦笑をして言った。
この話をするのが、嫌そうだった。
「でも、もしも、もしもの話だ。サーラは未練があるようなこと言ってたからさ、落ち着いたら、考えることはする・・・?」
言葉が止まらなくなっていた。
だめだとわかっていても、勝手に口が動いている感じだ。
内心は、もうやめないとと思ってるのに。
「もうやめないか?この話。」
ダニエルは真顔で私の言葉を制した。
表情に陰りが見えてくる、気分を害した様子だった。
彼は感情と表情がそのまま同じなので、わかりやすかった。
「ごめん、気分を悪くさせたね。」
もはや、自分の気持ちを伝えるような状態ではなかった。
「いや、シャーロットが俺とサーラに幸せになってもらいたいって、おせっかいな親切心だろ?まったく、シャーロットはいつも突拍子なくて、よくわからないな。」
ダニエルは、困ったように苦笑をする。
さっきから、苦笑いばかりしている。
「ごめん、そういうわけではないんだ。」
ダニエルとは反対に、私はわかりにくい?
気持ちを伝えられないばかりか、誤解されてしまった・・・。
この場を取り繕う術がなく、私とダニエルの間に、間の悪い沈黙が流れる。
「大丈夫さ、シャーロットが親切なのはわかってる。でも、俺とサーラのことは、もう終わったことだから、できたらほじくり返さないでほしいかな。」
ダニエルはそう言って、コーヒーをカップに入れて、私の前に置いた。
久しぶりのコーヒーの、良い匂いが鼻をくすぐった。
「いや、本当に、悪かった。もうしないから。」
「そうだね、そうしてもらえたら。俺は・・・。」
「?」
「いや、いいさ。もう遅いから寝るね。せっかくだからさ、ゆっくりとコーヒー、飲んでくれよ。」
ダニエルは、気を取り直したように、いつもの無邪気な笑顔で言った。
「ああ、ありがとう。」
私は何も言えず、それしか言えなかった。
ダニエルは、何かを言おうとしていた、それをもっと聞いたら良かった?
もはや、彼は2階の自分の部屋へと戻ってしまう。
自業自得だが、最悪の状態にしてしまったように思えた。
なぜ、ストレートに、告白できなかったのだろう???
後悔しても、時間は戻すことはできなかった。
ただ、時間だけが過ぎて、決起日が近づいていく。
ダニエルに告白をしたかった。
今、この気持ちを伝えてみる?
今なら、もう夜更けで、髭男(マスター)も休んでいて、周りには誰もいない。
母様も2階で眠ってしまっている。
ダニエルは、私のためにコーヒーを淹れてくれている。
「あのさ・・・」
カウンター越し、彼の後ろ姿を見ながら、呼びかける。
「なんだい?今、温かいコーヒーができるよ。もうコーヒーもなかなか手に入らないからね、貴重な逸品さ。」
ダニエルは鼻歌を歌いながら、機嫌良く答える。
体をリズムカルに動かし、のりのりだった。
「えとさ、サーラのことなんだけど・・」
咄嗟に口にでた言葉だった。
いや、私はそんなことを言いたいわけではない。
自分の気持ちを伝えたいのに。
「サーラ?武器のことで何かある?」
ダニエルはこちらを振り向き、コーヒーカップを手にとった。
「いや、武器のことではなくて。」
「?」
「昔、婚約をしていたことを聞いたんだけど。」
「ああ、サーラから聞いたんだろ?なぜだか、彼女はよく、俺との過去を誰にでも話すんだ。昔のことだよ。サーラとは幼馴染でね、いつも一緒に遊んでいたんだ。妹のように可愛くて、守ってやりたかったんだ。でも、彼女とは、どうしても会わない部分がでてきてしまってね。」
ダニエルは言いづらそうに話している。
知りたいが、今ではないように思えた。
「もし、反乱軍が騎兵団に勝って、ダニエルの肩の荷がおりたら、また、サーラとよりを戻すことはある・・・・?」
「さあ、どうだろう。今は反乱軍のことで頭がいっぱいで考えられないな。」
ダニエルは苦笑をして言った。
この話をするのが、嫌そうだった。
「でも、もしも、もしもの話だ。サーラは未練があるようなこと言ってたからさ、落ち着いたら、考えることはする・・・?」
言葉が止まらなくなっていた。
だめだとわかっていても、勝手に口が動いている感じだ。
内心は、もうやめないとと思ってるのに。
「もうやめないか?この話。」
ダニエルは真顔で私の言葉を制した。
表情に陰りが見えてくる、気分を害した様子だった。
彼は感情と表情がそのまま同じなので、わかりやすかった。
「ごめん、気分を悪くさせたね。」
もはや、自分の気持ちを伝えるような状態ではなかった。
「いや、シャーロットが俺とサーラに幸せになってもらいたいって、おせっかいな親切心だろ?まったく、シャーロットはいつも突拍子なくて、よくわからないな。」
ダニエルは、困ったように苦笑をする。
さっきから、苦笑いばかりしている。
「ごめん、そういうわけではないんだ。」
ダニエルとは反対に、私はわかりにくい?
気持ちを伝えられないばかりか、誤解されてしまった・・・。
この場を取り繕う術がなく、私とダニエルの間に、間の悪い沈黙が流れる。
「大丈夫さ、シャーロットが親切なのはわかってる。でも、俺とサーラのことは、もう終わったことだから、できたらほじくり返さないでほしいかな。」
ダニエルはそう言って、コーヒーをカップに入れて、私の前に置いた。
久しぶりのコーヒーの、良い匂いが鼻をくすぐった。
「いや、本当に、悪かった。もうしないから。」
「そうだね、そうしてもらえたら。俺は・・・。」
「?」
「いや、いいさ。もう遅いから寝るね。せっかくだからさ、ゆっくりとコーヒー、飲んでくれよ。」
ダニエルは、気を取り直したように、いつもの無邪気な笑顔で言った。
「ああ、ありがとう。」
私は何も言えず、それしか言えなかった。
ダニエルは、何かを言おうとしていた、それをもっと聞いたら良かった?
もはや、彼は2階の自分の部屋へと戻ってしまう。
自業自得だが、最悪の状態にしてしまったように思えた。
なぜ、ストレートに、告白できなかったのだろう???
後悔しても、時間は戻すことはできなかった。
ただ、時間だけが過ぎて、決起日が近づいていく。
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