龍冒険〜召喚された俺の行方〜

自分の役目

異世界召喚

俺の名は神谷凛兎。運動な得意な高校生だ。
今日は居残りをさせらたため友達が先に帰ってしまい一人で下校している。
勉強がとても苦手なためよく居残りにされている。今日は寄り道をしていたためこともありもう22時を回っているが、一人暮らしのため誰からも文句を言われない。
中学校2年生の時に交通事故で両親を亡くし、高校に入ってからは一人暮らしをしているのだ。
ただ、まだ宿題やゲームなどもやりたいので早く帰らないといけない。
そう持って歩くスピードを上げた時、目の前がパッと白くなり俺は意識を失った。

気がつくと俺は知らない場所にいて、知らない人が目の前に立っていた。
「初めまして僕はカイラ。いきなり呼び出しちゃってごめんね」
どうやらカイラという名前らしい。
「ここはどこですか？俺はなぜここに？」
「あはは～いきなり呼び出したし何もわかってないよねまあ、一から説明するよ」
そう言ってカイラさんは俺に説明をしてくれた。
「ここはね君からしたら異世界なんだ。この世界ではそれぞれ特殊能力を使えたり魔法を使えたり、守り神がついていたりするんだ。僕は君をここに召喚したんだよ」
「なんで俺なんかを」
「たまたま召喚したのが君だっただけで特に深い意味はないよ」
「なら家に返して」
そうだ。俺はこれから宿題をやらなきゃいけないしゲームをしたり漫画を読んだりと色々やりたいことがあるんだ。
「それはちょっとできないお願いだな～一度召喚した人をもとに戻すことはできないし」
「嘘、、だろ」
俺は驚愕した。だってこの世界から帰れないということは今まで仲良くしていた友達など召喚される前の人にはもう会うことができないんだ。
「ごめんね。心残りはあると思うんだけど許して。こっちも楽しいから」
「…なんで俺を召喚したんだ」
「その前に君の名前を聞いてもいいかな？」
俺は焦ったここで本名を言ってもいいのだろうか？
「…リオト」
俺は咄嗟に普段ゲームする時に使っている偽名を言った。
「リオト…本名ではないね。まあいいやじゃあリオト君に僕が召喚した理由を説明するね」
本名を知らなくてもカイラはいいらしい。それにカイラという名前もきっと本名じゃないだろう。
「僕が君を召喚した理由は二つあるんだ。まず一つ目は話し相手が欲しかったんだ。僕の特殊能力はちょっとレアでねみんながにげってっちゃたんだ。二つ目は僕の妹であるミカキが召喚したフミレの番を探すためだよ」
「番いって何？」
「まあパートナーみたいなものだよ。また今度詳しく説明するから今は気にしなくていいよ」
カイラはこれ以上番について話すつもりはないらしい。
「まあ召喚理由はこれかな～あとやってみたいことがあるんだけど試してみてもいい？」
「何をやるんだ怖いのはやだよ」
「怖くはないよただ君の特殊能力と守護神が何か調べるだけだから」
「そもそも特殊能力と守護神ってなんだよ」
そうだ。俺はこの世界について何も知らない。
「特殊能力はその人が生まれつき持っている能力のことだね。これは召喚者も召喚時に獲得することができるんだ。人それぞれ違う能力を持っていって相性がいいと強い力を発揮できるんだ。これでいいかな？」
「まあ、誰でも持ってるその人だけの能力ってことだでいいだろ」
「あってるよ。次に守護神だけどこれは守護神が気に入った相手に力を貸すってことなんだ。こっちは相性がいい人を見つけると勝手によってくるからいるかいないかは人それぞれだね～相性がいい守護神がいないとついていないことになるから」
「守護神はいる人といない人がいるのか」
「そうそう！いる人の方が色々と便利だよ。僕にもいるしね」
どうやらカイラには守護神がついているらしい。どのように便利なのかはわからないが自分についていてほしい。
「じゃあ、特殊能力と守護神についてもわかったことだし調べてもいい？」
「勝手にしろ」
「リオト君は冷たいね～じゃ調べさせてもらうよ」
カイラがそういうとカイラの手から光が出てきてその光に俺は包まれていった。