断罪追放された公爵令嬢は隣国の王子の心を射止めたようです〜私、そういえばハーレムとか憧れてたのよね〜

餅まき

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断罪

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「公爵令嬢、今日この場で罪を償ってもらおう!」


学園のロビーで大勢の観衆が見ている中でわたしにビシィッ!と人差し指を指す金髪碧眼のこの男は、確か私の婚約者でこの国の第二王子エリオット。



そしてエリオットにぴえんとばかりにつっくいているのは男爵令嬢のアイシャ・バトラー。



そして私、公爵令嬢クローディア・ウィンターは今まさに公開処刑というものをうけているみたい。


というか、なんでこのタイミングで前世の記憶が蘇ってくるのよ。


おかげで余計に気分が悪いわ。



「お言葉ですが、殿下。
私が何の罪をしでかしたと?」



「シラを抜かすな!
アイシャに毒入りの紅茶を飲ませて殺そうとしたことは裏が取れているんだ!」



毒入りの紅茶ね。

すぐに作れそうな簡単なものを選んだわねアイシャ。




銀髪に愛らしい童顔のアイシャは男爵令嬢ながら、貴族の男たちの注目を集めていた。

それは私の婚約者のエリオットも例外ではなくて、愛嬌のない私をすぐに捨ててアイシャを選んだ。


そしてこのタイミングで、毒入りの紅茶だなんて。
きっと今までの感じからして、アイシャの自作自演かしら。




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