断罪追放された公爵令嬢は隣国の王子の心を射止めたようです〜私、そういえばハーレムとか憧れてたのよね〜

再スタート

 


結果、私はメイド長の実家が隣国カルーディアにあるので一先ずそこへ行くことになった。


そこで事業を起てて成功したら、完全にひとり立ちしようと思っている。




親はいつでも帰っておいでと顔で言ってるけど、私は本当に帰ってくるつもりはない。



エリオットとアイシャの近くにいて私にいいことはないと思うから。




前世の記憶が蘇るまでは、エリオットのことは婚約者っていう色眼鏡で見ていたから好意を持っていたし、アイシャがでしゃばって来た時もアイシャばかり責めて、ちょっとイジメれば諦めてくれるだろうと思っていた。


なにより浮気される私自身に問題があるのではと自分を責めた時もあった。




けれど、一度違う人生を経験していた記憶がある今だから思えることがある。



私に問題はなかったし、やり返す必要も無い。



だって悪いことをした人は、自然と報いを受けることになるもの。


私が直接手を下すまでもないわ。