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次の日は週に一回の一般の方を聖力で治してあげる日で、広場に患者さんを集めてもらって一度に皆さんを治してあげると、何故かとても驚かれてしまった。


理由を伺うと、普通は一人一人治していくのが普通で私みたいに大雑把にダーッと聖力をその場一帯にかける方法は珍しいみたい。



おかげで持病の痔が治ったと、ついでに聖力の範囲に居て痔が完治した兵士さんに感謝されてしまった。




「さすがですわセイラ様。」

「私がすごいわけじゃないから。」


ただ選ばれただけだから。そう言っても嫌味に思われそうで言うのはやめた。


でも私にとっては不要な力で、この力のせいで家族を危機に陥れてしまったの。



いっその事、この力を誰かに移せないのかしら。ネックの媒体すら使わずにそのままポンと一生あげてしまいたい。


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