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出会い
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「…!やっと見つけた… 迎えに来ましたよ、魔王様。」
僕はずっと、非日常を求めていたんだと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「田中ー!早く帰ろーぜー」
「ねぇ、この後遊びに行かない?」
「宿題出すぎだろ…」
今日も同じだった。毎日毎日飽きずに同じことを繰り返すばかりだ。お揃いの制服を着て、同じ授業を受け、無駄に昼休みを過ごし、また授業を受けて… そんな代わり映えのしない日常。
俺は溜息をつき、いつものように1人で学校の玄関へ向かった。もう7月というだけあって外は蒸し暑く、太陽の光も鬱陶しく俺を見つめている。
あの曲がり角を曲がれば家に着く、そんなどうでもいいことを考えながら歩いていた時俺はそこに違和感を覚えた。何とは説明出来ない。ただ、なにかがいつもとは違う。
手が届きそうな距離に「いつもとは違うもの」がある気がする。俺は無性にそれを、確かめてみたくなってしまった。
俺は夢中で曲がり角にかけていった。きっとそれは不様な姿だったに違いない。しかしそんなことはすぐに大したことでは無くなった。
なぜかって?それは曲がり角の向こうにいたのが…
悪魔だったんだから。
僕はずっと、非日常を求めていたんだと思う。
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「田中ー!早く帰ろーぜー」
「ねぇ、この後遊びに行かない?」
「宿題出すぎだろ…」
今日も同じだった。毎日毎日飽きずに同じことを繰り返すばかりだ。お揃いの制服を着て、同じ授業を受け、無駄に昼休みを過ごし、また授業を受けて… そんな代わり映えのしない日常。
俺は溜息をつき、いつものように1人で学校の玄関へ向かった。もう7月というだけあって外は蒸し暑く、太陽の光も鬱陶しく俺を見つめている。
あの曲がり角を曲がれば家に着く、そんなどうでもいいことを考えながら歩いていた時俺はそこに違和感を覚えた。何とは説明出来ない。ただ、なにかがいつもとは違う。
手が届きそうな距離に「いつもとは違うもの」がある気がする。俺は無性にそれを、確かめてみたくなってしまった。
俺は夢中で曲がり角にかけていった。きっとそれは不様な姿だったに違いない。しかしそんなことはすぐに大したことでは無くなった。
なぜかって?それは曲がり角の向こうにいたのが…
悪魔だったんだから。
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