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あかさたな
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ここ数年で俺は大分身の危険を察知できるようになった。
残念なことに、主に貞操面で。
更に残念なことに、俺の操を狙っているのは俺の双子の弟だったりする。
まったくもって嘆かわしい。
「ハァハァ…あかぁ…」
もう、何も言うまい。
今だに俺を凝視しながらギンと育った息子を懸命に擦る弟に背を向け、俺は俺の部屋に帰るべく弟の部屋のドアを後ろ手に閉めた。
少し奥に歩いて隣の部屋のドアを開けると疲れ切った俺は部屋に入るなりベッドへダイブした。
もちろん、ドアに鍵をかけることだけは忘れない。
「鍵かけないのはOKサインでしょ?」とにこやかに言ってのけたヤツの顔が恐ろしく印象に残っているのだ。
薄い壁の向こうから俺の名前を呼ぶヤツの声が聞こえる。
いい加減こんな生活もう嫌だ!!
俺はこの家を、アイツの隣というポジションを抜け出してやるんだ!!
そう、俺には秘策がある。
ヤツにバレないよう、二重三重にワナを仕掛け押し進めてきた一大プロジェクトだ。
運のいいことに、俺たちは現在中学三年生。
そう、高校受験だ!
更に運がいいことに、俺はお出来になる男。
アイツは3と2、たまに1が並んでしまうようなおバカ。
ココまで言えばわかると思うが、俺は県外のとある有名な全寮制(←ココ重要!)の進学校にこの春特待生として進学することが決まっているのだ。
本当に勉強に打ち込んで良かった。
いや、アイツの所為で友達も出来なくて、そうだった奴等も離れていったから勉強くらいしかすることがなかったんだけど。
…うん、別にいいんだ。
新しい学校で友達作れば良いんだから。
俺にはこれから輝ける未来が待っているんだ!
ちなみに、これのどこに罠が仕掛けてあるのかというと、まず第一に、基本中の基本だが俺はありとあらゆる高校の資料、願書を取り寄せた。
アイツが俺の部屋に入って資料を見ていることなんてお見通しだからな。
第二に願書を取り寄せた学校はすべて受験して合格している。
単純だが、目眩ましにはなるだろう。
両親には面倒なことをさせてしまったが、二人とも全面的に協力してくれた。
流石に両親ともアレはまずいと思っているようだ。
そして第三に、俺は進学に前向きな教師陣の信頼をえている。
理由はもちろん、勉強が出来るから。
そこで、俺がどの高校に行くのか聞かれたらばらばらなことを言ってもらうようお願いした。
バカを好きな教師には俺が行く学校を教えていない。
アイツに漏らす可能性があるからだ。
正直漏らしたところでアイツが行けるような学校ではないが、念には念を、だ。アイツが俺のこととなると見境がなくなるのは、残念なことに俺の中では常識なのだ。
「…ぁ、ぁ…ッあぁ!!」
どうやら隣の部屋では愚弟がまたフィニッシュを迎えたようだ。
さすがに聞こえはしないが、きっと満足気に息を荒くしていることだろう。
容易に想像できてしまうところが虚しい。
虚しいついでに寝てしまおう。
高校に入ったらこの部屋で寝ることも無くなるのだから。
そう思うと少し切なくもなったが、とりあえず目を瞑ってその気持ちを忘れることにした。
残念なことに、主に貞操面で。
更に残念なことに、俺の操を狙っているのは俺の双子の弟だったりする。
まったくもって嘆かわしい。
「ハァハァ…あかぁ…」
もう、何も言うまい。
今だに俺を凝視しながらギンと育った息子を懸命に擦る弟に背を向け、俺は俺の部屋に帰るべく弟の部屋のドアを後ろ手に閉めた。
少し奥に歩いて隣の部屋のドアを開けると疲れ切った俺は部屋に入るなりベッドへダイブした。
もちろん、ドアに鍵をかけることだけは忘れない。
「鍵かけないのはOKサインでしょ?」とにこやかに言ってのけたヤツの顔が恐ろしく印象に残っているのだ。
薄い壁の向こうから俺の名前を呼ぶヤツの声が聞こえる。
いい加減こんな生活もう嫌だ!!
俺はこの家を、アイツの隣というポジションを抜け出してやるんだ!!
そう、俺には秘策がある。
ヤツにバレないよう、二重三重にワナを仕掛け押し進めてきた一大プロジェクトだ。
運のいいことに、俺たちは現在中学三年生。
そう、高校受験だ!
更に運がいいことに、俺はお出来になる男。
アイツは3と2、たまに1が並んでしまうようなおバカ。
ココまで言えばわかると思うが、俺は県外のとある有名な全寮制(←ココ重要!)の進学校にこの春特待生として進学することが決まっているのだ。
本当に勉強に打ち込んで良かった。
いや、アイツの所為で友達も出来なくて、そうだった奴等も離れていったから勉強くらいしかすることがなかったんだけど。
…うん、別にいいんだ。
新しい学校で友達作れば良いんだから。
俺にはこれから輝ける未来が待っているんだ!
ちなみに、これのどこに罠が仕掛けてあるのかというと、まず第一に、基本中の基本だが俺はありとあらゆる高校の資料、願書を取り寄せた。
アイツが俺の部屋に入って資料を見ていることなんてお見通しだからな。
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単純だが、目眩ましにはなるだろう。
両親には面倒なことをさせてしまったが、二人とも全面的に協力してくれた。
流石に両親ともアレはまずいと思っているようだ。
そして第三に、俺は進学に前向きな教師陣の信頼をえている。
理由はもちろん、勉強が出来るから。
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アイツに漏らす可能性があるからだ。
正直漏らしたところでアイツが行けるような学校ではないが、念には念を、だ。アイツが俺のこととなると見境がなくなるのは、残念なことに俺の中では常識なのだ。
「…ぁ、ぁ…ッあぁ!!」
どうやら隣の部屋では愚弟がまたフィニッシュを迎えたようだ。
さすがに聞こえはしないが、きっと満足気に息を荒くしていることだろう。
容易に想像できてしまうところが虚しい。
虚しいついでに寝てしまおう。
高校に入ったらこの部屋で寝ることも無くなるのだから。
そう思うと少し切なくもなったが、とりあえず目を瞑ってその気持ちを忘れることにした。
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