凪の始まり

Shigeru_Kimoto

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2015年8月 凪の始まり(後編)

3 2015年8月 3

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代わりに雅さんがやって来て、

「リリィちゃん、今、何処に住んでんの?」

「ウチは寮があるので、そこにいます」

「ああ、あそこのお嬢様学校だったね。じゃあ、ご挨拶は、“ごきげんよう”ってやつかい?」

「アハハ、そこまでは……でも……そうだな、近いかな……」

「じゃあ、けんちゃんと付き合ってるとかバレたら退学もの?」

「つきあってね~よ」

何言ってんだよ、あぶねーな。
高校生だぞ。
そんな訳あるか!

「……」

リリィさんが俯いてるだろ……

「……

……え!

まだそんな事言ってんの?」

雅さんが、一瞬、間を置けて、リリィさんを見て、俺に慌てて、かぶせてきた。

「そうなの……
することしてるくせに……」

おい!リリィさん、言い方!
何してるってんだ!

いいとこ手ぇつないでるくらいだろ!

「手つなぐくらいだよ」

「小学生か!」

雅さんが吠えた!

……なんかチグハグだな……
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