異世界侍(A different world samurai )

エピソード2

8話

ここはエスタンでもヴァリスタンでもない秘密の部屋、ここで王座に就いた新生エスタン王とヴァリスタン王が話し合ってる、魔術師ロイタールをどう捕まえるかいろいろ会議をしてた
「魔術師ロイタールは我々の国宝であった、「賢者の秘石」と「勇者の秘石」を奪った」
「ロイタールの目的はおそらく魔王の復活だろう、だがこの二つだけでは魔王を復活できない」
「奴の狙いは『女神の魂石』」
「おそらくな」

『女神の魂石』
大昔、魔王が世の中を支配した時、正義と慈愛の女神が2人の英雄エスタンとヴァリスタン共に戦い、魔王を討ち取った時、永遠に魔王を封印する時に自己犠牲によって出来た聖なる石

「だが、その石は初代エスタン王もヴァリスタン王も我々子孫達には場所を教えなかった」
「所で対洗脳防護魔術の調子はどうだ？」
「上手くいってる、そっちは対麻薬霊薬の生産は出来ているのか？」
「生産して国民に配ってある」
「ロイタールは洗脳魔術で何をしでかすか分からない」

エスタン城下町にて

城下町は荒廃し、城壁も壊れ、建物が崩れている中、エスタン国民は自分達の家を建て直してる、兵達も協力を惜しむことなく手伝っている、翔太はエスタン国に魔物が近寄らないか巡回兵をしている、エリーゼはリーナと仲良くなり城下町の教会の子供達と遊んでいる、お菓子を作ったり本を読んだり勉強を教えている、騎士キャロルはヴァリスタン総隊長アレックスと組み手をして腕を磨いている
「キャロル殿！随分と気合と情熱がこもってますな～」
「そういうアレックス隊長も動きが全然違うじゃないか～」
「負けられないのさ！」
「そうだな、いつまでもアイツらに頼っては戦士が廃るってもんだ」
二つの木刀が交互に攻め合う

「おい！エスタン国にヴァリスパンの商人がきたぞ！」
1人に民が騒ぎ始める、馬を2匹引き連れ移動式店舗でやってきた
(ヴァリスパン？この前、裕也が言ってた名物のパンか)
翔太が興味を持ち始める、巡回中に立ち寄る事にした
「すいません」
「いらっしゃいませ～！って翔太」
「裕也！お前、ここの店員になったのか」
「まあね、行くとこないし、一様恩もあるしね(そういえば翔太と達也に買ったパンを渡すの忘れてたわ)」
「まあいいや、ヴァリスパン一つくれ」
「はい！」
セレナがお会計を済まし、翔太にパンを渡す



　
ヴァリスタン王国、独房にて
エドワードはエスタン国の独房からヴァリスタン王の独房に移された、そこでは、いろいろな尋問や拷問を行われた、尋問官はロイタールの事について吐かせていた、達也はその尋問官の横に立っていた、