異世界侍(A different world samurai )

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エピソード3

1話

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エスタン王国、城下町
翔太はエスタン王国の兵を辞退した、魔術師を探すために各地を歩き回るつもりだ、この事はキャロルやエリーゼにも伝えてない、もし伝えたら同行するだろうと思い、あえて伝えてない、達也はヴァリスタンの兵を続けるつもり、裕也はパン屋で働いてる、翔太は達也と裕から旅の軍資金を貰った、
そして、朝日が登るのが時にエスタン王国を出た、大分歩くと一つの村に着いた、誰もいない、翔太はその異様な雰囲気に若干、恐怖した、翔太は村を捜索する、すると、背後から誰かが棍棒で殴りかかってくる、翔太は素早く回避して抜刀術の構えをとる
「出て行け!」
「!?」
翔太が驚く
すると、ぞろぞろと村人が現れる、凄い敵意を翔太に向ける
翔太は刀を納める、敵ではないといという事、周囲に知らせる
「俺はただの旅人だ、何故、敵意を向ける?」
「アンタは略奪しに来たんじゃないのか?」
「略奪?なんの事だ」
「本当にアイツらの仲間じゃないんだな?」
「だから!訳を話してくれ」
村人達が話し合っている、村長らしき人物が翔太の前に立った

「村長ぉぉぉーーーー!!!」
「なんだ!?またアイツらか!翔太殿、説明するより、見たほうが分かりやすいじゃろ!」
村人や村長が急いで隠れた、翔太も流れるように隠れた
(おい!急いで隠れる割には素早いな、てゆうか走ったりジャンプしたりする身体能力やば!?)
翔太も負けられずに追いつくが村人達の脅威の身体能力に着いていく事がやっとだった、木の上に村人の隠れ家があった、あの老人だって若い人と大差ないフィジカル
「はぁはぁぁ~(逃げるだけでこんな疲れるのか...俺だって身体能力には自信ある方なのに)」
翔太が悔しがる
「オラオラオラァー!どけどけどけぇーーー!!金目と食料と女を攫い出せーーーー!」
盗賊達が村の金目の食糧を強奪する
「そういう事が・・・どこの世界にも理不尽に奪う輩はいるもんな、しかし、村長、それだけの身体能力を持っていながらどうして戦えない?」
「戦うえる程、私たちは強くない、だから逃げて定期的に食糧と農作物を提供するしかないんじゃ...」
村長が悲しそうに言った、盗賊達は家畜や農作物を荒らしに回った、どこぞの逃げ遅れた愛犬が威嚇しながら吠えてる
「うるせぇー!犬畜生ぉめぇぇー!」
犬を蹴り飛ばした、もの凄い悲鳴をあげる愛犬、1人の男性が堪えてた
(ごめんよぉ...ごめんよぉ...)
きっとペットの飼い主なんだろう、翔太はこういう惨状に黙って見てはいられない、だがこの村を血に染めたくなかった、翔太の精神に住む鬼を村人に見せるわけのはいかない、翔太は木の上の隠れ家から飛び降りた
「お主、何を?!」
「まあ見てな!」
そして、ちょうど生えてあった竹の棒を刀で切り、先端を少し尖らせた
「久しぶりに棒術で戦うか」
1人の盗賊が翔太に気づく、そして周りに声をかける
「よう鬼畜生ども、随分、厚顔無恥に荒らしに回るじゃないか」
「なんだ?このスカたん!」
「おいおいおい!まさか俺達とやりあうっていうのか?」
ゲラゲラと下品と笑う盗賊達
「ふん、どこの世界も盗賊や半グレは品がない」
「あん?」
1人の盗賊が殴りかかってきた、翔太は竹の棒で足の甲を尖った先端で突き刺す、そのまま脇腹に打撃を与えて肋骨を砕いた、周りの盗賊達の一瞬にして襲い掛かってくる、翔太は華麗に竹の棒で盗賊達の攻撃を避けて、いなし、弾き、隙を突いて強烈な打撃を与える、村人が上から観ている、一部の盗賊達は恐れをなして退散していった、村人達が降りて来た、村人の1人が翔太に懇願する
「翔太さん!俺に竹の棒で戦う術を教えて下さい!」
「俺も!」
「私も」
また、1人と続出する人達が表れる、翔太は悩んだ、そして思い付いた
「分かった、だが対価交換で、アンタ達が逃げる時のあの身体能力を俺も身につけたい、命があって物種だしね」
「ああ、お安い御用だ!」
「今の第一波、第二波が来るまで2週間と言った所だ」
村長が言う
1週間目は『翔太は逃げる術』2週間目は『村人は戦う術』を学ぶ
村人の翔太の両腕両足に重たい岩を括る
「重っ!?」
それは、かなり重たいおもりだった
(なるほど、重さに慣れろって事ね)
若い村人がスタイリッシュに飛び跳ねる
「俺の跡を追ってついて来て下さい!」
翔太はもっそりと追いかける、若い村人にようやく追いつく、この時点で翔太の汗はダラダラの疲労してた、若い村人が立っていたのは、もの凄い速さで流れる川だった
「おい!まさかここを渡れとい言うんじゃないだろうな?」
「そのまさかだよ」
川には所々、岩の足場がある、若い村上がその足場を綺麗に飛び跳ねて川を渡りきる、翔太は渾身の力で飛び跳ねる、だが力及ばす川に落ちて流されてしまった、後から追ってきた村上達に引き上げてもらった、あそこに吊るしてあるツタがある若い村上が凄い早さで登っていく、翔太も四肢におもりをつけて登る、下には落下してもよいように布団や毛布が何重になって敷いてある、翔太が疲労困憊でツタから手を話し落下した、翔太は一日中おもりを着けて走り登り飛び跳ねる訓練を重ねた、全身が極度の筋肉痛になり一歩も動けない、翔太は晩飯を食べることも出来なぐらい疲労している、翔太は恥ずかし思いをしながら若い村人に食べさせてもらった、翔太はぐっすりと眠ったこれ程気持ちの良い睡眠は最高だった、そして夜が明けた、質の良い睡眠のおかげで筋肉痛の痛みが引いた、そしてその訓練を一週間訓練した、翔太は凄まじい跳躍力と走力を手に入れた、脅威の身体能力で縦横無尽に走り回る飛び越える、パルクールを覚えた、翔太は御礼に村人達に『棒術』を教えた、竹の棒で戦う術を村人達に徹底的に教えた、村人達はどんどん技術が上達していく、若い村人がその技術を試しに組み手を行う、翔太と志願兵の村人達の充実した2週間は過ぎた

真昼の時、1人の村人が汽笛を鳴らした、盗賊達がまた略奪してきた
「あの時は失敗したけど、例の戦士はもう村から出で行っただろ!皆のもの!略奪だぁー!」
「ヒャッハァァァァーーーーーー!!!」

「翔太殿、どうか見守ってて下さい」
村長が言う
「了解(もし、負けたりしたら全力で奴等を皆殺しにするか)」
村人達が陣形をとっている、その盗賊のリーダーが異変を感じる
「おいおいおい!気でも狂ったか!」
盗賊が棍棒で殴りかかってくる、村人達が華麗に棒術でいなし、弾き、強烈な打撃をお見舞いさせる
「なんだんだ?!コイツら!」
「おい!どうなってやがる!」
盗賊が普段と違う村人達に驚きを隠せない、盗賊達が徐々に追い込まれていく、村長が村人に攻撃の指示を止める
「もうこれ以上村から強奪を止めるなら、もう攻撃はしない、それと二度とこの村に近づかないでほしい」
村長が優しく警告をする
「人から奪って何が悪い!世の中は奪うか奪われるかだ、だったら誰だって奪う側の人間の立ち位置になりたいはずだ、政府は国民から税金で搾取する、教祖は信者から金と物資を巻き上げる、強く賢い人間は弱肉強食を正当化出来る!でもそれは俺だけの思想だ」
盗賊のリーダーが醜い資本主義を語る
「じゃあ、弱者になるか?」
翔太が盗賊リーダーの背後に立ち警告をする、盗賊リーダーが棍棒を翔太に振るう、翔太の神速居合の斬撃で腕を切り落とした、そのまま剣先を盗賊リーダーに向ける、盗賊リーダーは膝をつき止まらない血を止めようと悲鳴をあげながら手を押さえる、翔太の冷たい鬼の目が盗賊リーダーに恐怖を与える、周りの盗賊達がリーダーを置いて逃げる
「村長、コイツはもう戦えない、二度とこの村に迷惑をかけるような事はしないだろう、あとは村人達がコイツをどうするか好きにしていい」
村上達の冷たい視線が盗賊リーダーを襲う
「翔太殿、お主はこの村の救世主、また何か縁があれば立ち寄って下さい」
翔太はこの村から感謝の御礼として、水と食糧を貰った、夜が明けて朝日が昇る朝に翔太は村を出た


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