異世界侍(A different world samurai )

エピソード3

2話

とある、野営地にて
村人の迎撃に遭い、野営地に帰ろうとする盗賊達
「なんだ？その無様の傷跡は？」
黒い打ち刀を左手の逆手持ちで持ち、黒い服装の剣士が四つん這いになっている盗賊を背中の上で脚組みで座ってる男性がいる
「黒い剣を持った剣士に竹の棒一本で追いやれました！そして村人達が急に武器を持って抵抗して来ました！」
「ほう、あの黒い剣をもった噂の剣士か、エスタン兵最強の剣士だと聞く」
「はい、恐らく彼だと思います」
「例の剣士が竹の棒で一本でお前らを退けたなら話は分かる、が、村人達がが竹の棒でお前らを退けたってどういう事だ？(例の剣士が村を救うために村人達に棒術でも教え込んだが...この1週間の短期間で...だが、村人の逃げる足の速さと身体能力が有れば飲み込みも早い...例の剣士は教官としても一流なのか...」
「リーダーはどうした？」
「置いて逃げて来ました」
「ほう」
「情報によると、例の剣士が二度と村を襲わせないよう右腕を切られ、村人達の公開処刑になったかと・・・」
黒い服装した剣士は逃げて来て盗賊を神速居合の斬撃で肉塊にした、臓器が飛び散る、四つん這いに這いつくばってる盗賊も恐れをなして逃げようと立ち上がる、黒い剣士は盗賊のアキレツ腱を無惨に切った、もの凄い勢いで転ぶ盗賊
「死にたくない！死にたくな～い！」
もがきながら這いずって黒い剣士から必死に逃げようとする
「いいね～死に直面した人間の言葉は最高だ！ハハハ！俺が人を殺す時、「命だけは！！！地位もやる」と、金を差し出す権力者、政治家、資産家、そして「お前は悪だ、お前が悪い！！！」と、自分が絶対に正しいと思い、仮に本当にそうだとしても、強い正義感で俺を嫌い、挑み、負け、恨み憎み睨みながら正論と屁理屈を言って悪の俺に殺される、真面目と正直者が損をする、こんな世界は嫌だって顔してたな！俺は殺したいやつを平気で殺す、それを咎めようと批判してきた宗教家、圧倒的な戦闘力で多くの亡骸を築き上げてきた俺に「命は立った一つだ！それを平気で奪う君は悪」だと言った、宗教家は戦闘力では俺に劣るが、一度も人を殺めた事がない事を盾にして道徳的マウントをしてきた、その宗教家は潔癖な人間だと綺麗事を並べる、だから殺した、死に際の断末魔で「お前は地獄に落ちなきゃいけない...被害者にとって最も屈辱なのが加害者の更生だから、一度でも人を殺めた人間は救われてはいけない...」と言い、俺に見下ろされながら息を絶った、ありとあらゆる信念を踏み躙って殺す、最高の快楽だ、だが、盗賊よ、お前のような下等な汚物ゴキブリ以下の畜生は殺しても何も感じない、何故、我々と同じ姿や形をしている？何故、我々と息吸って吐いたりしている？ゴキブリような盗賊に信念はないからだ、ゴミのように死ね」
長い台詞を言いながら歩いて近づき、必死に逃げようとする盗賊を無感情に派手にぶっ殺した、汚い亡骸に唾を吐いた
「死んでもいい人間を殺して何も感じない・・・殺したいと思わないから、ここの野営地を根城にしている盗賊をムリやり下僕にしても面白くない、目を潰したり、腕を切って木登りさせたり、脚切って球遊びさせたりしても面白くない、やはり強い拘りを持つ思想家をぶっ殺す方が気持ちがいい」
そう言いながら刀についた血を拭き取る

この剣士の名は『ジェダ・ロイエス』
別名　魔剣士ジェダと言われてる、とある村人を全員皆殺した事によりを指名手配となった、その村はある王国が管理しており要注意危険人物と王がを捕らえるよう命令を下す、ジェダは拝借した刀で王国を剣一本で滅した、事の重大さ把握したエスタン王とヴァリスタン王は『ジェダ・ロイエス』に多額の賞金をかけた、ジェダが愛用してる武器は『魔天皇剣』(まてんおうけん)、翔太が持ってる刀『妖刀・鬼丸王牙』と同じ性質をしている
ジェダは例の剣士、翔太の後を追うことにした

翔太は、枯れた森林なかつき進む、ゴブリンとボブゴブリンが翔太の後を着けて襲う機会を覗ってる、翔太は親指で鞘から刀をいつでも抜ける準備をしてる、ワイヤートラップがある翔太はわざと引っ掛かかった大きな音が鳴る、サウンドトラップだった、音の合図でゴブリン達が一気に襲い掛かってきた、翔太は素早く鞘から刀を抜き、ゴブリン達を一閃する、ボブゴブリンの頭にクナイを投擲する、翔太は刀を鞘に納める、背後から猿みたいな人形モンスターが襲ってきた、再び鞘から刀を抜く、猿は鋭利な爪で切り裂いでくる、枯れた木の枝の上で立ち何度も猿の爪を弾く、翔太は煙幕を張りを猿から視界を奪った、猿の足場の木の枝をクロスボウで射抜いた、猿が落ちる、だが直ぐ体勢を立て直し翔太のいる木に登って駆け上がる、翔太は連続してボルトを撃ち込む、猿が脅威の身体能力でボルトの軌道を呼んで避ける、だが翔太はあらかじめそう言う方向に避けるように仕組み、隙をついて、刀で右腕を切り落とす、そして素早く袈裟斬りで左腕を切る、両腕を切られた猿はそのまま木から落ちて落下死した
「猿が木から落ちて死んだか」
翔太は再び安堵しながら刀を鞘に収める

ジェダはとある村に着いた、それはかつて盗賊をムリやり従わせて村を襲わせ翔太が救った村であった、この村人達はジェダが張本人だと誰も疑わないし知らない
「ほう　盗賊のクズどもに荒らされた村はいい感じに復興してんな」
ジェダが呟く
「旅人のお客さま、ようこそいらっしゃいませ」
この男が村人を苦しめた元凶だと知らずに声をかける青年
「この村に例の剣士がやってきて村人を救った奴がいると聞いた」
「翔太さんの事ですか？その人は数日前から旅に出で行きましたよ、あっちに、その人に何のようですか？」
「殺す」
「え！？」
ジェダはそう言い残し翔太が行った後を追った
「おい！殺すってどういう意味だ！は！？まさか？！俺達の村を襲った張本人なのか！？」
「直感が鋭いな！ああ、暇潰しに盗賊を支配して襲わせたよ、面白くなかったがな」
「強奪が失敗した腹いせか！」
青年が竹の棒を構える
「この村の住人なんかただの玩具、それよりその構え、例の剣士が教え込んだのか？」
「俺達の恩人を殺すだって？！そんな事させない」
「お前、誰を相手にしているか分かっているのか、まあいい弄ぶ事は大好きだ、来い命知らず」
「うおおおおぉぉぉぉーーーー！！！！」
青年が掛け声を上げてジェダに棒を振る、ジェダは不気味な笑顔を浮かべながら青年の攻撃を紙一重で避ける
「ただの一般人がよく盗賊を退けるぐらい腕を上げたもんな、例の剣士はそれほど人を見る目があるという事か」
ジェダが青年の手首を切り落とす、大きな悲鳴をあげる、村人の住民達がその悲鳴の所に数人集まってきた、村人も鉄の棒や竹の棒でジェダを囲った
「なんだ野次馬共、この青年のように、手首を切り落とされたいか」
「貴様！コイツを何をやった！」
「腕がぁ！腕がぁぁぁーーー！」
青年が声を上げる
「コイツ！腕を切ってやがる！」
「早く出血をするんだ！」
村人が全力で青年の切られた手首と腕をムリやり繋げよう手当てしている
そして、村長が何事だと、現場に足を運んだ、そして驚いた顔をする
「お前たち！コイツから離れろ！コイツは『魔剣士ジェダ　ジェダ・ロイエス』絶対に、絶対に関わってはいけない！」
村長が村人に警告して近づけさせないよう注意を促す
「俺を知っているのか？光栄だがこんな老いぼれに知られても光栄じゃないね」
「いったい...うちの村になんのようでしょうか？」
怯えた顔をした村長、村人は初めて見たって言う表情をしている
「この村に訪れ、盗賊を退けるためにこの村の住人に棒術を教え込んだ例の剣士を探しにきただけさ」
ジェダが説明する
「コイツは翔太さんを殺そうしている！だから止めようとしたんだ！う！痛い...」
青年が割って喋る
「おい！喋るな！」
「だって恩人を見捨てる事なんて人としてどうかと思うじゃん！それにそいつが村を苦しめた張本人！俺たちだって戦う大義があるはず！」
「どうした？愚民共、戦うか？」
ジェダが挑発する、村人達は棒を強く握り締める、1人の男性がジェダの背後から襲い掛かった、ジェダは素早い斬撃で男性の両腕を切り落とした
「や！やめるんじゃ！」
男性が悶絶している、村長は村人達に戦うなと警告する
「剣士よ村出て行ってくれ」
村長がそう訴える
「村長！翔太を見捨てるんですか？」
「皆のもの！中途半端な力は自分を滅ぼす、翔太殿は確かに戦う術を教えてくれた、だが、我々はただの一般人、本物の戦士には敵わないんじゃ」
「そういう事やぞ？野次馬愚民共」
ジェダはそういうと、翔太が向かった方向に後を追った