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エピソード9
19話
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樹洞の中で、達也とレーナは闘病の中、意識を保ってる
「はぁはぁはぁ、多分、39~40ぐらいの熱がある思う」
「うーん、立ってるのが限界だわ」
「ああ、今襲われたら」
「変な事を言わないで...」
「ねぇ、水とってよ...」
「えぇ...無茶言うなよ」
達也はしんどうそうに水をコップに汲む、そして自分優先に飲む
「ちょっと...何自分から飲んでいるのよ...」
「俺だって身体が熱いんだ...」
そして、もう一つのコップで水を汲み、レーナの横に置く、そしてゆっくりとぎこちない動きで水を飲む
「この水、とても美味しいわ」
「翔太の奴、一体、何処でこんな水を手に入れたんだ?」
あまりにも都合の良さが逆に不安を呼んだ、だが2人はそんな事を考察する暇はない、早く熱を治して2人に合流しないといけない、無理してはいけないと頭でわかっているが無意識に体を動かそうする、そんな達也を見て、レーナは必死に詠唱を唱える、そして魔法陣が2人を囲う
「急に身体が!う!動けない!何をした!」
「はぁはぁ...貴方が無理に出ようとするからでしょ...」
達也は冷静になり、抵抗もする事なく身体を治す事を考えた
「分かった、分かったよ」
「分かればよろしい、あの2人は強いから信じましょ」
「強い...か...」
達也は呟いた、樹洞のカーテンの隙間から月光が差し光る
「今は夜か...あんな禍々しい空でも、月光の光が美しい」
「あの月はどんな空でも美しいわ」
発熱のしんどさを忘れて、美しい月光の光に魅了される2人は、だが、そんな時、アルカディア信徒が捜索にやってきた
「レーナ...」
「全く、人が月を眺めている時に」
「あれはただの巡回兵だと思う」
「そういえば、2人が見つかりそうだと思ったら、この糸を引けって言ってた」
「サウンドトラップか」
アルカディア信徒はどうやら逸れた達也とレーナを探しにきたようだ
「どうやら、あの4人組、海で遭難して二人組に別れたらしいぜ」
「今ここでトドメを刺して手柄を立てて出世街道まっしぐらだ」
アルカディア信徒の数は7人だ
「畜生...熱が治ればあんな奴」
「大したことないでしょ」
「次のセリフを取るなよ」
「その言葉で」
「大体察しがつく、だろ」
「なに?」
「お返し」
「ふざける場合じゃない」
アルカディア信徒の1人が樹洞のカーテンの方へやってくる、そして翔太とゼオが仕掛けた、カランカランと遠くの音が鳴った
「なんだ!?」
「あっちに音が鳴ったぞ」
「いや?待て、サウンドトラップかもしれん」
「!?」
1人のアルカディア信徒が勘付く、2人のいる樹洞の周りを捜索する
「あの信徒、頭いいな」
「おい!この樹洞、変な足跡の痕跡がある」
達也とレーナはこの言葉に動揺した、そして足を滑らせ音を鳴らせた
(しまった!?)
「おい!音がしたぞ!」
「こっちだ!」
「この木が怪しいぞ」
達也とレーナの隠れている木が怪しいと思われた、2人はもうおしまいかと思いつつ戦闘態勢に入った、そして樹洞のカーテンを握った瞬間、達也は不意打ちの居合を繰り出すつもりだ、その時
「ぐぎゃおぉぉぉぉぉぉ!!!」
「なんだ!?」
「この咆哮はなんだ!?」
聞く耐えない禍々しい咆哮がする、そして2人が様子をみようと声がした方向に足を運ぶ、ゆっくりとゆっくりと歩き、警戒しながら前に進むと、後ろからついてきた信徒がいきなり何者かの尻尾に掴まれて物凄い断末魔が聞こえた
「助け!ぎゃぁぁぁぁ!!!」
「なんだ!?」
怪しい影が信徒の背後に近づく、そして身体を掴まれて頭を思い切り噛みちぎられて脊髄を抜いた、大量の血飛沫を上げて、そんな残虐な怪物に腰を抜かす信徒達、そしてその怪物は信徒達に向けて睨みつける
「なんなんだぁ!この化け物は!」
むしゃくしゃと信徒を身体を貪るように食う怪物、達也とレーナはその光景に気分が悪くなった、ただでさえ発熱だというのに、達也は吐きそうになる
「ちょっと!マジでやめてよ、我慢しなさい」
小さな声で達也をそういう、達也はバレないように横になる、吐き気を必死に我慢している、声を出さないように嘔吐をして顔色が悪くなる、そしてその怪物は次々と信徒を捕まえて顔を飲み込んでいく、首をよく見ると何かを植え付けてるように見える、レーナは直ぐに察した
「まさか...卵を植え付けてるの?人間を宿主にして...」
レーナは手を口に抑えて嘔吐しようとするがバレてはいけないと思い必死で我慢する、そしてアルカディア信徒の胸や腹から怪物の赤ちゃんが誕生した、達也もレーナも残酷な惨状を見て顔色が酷くなっている、もはや別人のように変貌している、キシャァァァと産声をあげる怪物の赤ちゃん、レーナはお腹を左手で押さえる、達也は口からタンを吐く、怪物は生き残ったアルカディア信徒を生きたまま捉えて赤ちゃんの餌にした、その断末魔は聞くに堪えないよう
「あの怪物...一体、なんなんのよ...」
「何も考えるな、やり過ごせ」
不気味な声をあげながら、鼻息をする、そして怪物の赤ちゃんは何処か消えていった
「レーナ...」
「何?」
「静かに魔法を詠唱出来るか?」
「出来るけど、何をするつもり?戦うつもり?」
「ここの樹洞の中の隙間を見ろ、ちょうど2人分の隙間がある、ここに隠れよう、そして、ここの樹洞の中を凍らせるんだ」
「なんですって?!」
すると、怪物の赤ちゃんがこちらにやってきた
「早く!」
2人は素早く隙間に潜り込み、2人は樹洞の中を寒い空間を作り上げる、温度はマイナスを超えた、そして怪物の赤ちゃんが樹洞のカーテンを破り中に侵入してくる、中に入った瞬間、動きが鈍り出ようと引き返すが出る前に絶命した、そして怪物の赤ちゃんが次々と入ってくるが直ぐに極寒の冷たさに絶命した、レーナが出ようとするが達也が引き止める
「まだ、あの怪物が彷徨いてる...」
怪物は2人が隠れている樹洞に違和感を感じて鋭利な尻尾で叩きつける、そして思い切り尻尾で巨木を切り落とす、物凄い寒い風が辺り一体に広がり、怪物の赤ちゃんの亡骸が見つかる、怪物は物凄い聞くに堪えない咆哮で周囲の草木を揺らす、2人は倒れた巨木の根っこの部分に隠れて挟まっておりちょうどいいぐらいに死角になっている、だから動かなけれバレる事はない、少しの静寂の中、突如、見覚えのある真空波が飛んできた
「あの攻撃は」
達也とレーナは指で穴を開けて同じ方向を見ている、2人とも冷や汗が止まらない
「随分、生理的な無理な造形した怪物だな」
「ジェダ!?ジェダロイエス!?」
2人は何故、ここに彼がいるのか驚いた、それはいい、奴がここに来たおかげで少し安心した事が大きい、ジェダはゆっくり鞘やから刀を抜き、静かなる闘気を高める、怪物はジェダに卵を産みつけようと掴み掛かる
「近づくな!」
素早い斬撃で真空斬りを繰り出す、怪物は口から唾液を出しながら素早く躱し、一気に距離を積める、そして強靭な異形の腕に鋭利な爪で切り裂こうする、ジェダはにこやかな顔で皮一枚で避ける
「汚くて、くせぇヨダレを垂らすな、化け物」
横に一閃に繰り出す、怪物はシャァァっと鳴きながら躱す、そして大木を足場にして壁キックで近づく、鋭利な尻尾で突き攻撃をする、ジェダは刀身で受け止め圧を確かめる
「!?」
ジェダはその圧力に押し潰され吹き飛んだ、そして身体を一回転させて巨木に着地して、そのまま蹴り、急接近する
「ほう、やるやん」
ジェダの放つ下段の斬撃は怪物の顎を少し割いた、汚い唾液を撒き散らしとドス黒く赤い血が出る、怪物は反撃に鋭利な爪を振り回して攻撃する、だが、ジェダは皮一枚で余裕の笑みで躱す、素早い動きで枝を渡り歩き撹乱する、怪物は首を前後左右に振り回し混乱している、怪物はジェダを見失い、変な声で呻く怪物、数秒の静寂の中、怪物の背後から真空斬りが放てれる、怪物はバック転で躱しジェダの居場所を察知する、そして臭いブレスを樹冠に向けて発射する、そのブレスは葉っぱを腐らせ溶け始める、ジェダは口で舌打ちして生理的な嫌悪感を感じて激怒する
「キモいんだよ...」
そう静かに呟き顔が無表情になって完全に目がいっている、臭いブレスを躱し急接近を仕掛ける、そのままジェダの剣撃と怪物の鋭利な爪と尻尾の斬り合い突き合いが始まる、手数の数では怪物が有利だ、だがジェダの剣術に隙はない、その達也とレーナはその戦いに見惚れていた、怪物は勝負を決めようと尻尾で大振りの突きを仕掛ける、だがジェダにその攻撃は通用しない、寧ろその攻撃はジェダに対する舐めた攻撃だ、当たるわけがない、素早い斬撃が怪物の尻尾を切断する、赤黒いち血飛沫が舞い、気持ち悪い呻き声で咆哮する
「囀るな...」
怪物の胸元にクロス十字の切り傷を入れる、だが、血飛沫を撒き散らしながら怯む事なく鋭利な爪で反撃を試みる、だが動きが若干遅い、躱すのは容易だった
「派手に殺してやる」
素早く鞘に刀を納めて、神速の居合で首を切る、そして首から大量の血飛沫が出て絶命する、ジェダは刀身についた血を振り払い、ゆっくり鞘に刀を納めた、ジェダは隠れている達也とレーナの存在に既に気づいている、大木を真空斬りで無理矢理、達也とレーナを炙り出す
「雑魚ども、こんな所で何をしている」
2人はその真空斬りの衝撃波で吹き飛んだ
「クソが!何しやがる!」
達也がジェダを四つん這いの状態で睨みつける、レーナがうつ伏せになって動かない
そして男2人は睨み合う
「はぁはぁはぁ、多分、39~40ぐらいの熱がある思う」
「うーん、立ってるのが限界だわ」
「ああ、今襲われたら」
「変な事を言わないで...」
「ねぇ、水とってよ...」
「えぇ...無茶言うなよ」
達也はしんどうそうに水をコップに汲む、そして自分優先に飲む
「ちょっと...何自分から飲んでいるのよ...」
「俺だって身体が熱いんだ...」
そして、もう一つのコップで水を汲み、レーナの横に置く、そしてゆっくりとぎこちない動きで水を飲む
「この水、とても美味しいわ」
「翔太の奴、一体、何処でこんな水を手に入れたんだ?」
あまりにも都合の良さが逆に不安を呼んだ、だが2人はそんな事を考察する暇はない、早く熱を治して2人に合流しないといけない、無理してはいけないと頭でわかっているが無意識に体を動かそうする、そんな達也を見て、レーナは必死に詠唱を唱える、そして魔法陣が2人を囲う
「急に身体が!う!動けない!何をした!」
「はぁはぁ...貴方が無理に出ようとするからでしょ...」
達也は冷静になり、抵抗もする事なく身体を治す事を考えた
「分かった、分かったよ」
「分かればよろしい、あの2人は強いから信じましょ」
「強い...か...」
達也は呟いた、樹洞のカーテンの隙間から月光が差し光る
「今は夜か...あんな禍々しい空でも、月光の光が美しい」
「あの月はどんな空でも美しいわ」
発熱のしんどさを忘れて、美しい月光の光に魅了される2人は、だが、そんな時、アルカディア信徒が捜索にやってきた
「レーナ...」
「全く、人が月を眺めている時に」
「あれはただの巡回兵だと思う」
「そういえば、2人が見つかりそうだと思ったら、この糸を引けって言ってた」
「サウンドトラップか」
アルカディア信徒はどうやら逸れた達也とレーナを探しにきたようだ
「どうやら、あの4人組、海で遭難して二人組に別れたらしいぜ」
「今ここでトドメを刺して手柄を立てて出世街道まっしぐらだ」
アルカディア信徒の数は7人だ
「畜生...熱が治ればあんな奴」
「大したことないでしょ」
「次のセリフを取るなよ」
「その言葉で」
「大体察しがつく、だろ」
「なに?」
「お返し」
「ふざける場合じゃない」
アルカディア信徒の1人が樹洞のカーテンの方へやってくる、そして翔太とゼオが仕掛けた、カランカランと遠くの音が鳴った
「なんだ!?」
「あっちに音が鳴ったぞ」
「いや?待て、サウンドトラップかもしれん」
「!?」
1人のアルカディア信徒が勘付く、2人のいる樹洞の周りを捜索する
「あの信徒、頭いいな」
「おい!この樹洞、変な足跡の痕跡がある」
達也とレーナはこの言葉に動揺した、そして足を滑らせ音を鳴らせた
(しまった!?)
「おい!音がしたぞ!」
「こっちだ!」
「この木が怪しいぞ」
達也とレーナの隠れている木が怪しいと思われた、2人はもうおしまいかと思いつつ戦闘態勢に入った、そして樹洞のカーテンを握った瞬間、達也は不意打ちの居合を繰り出すつもりだ、その時
「ぐぎゃおぉぉぉぉぉぉ!!!」
「なんだ!?」
「この咆哮はなんだ!?」
聞く耐えない禍々しい咆哮がする、そして2人が様子をみようと声がした方向に足を運ぶ、ゆっくりとゆっくりと歩き、警戒しながら前に進むと、後ろからついてきた信徒がいきなり何者かの尻尾に掴まれて物凄い断末魔が聞こえた
「助け!ぎゃぁぁぁぁ!!!」
「なんだ!?」
怪しい影が信徒の背後に近づく、そして身体を掴まれて頭を思い切り噛みちぎられて脊髄を抜いた、大量の血飛沫を上げて、そんな残虐な怪物に腰を抜かす信徒達、そしてその怪物は信徒達に向けて睨みつける
「なんなんだぁ!この化け物は!」
むしゃくしゃと信徒を身体を貪るように食う怪物、達也とレーナはその光景に気分が悪くなった、ただでさえ発熱だというのに、達也は吐きそうになる
「ちょっと!マジでやめてよ、我慢しなさい」
小さな声で達也をそういう、達也はバレないように横になる、吐き気を必死に我慢している、声を出さないように嘔吐をして顔色が悪くなる、そしてその怪物は次々と信徒を捕まえて顔を飲み込んでいく、首をよく見ると何かを植え付けてるように見える、レーナは直ぐに察した
「まさか...卵を植え付けてるの?人間を宿主にして...」
レーナは手を口に抑えて嘔吐しようとするがバレてはいけないと思い必死で我慢する、そしてアルカディア信徒の胸や腹から怪物の赤ちゃんが誕生した、達也もレーナも残酷な惨状を見て顔色が酷くなっている、もはや別人のように変貌している、キシャァァァと産声をあげる怪物の赤ちゃん、レーナはお腹を左手で押さえる、達也は口からタンを吐く、怪物は生き残ったアルカディア信徒を生きたまま捉えて赤ちゃんの餌にした、その断末魔は聞くに堪えないよう
「あの怪物...一体、なんなんのよ...」
「何も考えるな、やり過ごせ」
不気味な声をあげながら、鼻息をする、そして怪物の赤ちゃんは何処か消えていった
「レーナ...」
「何?」
「静かに魔法を詠唱出来るか?」
「出来るけど、何をするつもり?戦うつもり?」
「ここの樹洞の中の隙間を見ろ、ちょうど2人分の隙間がある、ここに隠れよう、そして、ここの樹洞の中を凍らせるんだ」
「なんですって?!」
すると、怪物の赤ちゃんがこちらにやってきた
「早く!」
2人は素早く隙間に潜り込み、2人は樹洞の中を寒い空間を作り上げる、温度はマイナスを超えた、そして怪物の赤ちゃんが樹洞のカーテンを破り中に侵入してくる、中に入った瞬間、動きが鈍り出ようと引き返すが出る前に絶命した、そして怪物の赤ちゃんが次々と入ってくるが直ぐに極寒の冷たさに絶命した、レーナが出ようとするが達也が引き止める
「まだ、あの怪物が彷徨いてる...」
怪物は2人が隠れている樹洞に違和感を感じて鋭利な尻尾で叩きつける、そして思い切り尻尾で巨木を切り落とす、物凄い寒い風が辺り一体に広がり、怪物の赤ちゃんの亡骸が見つかる、怪物は物凄い聞くに堪えない咆哮で周囲の草木を揺らす、2人は倒れた巨木の根っこの部分に隠れて挟まっておりちょうどいいぐらいに死角になっている、だから動かなけれバレる事はない、少しの静寂の中、突如、見覚えのある真空波が飛んできた
「あの攻撃は」
達也とレーナは指で穴を開けて同じ方向を見ている、2人とも冷や汗が止まらない
「随分、生理的な無理な造形した怪物だな」
「ジェダ!?ジェダロイエス!?」
2人は何故、ここに彼がいるのか驚いた、それはいい、奴がここに来たおかげで少し安心した事が大きい、ジェダはゆっくり鞘やから刀を抜き、静かなる闘気を高める、怪物はジェダに卵を産みつけようと掴み掛かる
「近づくな!」
素早い斬撃で真空斬りを繰り出す、怪物は口から唾液を出しながら素早く躱し、一気に距離を積める、そして強靭な異形の腕に鋭利な爪で切り裂こうする、ジェダはにこやかな顔で皮一枚で避ける
「汚くて、くせぇヨダレを垂らすな、化け物」
横に一閃に繰り出す、怪物はシャァァっと鳴きながら躱す、そして大木を足場にして壁キックで近づく、鋭利な尻尾で突き攻撃をする、ジェダは刀身で受け止め圧を確かめる
「!?」
ジェダはその圧力に押し潰され吹き飛んだ、そして身体を一回転させて巨木に着地して、そのまま蹴り、急接近する
「ほう、やるやん」
ジェダの放つ下段の斬撃は怪物の顎を少し割いた、汚い唾液を撒き散らしとドス黒く赤い血が出る、怪物は反撃に鋭利な爪を振り回して攻撃する、だが、ジェダは皮一枚で余裕の笑みで躱す、素早い動きで枝を渡り歩き撹乱する、怪物は首を前後左右に振り回し混乱している、怪物はジェダを見失い、変な声で呻く怪物、数秒の静寂の中、怪物の背後から真空斬りが放てれる、怪物はバック転で躱しジェダの居場所を察知する、そして臭いブレスを樹冠に向けて発射する、そのブレスは葉っぱを腐らせ溶け始める、ジェダは口で舌打ちして生理的な嫌悪感を感じて激怒する
「キモいんだよ...」
そう静かに呟き顔が無表情になって完全に目がいっている、臭いブレスを躱し急接近を仕掛ける、そのままジェダの剣撃と怪物の鋭利な爪と尻尾の斬り合い突き合いが始まる、手数の数では怪物が有利だ、だがジェダの剣術に隙はない、その達也とレーナはその戦いに見惚れていた、怪物は勝負を決めようと尻尾で大振りの突きを仕掛ける、だがジェダにその攻撃は通用しない、寧ろその攻撃はジェダに対する舐めた攻撃だ、当たるわけがない、素早い斬撃が怪物の尻尾を切断する、赤黒いち血飛沫が舞い、気持ち悪い呻き声で咆哮する
「囀るな...」
怪物の胸元にクロス十字の切り傷を入れる、だが、血飛沫を撒き散らしながら怯む事なく鋭利な爪で反撃を試みる、だが動きが若干遅い、躱すのは容易だった
「派手に殺してやる」
素早く鞘に刀を納めて、神速の居合で首を切る、そして首から大量の血飛沫が出て絶命する、ジェダは刀身についた血を振り払い、ゆっくり鞘に刀を納めた、ジェダは隠れている達也とレーナの存在に既に気づいている、大木を真空斬りで無理矢理、達也とレーナを炙り出す
「雑魚ども、こんな所で何をしている」
2人はその真空斬りの衝撃波で吹き飛んだ
「クソが!何しやがる!」
達也がジェダを四つん這いの状態で睨みつける、レーナがうつ伏せになって動かない
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