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エピソード9
20話
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ジェダは何故ここに達也とレーナがいるのか、予想がないだった
「何故、雑魚2人がここにいる、ん?貴様、その顔は、まさか発熱しているのか」
「何故、お前がここにいる」
「お前らには到底理解できない」
「そうかい」
レーナはゆっくり目を開けて立ち上がる、そこには男2人が映る
「あの男...!?」
ジェダは冷酷な瞳で達也を見下ろす、次の瞬間、氷の弾丸がジェダに向かって放たれた、レーナの放った氷の弾丸はジェダの華麗な剣術で凌がれてしまう、刀を握ってる腕で手首をクルクル回して攻撃を防ぐ、そしてレーナは怒声をあげながらジェダに攻撃を仕掛ける
「貴方だけは絶対に許さない!!!!エリーゼを!エリーゼを!あんな目に遭わせた貴方だけは許さない!!!」
「エリーゼ?あの陵辱された女か!慰謝料を取り立てに来たのか?」
レーナの目に殺意が宿る、両手に氷の刃を纏いジェダに斬りかかる
「そんな斬り込みで俺に当てられると思っているのか、お前もあのエリーゼと同じ目に遭いたいか!」
嘲笑いながらレーナを煽るジェダ、達也はレーナの暴走を止めたいが身体が弱っているせいでただ見ているだけだった
「やめろ...レーナ、戦うな」
レーナが繰り出す華麗な氷の刃の乱舞、悉くジェダに避けられて躱される
(なんで当たらないの!)
レーナは距離素早く距離を取り、氷の氷柱を造形して飛ばす、ジェダは鞘に刀を入れたまま砕くように氷の氷柱を壊す、レーナは再び氷の刃を腕に纏い近接を試みる、両腕で振り下ろそうとした時、ジェダは左手で思い切り振り回し氷の刃を木っ端微塵にした
「なっ?!」
そして、ジェダは素早く鞘を腰の位置に移動して、得意の抜刀術でレーナの命を刈り取るつもりだ、達也はレーナを守るべく刀で受け止め割っている、絶大な威力を誇るジェダの居合は達也の刀を通して腕までに力が伝わった
「くうぅぅぅ!!!」
達也が必死の根性で耐え凌ぐ、だが発熱で身体がしんどくて体力がない、達也はレーナの腹の元に吹き飛んだ、2人とも地面に寝転がる、ジェダはここでこの2人に会う事で計画が狂った、2人とも発熱しんどうそうに息をしている、トドメは刺さずに何処か去っていった
「レーナ...」
「はぁはぁはぁ」
レーナを心配するけど、自分も発熱で余裕がない、考える余裕もない、どうすればいいか分からない、向こうからアルカディア信徒の声がした、達也は戦闘で疲れ切ったレーナを抱いて倒れた樹洞の根本の付近に身を隠した
「はぁはぁはぁ」
達也は左手でレーナのおでこを右手で自分のおでこを触る、さっきに戦闘でお互い熱が更に上がった
「ごめんなさい達也...エリーゼの仇を取りたかった...」
「全く...めんどうをかけやがる...」
達也は無理矢理身体を動かして、倒れた樹洞の中にレーナを入れて達也は入る、そしてカーテンを閉める、樹洞の中にある翔太とゼオが用意した毛布でレーナを包む
「水...水が飲みたいわ...」
レーナがそう苦しそうに言う、達也も喉が渇いて苦しい
「ああもう、しょうがねぇーな...」
達也は茂みに転がっているバケツを取り出し、翔太が言っていた天然水を汲みに行く、極限の集中の中で耳を澄ます、あの化け物のような見た目の怪物が彷徨いてる、
(バカな!?ジェダに殺されたはす!1匹だけだけではないのか...)
達也の顔に絶望の表情が映る、そしてアルカディア信徒の巡回兵がやってきた、達也は大きな茂みに身を潜める
「おい!ここら辺で騒ぎがあったぞ!」
「探せぇ!」
アルカディア信徒達は散らばり達也とレーナを探す、ジェダの気配はもういない、何処か去っていったようだ
「なんだ!?この化け物は!?」
あの化け物はアルカディア信徒の巡回兵を見つけ次第襲いにかかる、そして再びアルカディア巡回兵の断末魔が隠れてる達也のレーナの耳に入る
「なんなのよ...この島...」
レーナが怯えながら呟く、達也が目を凝らしながら隙を覗って、アルカディア信徒の巡回兵は無惨にあの怪物に蹂躙され食べられている、断末魔で達也の精神が蝕まれていく、あそこに湧き出る天然水がある、達也はバケツを力強く握りしめる、極限の緊張中で汗が滲み出る、聞くに耐えない音を立てながら貪り食う化け物が早く去っていく事だけが達也の祈りだった、怪物は食べ終わると何処か去っていった、そして草地には大量の血と肉塊が転がってハエや小さな虫、そして肉食動物がやってきた、数秒の静寂の時を待ち、達也は誰もいないか慎重に確認してバケツを握り茂みから、慎重に足音を立てずに素早く天然水が湧き出る場所に行く、そしてバケツを汲み取る前に達也はて湧き出る天然水をかぶ飲みをする
(い!生き返る!)
そしてバケツ一杯に水を入れる、素早くレーナのいる倒れた巨木の樹洞に入り、コップにバケツから天然水を汲み取る、そしてレーナに飲ませる、すかさず達也も飲んでレーナの横に寝る、あのバケツの量の水があれば2人はなんとか樹洞の中でやり過ごせる、レーナは心の中で達也に感謝した
翔太とゼオは大きな館前の広場で軍用ドラゴンと戦闘を繰り広げている、青い灼熱のブレスが広範囲に2人を襲う
「どうだ!輝光ブレスの威力はぁ!」
今までこんな熱さを吐く相手はいなかった
(あの熱気、息をするだけで鼻と口が火傷しそうだ...)
ワイバーンといい熱気を宿す敵ばかりでイライラする翔太とゼオ、2人は本気で戦う事にした、館のテラスでリエールは優雅にワインを飲みながら観戦している
「ふーん、あれが鬼の心を持つ剣士ね」
リエールは不適な笑みを浮かべる、何か高級なお菓子を食べながら足を組みながら部下に指示をだす
「いいですか?あの剣士だ、あの剣士にだけに狙い定めなさい、ドラゴンが死んだ時が絶好のタイミングよ」
「了解しました」
青く輝く灼熱の火球ブレスが2人を襲う
(なかなか、精度がいいじゃないか)
そのブレスは正確に翔太とゼオに向かう、2人は全力で躱す、五発目の火球ブレスを躱した所でゼオは踵落としの態勢をとる、ゼオの全力の踵落としは硬い翼によって防がれた、隙を突いて翔太がドラゴンの胸元に近づく、切り上げを繰り出そうとするがドラゴンの剛腕の鱗を切り裂く事はできなかった
「硬いな...」
そのまま剛腕で翔太を振り払う、翔太は吹き飛んで空中に舞う、身体を後ろに回りながら安定した着地で足をつく、足をついた瞬間、ドラゴンが急接近して翔太を切り裂こうした、翔太は超反応で身体の上半身を逸らし紙一重で躱す、翔太の髪の毛が数本切れる、ドラゴンの背中からゼオの正拳突きが繰り出される、するとドラゴンは身体が青く輝き始めた、ゼオは超反応で拳を納め、ドラゴンの背中を蹴り飛ばし距離を取る、ゼオは足の裏に強烈な火傷を負った、靴の裏を見ると、ドロドロに溶けている
「この靴、100万もしたんだぞ!」
だがゼオが履いてる靴は耐熱性があり耐久性がある、こ靴一足で30年は持つはずだ、こんな事があろうとゼオは胸元から耐熱性のあるグローブをつける、翔太はクロスボウガンを取り出し、頭部に向けて連射する、輝く青いブレスで矢が燃え消えて届く事はなかった
「もう熱さはうんざりなんだよ」
それでも的確な射撃で矢を撃ち込む、ドラゴンが空に羽ばたき口内に青く輝くブレスを吐く準備をしている
「ゼオォ!必殺技が来るぞ!」
「ああ!ここら一辺を焼き尽くすつもりだ!」
2人は背を向けてあの青く輝く灼熱のブレスを凌ぐ場所を探した、翔太とゼオは鉄扉を乗り越えて、装飾を飾ったコンクリートの壁を縦にして身を隠す
「さぁ!全てを焼き尽くせぇ!全力の輝光ブレスだぁぁぁ!!!」
もの凄い扇形で広範囲で吐かれる
「あ...熱いぃぃぃ」
翔太とゼオは一瞬で身体から水分が抜けた、あまりにも暑さで脱水症状に陥れそうになった、激しいブレスを耐え凌ぎながら水筒を片手で飲み干し2人、その水は既にぬるま湯になっていた
「はぁはぁ...水が不味いと思ったのは初めてかも」
ゼオが呟く、尋常ではない熱さによって徐々にコンクリートの壁が溶け始めている、コンクリートの壁が半分溶けたところであのブレスが止んだ、地面が青い炎で焼けていてまともに動く事が出来ない
「翔太!これ使え!」
「これは!?」
翔太はゼオからワイヤーを受け取った
「広場の半分は焼けている!上半分の広場に飛び移るぞ!」
2人はワイヤーを射出して焼けてない広場に飛び移る、そして上手く着地して再び戦闘態勢に入る、容赦無く青い火球が降り注ぐ、なかなか降りて来ず青い流星群の中躱し続けるしかない
「おい!俺たちは逃げるだけかよ!」
「....」
翔太が黙る、何か攻略の糸口を探しているのだろう、数少ないクロスボウガンの矢は指で数える程度しかない
「翔太ぁぁぁ!!!」
「なんだぁ!!!」
「矢を寄越せぇ!お前の考えてる事は容易に分かる!」
「じゃぁ!どうやってあの翼を部位破壊出来るか、分かるのだな」
「まだ、分からん!」
「はぁ?」
「だが、動いていればいずれ、直感で糸口が見えるはずだ」
「そうだな、なんとかなる、いやなんとかやってみせるか!」
軍用ドラゴンを調教したアルカディア信徒は高笑いしながら、逃げ惑う2人を観ている、翔太はその笑い声に癪に障る、クロスボウガンを調教師に向けて撃つ
「うぜぇんだよ...」
翔太はそう呟き、的確な射撃で矢を調教師に向けて撃つ、するとドラゴンが調教師を剛腕な鱗で防いだ、それを見た翔太とゼオはある事を思いつく
「馬鹿め!そんな木偶の坊が通用するか!」
ケラケラと唾液を飛ばしながら笑うアルカディア調教師
「ゼオ!分かるよな?」
「ああ」
ゼオは調教師に向かって走り出す、ドラゴンの視線がゼオに向いた、だが翔太は撃たない、撃った所で超反応と華麗な舞で避けられるからだ、ドラゴンはゼオの背中に向けて青い火球を放つ、ゼオは調教師の付近で避け続ける、そして調教師に向けて踵落としを繰り出すとする、そこでドラゴンはゼオの踵落としに割って入る、ゼオの踵は剛腕の鱗で防がれた、ドラゴンは足を掴み思い切り地面に叩きつけようとするが、翔太が袈裟斬りで阻止する、そして掴んだゼオの脚を放す、ドラゴンは調教師を守ろうと再びゼオの前に立ち塞がる、そしてゼオの激しい殴打と蹴り技が炸裂する、ドラゴンが龍鱗に青い輝きを纏う、そして、翔太が調教師に向けて走り出す、ドラゴンが物凄い咆哮で2人を怯ませる、2人はどうやって翼を部位破壊してやろうかいろいろと動きまくる
(何をするつもりだぁ?)
調教師が思慮深くなる
(どう攻略するか、何かを狙ってるな)
更に目を凝視して2人を観察する、ゼオがドラゴンの背中を駆け上がり、翼に矢を刺そうと腕を突き刺す、だが、ドラゴンがいきなり身体を回転し始めてゼオは振り解かれた、翔太は両手で袈裟斬りを繰り出すが避けられた、翔太はあえて翼を狙わなかった
「何故!狙わなかった?」
「察しられたら翼に攻撃が届かなくなる、確実に狙いたい」
(ん?あの武道家、翼を狙ってなかったか?だがあの剣士は胸元に斬り込もうとした、気のせいか)
翔太とゼオはドラゴンの戦い方に悪戦苦闘する
「何故、雑魚2人がここにいる、ん?貴様、その顔は、まさか発熱しているのか」
「何故、お前がここにいる」
「お前らには到底理解できない」
「そうかい」
レーナはゆっくり目を開けて立ち上がる、そこには男2人が映る
「あの男...!?」
ジェダは冷酷な瞳で達也を見下ろす、次の瞬間、氷の弾丸がジェダに向かって放たれた、レーナの放った氷の弾丸はジェダの華麗な剣術で凌がれてしまう、刀を握ってる腕で手首をクルクル回して攻撃を防ぐ、そしてレーナは怒声をあげながらジェダに攻撃を仕掛ける
「貴方だけは絶対に許さない!!!!エリーゼを!エリーゼを!あんな目に遭わせた貴方だけは許さない!!!」
「エリーゼ?あの陵辱された女か!慰謝料を取り立てに来たのか?」
レーナの目に殺意が宿る、両手に氷の刃を纏いジェダに斬りかかる
「そんな斬り込みで俺に当てられると思っているのか、お前もあのエリーゼと同じ目に遭いたいか!」
嘲笑いながらレーナを煽るジェダ、達也はレーナの暴走を止めたいが身体が弱っているせいでただ見ているだけだった
「やめろ...レーナ、戦うな」
レーナが繰り出す華麗な氷の刃の乱舞、悉くジェダに避けられて躱される
(なんで当たらないの!)
レーナは距離素早く距離を取り、氷の氷柱を造形して飛ばす、ジェダは鞘に刀を入れたまま砕くように氷の氷柱を壊す、レーナは再び氷の刃を腕に纏い近接を試みる、両腕で振り下ろそうとした時、ジェダは左手で思い切り振り回し氷の刃を木っ端微塵にした
「なっ?!」
そして、ジェダは素早く鞘を腰の位置に移動して、得意の抜刀術でレーナの命を刈り取るつもりだ、達也はレーナを守るべく刀で受け止め割っている、絶大な威力を誇るジェダの居合は達也の刀を通して腕までに力が伝わった
「くうぅぅぅ!!!」
達也が必死の根性で耐え凌ぐ、だが発熱で身体がしんどくて体力がない、達也はレーナの腹の元に吹き飛んだ、2人とも地面に寝転がる、ジェダはここでこの2人に会う事で計画が狂った、2人とも発熱しんどうそうに息をしている、トドメは刺さずに何処か去っていった
「レーナ...」
「はぁはぁはぁ」
レーナを心配するけど、自分も発熱で余裕がない、考える余裕もない、どうすればいいか分からない、向こうからアルカディア信徒の声がした、達也は戦闘で疲れ切ったレーナを抱いて倒れた樹洞の根本の付近に身を隠した
「はぁはぁはぁ」
達也は左手でレーナのおでこを右手で自分のおでこを触る、さっきに戦闘でお互い熱が更に上がった
「ごめんなさい達也...エリーゼの仇を取りたかった...」
「全く...めんどうをかけやがる...」
達也は無理矢理身体を動かして、倒れた樹洞の中にレーナを入れて達也は入る、そしてカーテンを閉める、樹洞の中にある翔太とゼオが用意した毛布でレーナを包む
「水...水が飲みたいわ...」
レーナがそう苦しそうに言う、達也も喉が渇いて苦しい
「ああもう、しょうがねぇーな...」
達也は茂みに転がっているバケツを取り出し、翔太が言っていた天然水を汲みに行く、極限の集中の中で耳を澄ます、あの化け物のような見た目の怪物が彷徨いてる、
(バカな!?ジェダに殺されたはす!1匹だけだけではないのか...)
達也の顔に絶望の表情が映る、そしてアルカディア信徒の巡回兵がやってきた、達也は大きな茂みに身を潜める
「おい!ここら辺で騒ぎがあったぞ!」
「探せぇ!」
アルカディア信徒達は散らばり達也とレーナを探す、ジェダの気配はもういない、何処か去っていったようだ
「なんだ!?この化け物は!?」
あの化け物はアルカディア信徒の巡回兵を見つけ次第襲いにかかる、そして再びアルカディア巡回兵の断末魔が隠れてる達也のレーナの耳に入る
「なんなのよ...この島...」
レーナが怯えながら呟く、達也が目を凝らしながら隙を覗って、アルカディア信徒の巡回兵は無惨にあの怪物に蹂躙され食べられている、断末魔で達也の精神が蝕まれていく、あそこに湧き出る天然水がある、達也はバケツを力強く握りしめる、極限の緊張中で汗が滲み出る、聞くに耐えない音を立てながら貪り食う化け物が早く去っていく事だけが達也の祈りだった、怪物は食べ終わると何処か去っていった、そして草地には大量の血と肉塊が転がってハエや小さな虫、そして肉食動物がやってきた、数秒の静寂の時を待ち、達也は誰もいないか慎重に確認してバケツを握り茂みから、慎重に足音を立てずに素早く天然水が湧き出る場所に行く、そしてバケツを汲み取る前に達也はて湧き出る天然水をかぶ飲みをする
(い!生き返る!)
そしてバケツ一杯に水を入れる、素早くレーナのいる倒れた巨木の樹洞に入り、コップにバケツから天然水を汲み取る、そしてレーナに飲ませる、すかさず達也も飲んでレーナの横に寝る、あのバケツの量の水があれば2人はなんとか樹洞の中でやり過ごせる、レーナは心の中で達也に感謝した
翔太とゼオは大きな館前の広場で軍用ドラゴンと戦闘を繰り広げている、青い灼熱のブレスが広範囲に2人を襲う
「どうだ!輝光ブレスの威力はぁ!」
今までこんな熱さを吐く相手はいなかった
(あの熱気、息をするだけで鼻と口が火傷しそうだ...)
ワイバーンといい熱気を宿す敵ばかりでイライラする翔太とゼオ、2人は本気で戦う事にした、館のテラスでリエールは優雅にワインを飲みながら観戦している
「ふーん、あれが鬼の心を持つ剣士ね」
リエールは不適な笑みを浮かべる、何か高級なお菓子を食べながら足を組みながら部下に指示をだす
「いいですか?あの剣士だ、あの剣士にだけに狙い定めなさい、ドラゴンが死んだ時が絶好のタイミングよ」
「了解しました」
青く輝く灼熱の火球ブレスが2人を襲う
(なかなか、精度がいいじゃないか)
そのブレスは正確に翔太とゼオに向かう、2人は全力で躱す、五発目の火球ブレスを躱した所でゼオは踵落としの態勢をとる、ゼオの全力の踵落としは硬い翼によって防がれた、隙を突いて翔太がドラゴンの胸元に近づく、切り上げを繰り出そうとするがドラゴンの剛腕の鱗を切り裂く事はできなかった
「硬いな...」
そのまま剛腕で翔太を振り払う、翔太は吹き飛んで空中に舞う、身体を後ろに回りながら安定した着地で足をつく、足をついた瞬間、ドラゴンが急接近して翔太を切り裂こうした、翔太は超反応で身体の上半身を逸らし紙一重で躱す、翔太の髪の毛が数本切れる、ドラゴンの背中からゼオの正拳突きが繰り出される、するとドラゴンは身体が青く輝き始めた、ゼオは超反応で拳を納め、ドラゴンの背中を蹴り飛ばし距離を取る、ゼオは足の裏に強烈な火傷を負った、靴の裏を見ると、ドロドロに溶けている
「この靴、100万もしたんだぞ!」
だがゼオが履いてる靴は耐熱性があり耐久性がある、こ靴一足で30年は持つはずだ、こんな事があろうとゼオは胸元から耐熱性のあるグローブをつける、翔太はクロスボウガンを取り出し、頭部に向けて連射する、輝く青いブレスで矢が燃え消えて届く事はなかった
「もう熱さはうんざりなんだよ」
それでも的確な射撃で矢を撃ち込む、ドラゴンが空に羽ばたき口内に青く輝くブレスを吐く準備をしている
「ゼオォ!必殺技が来るぞ!」
「ああ!ここら一辺を焼き尽くすつもりだ!」
2人は背を向けてあの青く輝く灼熱のブレスを凌ぐ場所を探した、翔太とゼオは鉄扉を乗り越えて、装飾を飾ったコンクリートの壁を縦にして身を隠す
「さぁ!全てを焼き尽くせぇ!全力の輝光ブレスだぁぁぁ!!!」
もの凄い扇形で広範囲で吐かれる
「あ...熱いぃぃぃ」
翔太とゼオは一瞬で身体から水分が抜けた、あまりにも暑さで脱水症状に陥れそうになった、激しいブレスを耐え凌ぎながら水筒を片手で飲み干し2人、その水は既にぬるま湯になっていた
「はぁはぁ...水が不味いと思ったのは初めてかも」
ゼオが呟く、尋常ではない熱さによって徐々にコンクリートの壁が溶け始めている、コンクリートの壁が半分溶けたところであのブレスが止んだ、地面が青い炎で焼けていてまともに動く事が出来ない
「翔太!これ使え!」
「これは!?」
翔太はゼオからワイヤーを受け取った
「広場の半分は焼けている!上半分の広場に飛び移るぞ!」
2人はワイヤーを射出して焼けてない広場に飛び移る、そして上手く着地して再び戦闘態勢に入る、容赦無く青い火球が降り注ぐ、なかなか降りて来ず青い流星群の中躱し続けるしかない
「おい!俺たちは逃げるだけかよ!」
「....」
翔太が黙る、何か攻略の糸口を探しているのだろう、数少ないクロスボウガンの矢は指で数える程度しかない
「翔太ぁぁぁ!!!」
「なんだぁ!!!」
「矢を寄越せぇ!お前の考えてる事は容易に分かる!」
「じゃぁ!どうやってあの翼を部位破壊出来るか、分かるのだな」
「まだ、分からん!」
「はぁ?」
「だが、動いていればいずれ、直感で糸口が見えるはずだ」
「そうだな、なんとかなる、いやなんとかやってみせるか!」
軍用ドラゴンを調教したアルカディア信徒は高笑いしながら、逃げ惑う2人を観ている、翔太はその笑い声に癪に障る、クロスボウガンを調教師に向けて撃つ
「うぜぇんだよ...」
翔太はそう呟き、的確な射撃で矢を調教師に向けて撃つ、するとドラゴンが調教師を剛腕な鱗で防いだ、それを見た翔太とゼオはある事を思いつく
「馬鹿め!そんな木偶の坊が通用するか!」
ケラケラと唾液を飛ばしながら笑うアルカディア調教師
「ゼオ!分かるよな?」
「ああ」
ゼオは調教師に向かって走り出す、ドラゴンの視線がゼオに向いた、だが翔太は撃たない、撃った所で超反応と華麗な舞で避けられるからだ、ドラゴンはゼオの背中に向けて青い火球を放つ、ゼオは調教師の付近で避け続ける、そして調教師に向けて踵落としを繰り出すとする、そこでドラゴンはゼオの踵落としに割って入る、ゼオの踵は剛腕の鱗で防がれた、ドラゴンは足を掴み思い切り地面に叩きつけようとするが、翔太が袈裟斬りで阻止する、そして掴んだゼオの脚を放す、ドラゴンは調教師を守ろうと再びゼオの前に立ち塞がる、そしてゼオの激しい殴打と蹴り技が炸裂する、ドラゴンが龍鱗に青い輝きを纏う、そして、翔太が調教師に向けて走り出す、ドラゴンが物凄い咆哮で2人を怯ませる、2人はどうやって翼を部位破壊してやろうかいろいろと動きまくる
(何をするつもりだぁ?)
調教師が思慮深くなる
(どう攻略するか、何かを狙ってるな)
更に目を凝視して2人を観察する、ゼオがドラゴンの背中を駆け上がり、翼に矢を刺そうと腕を突き刺す、だが、ドラゴンがいきなり身体を回転し始めてゼオは振り解かれた、翔太は両手で袈裟斬りを繰り出すが避けられた、翔太はあえて翼を狙わなかった
「何故!狙わなかった?」
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