対等

peace

文字の大きさ
3 / 3

.2

しおりを挟む








入社4年目
うちの課で同期は1人だけ
その1人はある事件で本部の方々に気に入られ
実績もあり、あっという間に課長なった

だが未だ平の俺は悔しいだとかそんな感情は微塵もない

だって、あいつが仕事出来過ぎるから








「宮坂くん」

「はい、何でしょうか課長」

「.....私の名前は課長じゃないわ」

「せっかくだから呼びたいじゃん」

「.....次の会議のプレゼン資料の事だけど、結果ばかりで次へ繋がる言葉が弱い」

「あー...分かりました。直します」

「明日までに」

「了解です」





自分が作った資料を見直し
ああ、確かになと確認しながら
他の仕事との段取りを組み立て直す

 



同期の冬藤は課長、と言うか
役職やあだ名で呼ばれるのを凄く嫌がる
あ、冬藤じゃなくなったから、冬藤って言われるのも嫌がるのかも





あだ名、でいうと
表情筋がニート過ぎるのと
発言、行動に可愛げ皆無な所から
氷の女王とか、塩課長とか
面白くて俺は好きだけどな

   













..........あだ名がね?






いやいや、あのね
そりゃ俺もめっちゃ動揺したっての
入社して1年後くらいには結婚して
その時も急だったし動揺したけど
離婚も急とかどういう事だよ
前兆とか噂とか、前もって感じさせろよ
別に、ただの同期の結婚とか離婚とか
そんなのほんとどうでもいいし
勝手にしろよって感じだし
まあ、あいつの事だからなんら仕事には支障出ないんだろうし
なんの問題もない
俺には関係ない


















 

けど、


あいつの、



半年に1回くらい見れる笑顔とか



有言実行でどこまでもまっすぐなとことか



よくドーナツほうばってるとことか












嫌いじゃない、から






曲がった事も、間違った事も嫌いなのに


あいつの口から離婚の言葉が出るのは


あいつに仕事で追い付けない事より


なんか、悔しくて



苦しい




なんだ、この気持ち
















「恋じゃね?」

「.....マジで?」

「いや、知らんけど」

「相談してるのに知らんとか!」

「いやだって俺そっちの課じゃないしー」

「でも冬藤の事は知ってるだろ!」

「雪入さんな、てかお前若いな」

「何がだよ」

「悩みが若いよ、少年みたい」

「27のおっさんに少年とか言うな」

「いつから彼女いないの?」

「...3年前」

「うわー、なんか、頑張れ」

「.....もういい」

「拗ねんなって、今日は奢るから」











俺が?


あいつに?

 








そんな馬鹿な
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

初体験の話

東雲
恋愛
筋金入りの年上好きな私の 誰にも言えない17歳の初体験の話。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...