俺が勇者ですが、最凶は兄でした。

村人N番目になりたい

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第一章 俺が真なる勇者らしい、、、

モンスター自体は王道?らしい、、、

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と、言うわけで(言っ、略)皆さんのモヤモヤ、モンバラについての説明が始まった。

今、この図書室にいるのは、俺と兄貴、そしてあの宰相だ。王宮の図書室だけあって本の種類、量ともに豊富で長机に椅子と設備も完璧だった。
そして、俺と兄貴は長机にある椅子に座り、その反対に黒板をガラガラと押してきた宰相がいる、といった位置だ。

「それでは、授業を始めます!そこの君から自己紹介をどうぞ。」と、兄貴が指名された。

「はい!え~と、僕の名前は神無月 深暗といいます。読みは一話で拾ってください。趣味は弱者いびりに強い者いじめです。皆さんどうぞ、僕の奴隷になりに来てくださいね!!あ、でも沢山はいらないのでトーナメントとかするんだったら言ってください。高みの見物をするので!宜しくお願いします!」

「よろしくしたくねーよ!!!」と、俺はツッコンだ。

宰相先生「へ、へ~。とても個性的な自己紹介でしたね~。では、次そこの君」

えっ!俺も自己紹介すんの!?でもなんか兄貴も宰相も期待の目で見てくる、、やめてくれ!俺はツッコミキャラなんだぞ?ボケれるわけないだろ!?チッやるしかないか、なめんなよ!俺の高校リア充力!!

「はい!俺の名前は神無月 光樹といいます。気軽に光樹って呼んでください!趣味はカラオケ、特技はスポーツ全般です!遊びに行くんだったら、声を掛けてくれよな(笑)よろしく!!!」

宰相先生「、、、はい。とても明るくて普通の自己紹介でしたね。」

深暗「うん!とっても普通でいい挨拶だと思うよ!」

なんだろうこの反応が薄い感じ、、、なんか、心が痛いよ。

宰相先生「ハッ(゜ロ゜)先生気づいちゃったんだけど、君達どっちも神無月なんだね~凄い偶然もあったもんだ~」

「いやっ!いい加減にしろよ!!兄弟なんだから普通そうだろ!!ってか、いつまで現代の学校ごっこしてんだよ!!いい加減モンバラについて説明をしろよ!!!」

宰相「しょうがないな~説明しますよー」しょうがなくないだろ!と、言うのはたえる!ここはたえたぞ!

宰相「まず、この世界は主に4種類のモンスターが蔓延(はびこ)っており、スライム、ゴブリン、竜にオガークです!」

「オガーク!?」

宰相「おっ!いいところに目をつけましたね!オガークは、まんま養豚のような見た目をしておりまして。おでこに角と口からは鋭い牙が生えております。オガークはこの世界で最も弱くレベル上げに持ってこいで、普通に食べても美味しいでいいとこ取りなモンスターなんですよ!」結構なハイテンションで話す宰相。だかしかし!!

「いいとこ取りなのはわかった!でも、言うことがある!
オーガとオークをくっ付けてんじゃねぇよ!!!!!なんだよオガークって、全然一般的じゃないだろ!!こっちの世界なめてんの?オーク?いい感じにキモくてそんなのを倒す主人公かっこ良かったよね!?こっちじゃ、豚絞めてるひどいヤツにしか、見えねーよ!!オーガ?鬼なんだよな!?鬼要素、角だけって不憫過ぎるだろ!そもそもこの世界はつまり、鬼がいないのかよっ!!ファンタジーで大切な要素だろうが!!筋骨隆々でとても強そうで怖いけど、かっこいい!!みたいな!?大事だろそういうの!!!」

宰相「は~そうなんですね。では、次にそれぞれのモンスターの強さについて説明しますね!」感心うっっっっす!!は~、まぁいいや。きっと強さについてもツッコムことになりそうだし、、、進まないし、、はぁ、、


「こちらがモンスターの強さ順です。」と、宰相が言い黒板をひっくり返した。

〈モンスターの強さ〉
スライム   魔王クラス

ゴブリン   戦争クラス

竜               弱い騎士クラス

オガーク   ただの雑魚



オガークに世知辛ぇぇぇ(泣)つか、弱い騎士で竜倒せるとか、王様の言ってたことは本当だったのかよ!あと!忘れちゃいない、いや本当はだいたい察してはいたさ、、、
でも、これは、、ゴブリンは、、、、勇気だ!今こそ踏み出す勇気なんだ!俺は勇者なんだろう!?よしっ!!俺は覚悟をきめ、、「宰相さん!どうしてゴブリンはこんなに強いんですか?」おいっっっ兄貴ィィィ!!!今日も今日とて絶好調かよ!!なんなんだよ!空気を読めてるのかわざと読んでないのか、わからねーよ!!
でも、たぶんあえて読んでないな、兄貴ドSだもんな。ほんとタチ悪ぃ~(泣)


「あ~はい、それはですね~ゴブリンは元々以下略。つまり、ゴブリン一体一体が竜を倒せるほど強いのに群れをなしており、我が国と戦うとすれば、戦争並みになるからですね!」


ゴブリンは元々なんだってんだ!!!以下略気になり過ぎるだろ!ちゃんと説明してくれよ!この国は以下略好きすぎだろー!!「へーそうなんですね。ありがとうございます!」あっ、くそっ兄貴に〆切られた。この後にゴブリンの過去に何があったんですか?とか、聞けねーじゃねーか!

「いや~宰相さんの説明はとても分かりやすいね!うん!光樹も大丈夫だよね?こ~んなに分かりやすい説明で理解出来ない訳ないよね!」

いやいやっ!確かに理解はしたけど、納得は出来ないだろ!!!くそっこの兄貴の笑顔は有無を言わせないヤツだ!!

「あぁ、とっても分かりやすかったです。(泣)」俺のバカ~!!勇者じゃないのかよー!空気を読み過ぎるのは時に罪だ(泣)

「そうですかっ!(*≧∀≦*)それは良かったです!!」宰相スゲー笑顔っっっっっ!!!

「ではでは!次は、訓練と洒落込みましょう!!!騎士団長さ~ん!お願い致しま~す!!!」おいっ宰相!!!今、騎士団長と呼んだか!!!あのラッキートリプル7の最強の!?やべーよ、対応間違ったら死んじまうよ!


そして、扉が勢い良く開いた!

バンッッッ!!「ふっ、どうやら私を呼んだようだな!!!」

、、、、、扉はふき飛んだ!
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