30 / 75
城に移る
しおりを挟む
紫音は国王の申し出に最初は迷っていた。
城内で治療をすれば、やってくる人達が来にくくなるのではないかと思ったからであった。
しかしいつまでもエリカの家にいるわけにもいかず、国王の立場も考えると申し出を受けることにした方が良いと思ったのだった。
紫音は治療をした人達に何も要求しなかった。
治療を受けた人達が気を使って何がしかの物を置いていく事もあったが、裕福そうな人以外からは受け取らなかった。
治療を受けた人達は紫音がお金を受け取らない為、自分たちが作った作物や余分に買った食物などを後日お礼として持って来たが、紫音はお金も含めて全てエリカに渡していた。
エリカは、食べ物に困らなくて助かるわ、と言っていたが治療に必要な二間の部屋を、いつまでも使うわけにはいかなかった。
それを思うと、国王の配慮は紫音にとって嬉しいものだった。
紫音の返事を聞いてからの国王の行動は早かった。
その日のうちに家具調度品の準備を済ませ、次の日の昼には紫音がいつ来てもいいように全て揃っていた。
紫音は国王の元を訪れてから二日後に、別れを惜しむエリカとエリカの夫に礼を言ってシュリ婆と共に城に移って行った。
城内で治療をすれば、やってくる人達が来にくくなるのではないかと思ったからであった。
しかしいつまでもエリカの家にいるわけにもいかず、国王の立場も考えると申し出を受けることにした方が良いと思ったのだった。
紫音は治療をした人達に何も要求しなかった。
治療を受けた人達が気を使って何がしかの物を置いていく事もあったが、裕福そうな人以外からは受け取らなかった。
治療を受けた人達は紫音がお金を受け取らない為、自分たちが作った作物や余分に買った食物などを後日お礼として持って来たが、紫音はお金も含めて全てエリカに渡していた。
エリカは、食べ物に困らなくて助かるわ、と言っていたが治療に必要な二間の部屋を、いつまでも使うわけにはいかなかった。
それを思うと、国王の配慮は紫音にとって嬉しいものだった。
紫音の返事を聞いてからの国王の行動は早かった。
その日のうちに家具調度品の準備を済ませ、次の日の昼には紫音がいつ来てもいいように全て揃っていた。
紫音は国王の元を訪れてから二日後に、別れを惜しむエリカとエリカの夫に礼を言ってシュリ婆と共に城に移って行った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる