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メイチの策謀
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その頃、メイチと腹心のモハドは、タノールの城のメイチの部屋で密談をしていた
「しかしハウラも使えん男じゃな」
メイチは、今日ゼルダと紫音達がタウロに治療に出かけるというハウラからの情報で、主要な道路に兵隊を配置して待ち伏せしていたのだったが、結局ゼルダと紫音達は来ずに待ちぼうけをさせられたのだった。
彼らは、紫音達が既にタウロとカインの両方の治療を済ませて戻っていることを、まだ知らなかった。
「そうですな。事の真偽を確かめて、確かに出かけているのなら、帰る日に又襲うことにしましょうか?」
「それもいいが、ハウラの言うことはあてにはならん。こちらから手を打っていこうと思っておる」
「それは、どの様な?」
「うむ、紫音という女を連れ出すのは難しかろう。ゼ
ルダの方がまだくみしやすいと思うのじゃ」
「ふむ」
「ザイールの民家に、わしのスパイがいるとハウラに言わせて連れ出させるのじゃ。
スパイが集まる日に、確かめて欲しいと言わせてな。」
「ゼルダを連れ出せればしめたもんじゃ。
人質にして紫音と交換させる。国王本人に、紫音を連れてこことザイールの中間地点まで1時間後に来させるのじゃ。一時間では、向こうはろくな準備もできはしまい。
こちらは先に兵隊を配置しておいて、紫音が手に入れば皆殺しにすればいい」
「成る程。それは良い考えですな」
「来なければゼルダを殺してしまえばよいことじゃ。
どっちにしてもこちらに損はないわい」
「それでは、先にザイールの町にスパイがいるという事を、極秘情報としてゼルダの耳に入るようにしておきましょう。
そうすればゼルダもハウラの言うことを疑いはしますまい」
「うむ、それが良いな。
わしはザイールに何人か人を追加しておくから、後の段取りを頼むぞ。出来るだけ早く実行してくれ」
「心得ております。」
二人はその後も夜が更けるまで、何事かを話し合っていた。
イシュタル国の綺麗な夜空が、紫音とゼルダの未来を暗示するかのように、雲でかげり始めた。
「しかしハウラも使えん男じゃな」
メイチは、今日ゼルダと紫音達がタウロに治療に出かけるというハウラからの情報で、主要な道路に兵隊を配置して待ち伏せしていたのだったが、結局ゼルダと紫音達は来ずに待ちぼうけをさせられたのだった。
彼らは、紫音達が既にタウロとカインの両方の治療を済ませて戻っていることを、まだ知らなかった。
「そうですな。事の真偽を確かめて、確かに出かけているのなら、帰る日に又襲うことにしましょうか?」
「それもいいが、ハウラの言うことはあてにはならん。こちらから手を打っていこうと思っておる」
「それは、どの様な?」
「うむ、紫音という女を連れ出すのは難しかろう。ゼ
ルダの方がまだくみしやすいと思うのじゃ」
「ふむ」
「ザイールの民家に、わしのスパイがいるとハウラに言わせて連れ出させるのじゃ。
スパイが集まる日に、確かめて欲しいと言わせてな。」
「ゼルダを連れ出せればしめたもんじゃ。
人質にして紫音と交換させる。国王本人に、紫音を連れてこことザイールの中間地点まで1時間後に来させるのじゃ。一時間では、向こうはろくな準備もできはしまい。
こちらは先に兵隊を配置しておいて、紫音が手に入れば皆殺しにすればいい」
「成る程。それは良い考えですな」
「来なければゼルダを殺してしまえばよいことじゃ。
どっちにしてもこちらに損はないわい」
「それでは、先にザイールの町にスパイがいるという事を、極秘情報としてゼルダの耳に入るようにしておきましょう。
そうすればゼルダもハウラの言うことを疑いはしますまい」
「うむ、それが良いな。
わしはザイールに何人か人を追加しておくから、後の段取りを頼むぞ。出来るだけ早く実行してくれ」
「心得ております。」
二人はその後も夜が更けるまで、何事かを話し合っていた。
イシュタル国の綺麗な夜空が、紫音とゼルダの未来を暗示するかのように、雲でかげり始めた。
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