61 / 75
タノールとの戦い
しおりを挟む
しかし彼等の心には、元の世界に戻ったという安堵感が広がっていた。
彼等は、ハシバ国王に平伏し、イシュタル国に忠誠を尽くすことを誓った。
ハシバ国王は、彼等の降伏を受け入れ、労いの言葉をかけてから、兵士全員に檄を飛ばした。
「皆の者!たった今新しい仲間が我々に加わった。これから更に、イシュタル国を豊かにしていく為に、かけがえのない仲間だ。皆の者も、旧知の間柄と思い、共に励まし合って行こうではないか!」
「おぉ~!」
兵士達は、雄叫びを上げて国王に応えた。
バルカ国の兵士だった者達は、メイチ国王と違い、ハシバ国王の兵達を思いやる熱い心情に打たれながら雄叫びをあげていた。
喚声が治まり、紫音がハシバに近寄った。
「国王さま」
「紫音様、おかげで助かりました。ここまで大人しく
降伏するとは、さすが紫音様です」
「国王様こそ部下の扱いはさすがですわ。所で、ハウ
ラがおりません。おそらくタノールの城に行ったと思われます。ちょっと向こうの様子を見てみます。」
紫音は目を閉じた。
そばではゼルダが、紫音を守るように寄り添っていた。
紫音がタノールの様子を空から見ると、城には兵士が集まっていて、ハシバ国王達を迎え撃つ準備をしているようだった。
紫音は目を開けた。
「タノールの城に兵がたくさんいます。どうやら我々
を迎え撃つつもりらしいですね」
「そうですか。城に戻って兵を集めてくるか・・・それとも暫く様子を見ますかな?」
「いえ、このまま行きましょう。たとえ敵が何十万、何百万いようと大したことではありません」
「そうですか。では、行きましょうか。」
ハシバ国王は、紫音の力を知り、今はもう信頼していた。
紫音はタノールへのゲートを開けた。
そのゲートは、五人が横一列で充分通れる大きさのものであった。
兵士たちが、あれは何だと口々に騒ぎ出した。
「静まれぃ!」
ハシバ国王が叫んだ。
「あれを通ればタノールへ一瞬で行ける。紫音様が開
けて下さったものだ。それから皆に言っておく。これからタノールの城へ向かう。向こうでは我々を待ち受けている様だが、紫音様がいれば、何十万敵がいよう
と物の数ではない。紫音様の命令に従えば我々は必ず
勝てる。今からそなた達も不思議な事を見るだろうが
全ては紫音様にお任せするようにせい!よいか!」
彼等は、ハシバ国王に平伏し、イシュタル国に忠誠を尽くすことを誓った。
ハシバ国王は、彼等の降伏を受け入れ、労いの言葉をかけてから、兵士全員に檄を飛ばした。
「皆の者!たった今新しい仲間が我々に加わった。これから更に、イシュタル国を豊かにしていく為に、かけがえのない仲間だ。皆の者も、旧知の間柄と思い、共に励まし合って行こうではないか!」
「おぉ~!」
兵士達は、雄叫びを上げて国王に応えた。
バルカ国の兵士だった者達は、メイチ国王と違い、ハシバ国王の兵達を思いやる熱い心情に打たれながら雄叫びをあげていた。
喚声が治まり、紫音がハシバに近寄った。
「国王さま」
「紫音様、おかげで助かりました。ここまで大人しく
降伏するとは、さすが紫音様です」
「国王様こそ部下の扱いはさすがですわ。所で、ハウ
ラがおりません。おそらくタノールの城に行ったと思われます。ちょっと向こうの様子を見てみます。」
紫音は目を閉じた。
そばではゼルダが、紫音を守るように寄り添っていた。
紫音がタノールの様子を空から見ると、城には兵士が集まっていて、ハシバ国王達を迎え撃つ準備をしているようだった。
紫音は目を開けた。
「タノールの城に兵がたくさんいます。どうやら我々
を迎え撃つつもりらしいですね」
「そうですか。城に戻って兵を集めてくるか・・・それとも暫く様子を見ますかな?」
「いえ、このまま行きましょう。たとえ敵が何十万、何百万いようと大したことではありません」
「そうですか。では、行きましょうか。」
ハシバ国王は、紫音の力を知り、今はもう信頼していた。
紫音はタノールへのゲートを開けた。
そのゲートは、五人が横一列で充分通れる大きさのものであった。
兵士たちが、あれは何だと口々に騒ぎ出した。
「静まれぃ!」
ハシバ国王が叫んだ。
「あれを通ればタノールへ一瞬で行ける。紫音様が開
けて下さったものだ。それから皆に言っておく。これからタノールの城へ向かう。向こうでは我々を待ち受けている様だが、紫音様がいれば、何十万敵がいよう
と物の数ではない。紫音様の命令に従えば我々は必ず
勝てる。今からそなた達も不思議な事を見るだろうが
全ては紫音様にお任せするようにせい!よいか!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる