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第一部 第四章 盛大に楽しむ悪意
47話 待ち合わせと黒の思惑
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放課後。
昌は約束通りクレープを帰りに奢ってくれたので少し上機嫌になり、いつも通りの着物に着替えてギルドに立ち寄る。
普段はそのままダンジョンに潜るが、ダンジョンの入り口だと人が多かったりするし、最近美琴が色んな意味で注目を浴びているため余計な騒ぎを起こさないため、灯里との待ち合わせをギルドの中にしたのだ。
「へー、こんな依頼も出ているのね。……う、でも未成年不可って書いてある」
灯里との約束の時間まではまだ少しあるので、依頼掲示板の前に立って、どんなものが貼り出されているのかを眺めることにする。
ゲームや漫画にはそこまで詳しいわけではないが、全く知識がないわけでもないので、乏しいサブカル知識と照らし合わせる。
上層に出てくるモンスターの討伐。ゴブリンや、犬の頭に人の子供のような胴体を持つコボルト、レッドボア、リトル・マリオネットの討伐など結構依頼が貼り出されている。
上層メインのモンスターの依頼は未成年可と書かれているが、それ以上先になると不可が目立つようになり、下層の依頼に限っては全て不可になっている。
「まあ、当然と言えば当然かしらね。私のやり方がおかしいだけで、下層って十分超危険地帯だし」
そう思うと、灯里のかつてのパーティーメンバーを、大した実力もないのに下層まで行けるようになるだけの強化をかけていた、ルナという少女がどれだけすごいのかがなんとなく分かる。
ルナが一体どんな少女なのか気になったのでアイリに調べてもらったが、実家がイギリスにあって、現在はわけあって日本に移住している魔術師の家系であることくらいしか分かっていない。
情報が徹底的に制限されているようで、日々進化を続けるアイリでさえ探すのに苦労している。
『……お嬢様。先ほどからこちらに熱い眼差しを送ってくださっている方々がおりますが』
「うん、知っているわよ。どうせブラッククロスの人達でしょ? 私のことは広く知られているし、依頼掲示板の前にいるから目を光らせているんでしょうね。受注しないけど」
ギルドに入った時から感じている様々な視線。憧憬、羨望、嫉妬、情欲、敵意少々、等々。
こんなことになる前から、学校でこの手の視線はよく向けられていたので慣れっこだが、監視するような目は実はあまり経験がなくて新鮮だったりする。
あのクランの中で美琴がどんな風に思われているのかなんて知らないし、知るつもりもないのだが。
じーっと視線を向けられ続けるので少し居づらくなり、場所を変えることにする。
開けた場所だと余計に注目を浴びそうなので、出入り口の近くにある売店に行こうと、踵を返して歩き出す。
「で、ですから! 私はもうとっくにパーティーを組んでいるんです! いい加減にしてください!」
探索者になってそれなりに立つが、ここの売店にはまだ一度も足を運んだことがないことを思い出し、一体何があるのだろうかと思っていると、少し離れた場所から聞き覚えのある声が聞こえた。
その声は震えているし、かなり弱弱しい。
一体何に絡まれているのだと、その声のしたほうに方向転換して向かう。
そこには、見るからに怯えている灯里と、そんな彼女を取り囲んでいる二人の男性だった。
彼女の体は小柄なので逃げ出せないこともないが、自分よりも体の大きな男性にああやって囲まれれば、冷静な判断もできないだろう。
「そんなこと言わずにさ。俺らのクランに入ったほうが、何かと得だよ?」
「そうそう。先輩達から探索者としてのノウハウや戦い方を教えてもらえるし」
どうやら彼らは、灯里のことを自分のクランに引き入れようとしているようだ。
彼女の価値が美琴達との行動でかなり上がっているのは分かっているし、彼女を勧誘する輩はかなり増えることは予想していたが、あのやり方はよろしくない。
「私はどこのクランにも企業にも所属しません! 入るにしても、美琴先輩が来年以降立ち上げるって言っているクランだけです! 何より、戦い方もノウハウも、美琴先輩から教えてもらう約束をしています! 私に何かを無理にでも教えたいって言うなら、せめて先輩よりも強くなってから出直してください!」
灯里が声を震わせながら、周りにも聞こえるように大きな声で言うと、二人の男性は焦りを見せる。
「で、でもよ? その美琴ってのも、活動歴半年の新人の部類だろ? そんなのよりも、何年も活動している人から教えてもらった方が……」
「いい加減、その子が嫌がっているって言うのが分かりませんか?」
美琴という最強の手札を切ってもなお、食い下がろうとする男性の言葉にかぶせるように美琴が背後から声をかける。
その声を聞いて、灯里はぱっと表情を明るくさせ、男性たちはびくりと体を震わせる。
振り返って美琴の姿を見ると、まるで怪物でも見つけたかのように顔を青くして、そそくさとその場所から何も言わずに立ち去っていく。
「何よ、あの反応。まるで人が化け物みたいに」
『アモン戦を思い返してくださいな』
「うるさいわよ。……灯里ちゃん、大丈夫?」
立ち去って行った男性たちの背中を見て、呆れたように腰に手を当てて息を吐くと、灯里がぎゅっと抱き着いてくる。
体が小さく震えているので、やっぱり怖かったのだろう。
当然だ。美琴と彩音達がきっかけでその価値が跳ね上がったうえ、その実力もかなり上位に食い込むものとはいえ、数日前に十五歳になったばかりで、一か月前に登録したばかりの中学生の女の子なのだ。
家のこともあってかなり大事に育てられているだろうし、本人の性格も大人しくて引っ込み思案気味だ。
いきなりあんなに体格のいい異性に迫られたら、怖くないわけがない。
「ありがとうございます、美琴先輩。助かりました」
抱き着いたまま、助けたことに対してお礼を言う。
「お礼を言われるほどのことじゃないわよ。むしろ、もっと早く灯里ちゃんを見つけていれば、あんなことにはならなかっただろうから……」
「でも、助けてくれたことに変わりませんから。ありがとうございます」
「……えぇ。どういたしまして」
もっと何かを言おうと思ったが、全て頭の中から追い出して素直にお礼の言葉を受け取る。
『お嬢様。先ほどの二人組は「黒の驟雨」という中規模クランの成員で、ブラッククロスの傘下クランです』
「なるほどねえ……。まずは傘下に引き入れてから、あれやこれやで自分のものにしようとでも企んでいたのかしら。というかなんでドイツ語?」
『さあ? ノミ程度の脳しかない方々の考えなど理解できません』
「随分すごい毒を吐くわねえ」
今の間にあの二人がどこの所属なのかを調べ上げる速度に感心するが、それ以上にあの真っ黒クランに傘下クランがあることの方が驚きだ。
しかもネーミングセンスはともかく、嫌がっている未成年の女の子にしつこく勧誘を続けるなど、もはや事案だろう。
それよりも、灯里が抱き着いたままなのを今一番どうにかしたい。
年下の可愛い、妹のように感じる女の子に甘えられたり頼られたりして悪い気はしないが、場所が場所なので視線が痛い。そしてその視線が、愛でるようなものっぽいのがなんだか嫌だ。
「さて、ちょっと早いけど合流できたわけだし、もう早速ダンジョンに潜っちゃおう」
「は、はい」
直接話して離れてもらうより、そろそろ移動しようと提案することで自然に離れてもらう。
それでもほんのりと頬が赤くなっているあたり、思わず人前でそのような行動を取ってしまったことが恥ずかしいようだ。
人が極端に多いわけではないが、少なくもないし今あったばかりのようなこともないわけではないので、灯里と手を繋いでギルドを出てダンジョンへと向かった。
昌は約束通りクレープを帰りに奢ってくれたので少し上機嫌になり、いつも通りの着物に着替えてギルドに立ち寄る。
普段はそのままダンジョンに潜るが、ダンジョンの入り口だと人が多かったりするし、最近美琴が色んな意味で注目を浴びているため余計な騒ぎを起こさないため、灯里との待ち合わせをギルドの中にしたのだ。
「へー、こんな依頼も出ているのね。……う、でも未成年不可って書いてある」
灯里との約束の時間まではまだ少しあるので、依頼掲示板の前に立って、どんなものが貼り出されているのかを眺めることにする。
ゲームや漫画にはそこまで詳しいわけではないが、全く知識がないわけでもないので、乏しいサブカル知識と照らし合わせる。
上層に出てくるモンスターの討伐。ゴブリンや、犬の頭に人の子供のような胴体を持つコボルト、レッドボア、リトル・マリオネットの討伐など結構依頼が貼り出されている。
上層メインのモンスターの依頼は未成年可と書かれているが、それ以上先になると不可が目立つようになり、下層の依頼に限っては全て不可になっている。
「まあ、当然と言えば当然かしらね。私のやり方がおかしいだけで、下層って十分超危険地帯だし」
そう思うと、灯里のかつてのパーティーメンバーを、大した実力もないのに下層まで行けるようになるだけの強化をかけていた、ルナという少女がどれだけすごいのかがなんとなく分かる。
ルナが一体どんな少女なのか気になったのでアイリに調べてもらったが、実家がイギリスにあって、現在はわけあって日本に移住している魔術師の家系であることくらいしか分かっていない。
情報が徹底的に制限されているようで、日々進化を続けるアイリでさえ探すのに苦労している。
『……お嬢様。先ほどからこちらに熱い眼差しを送ってくださっている方々がおりますが』
「うん、知っているわよ。どうせブラッククロスの人達でしょ? 私のことは広く知られているし、依頼掲示板の前にいるから目を光らせているんでしょうね。受注しないけど」
ギルドに入った時から感じている様々な視線。憧憬、羨望、嫉妬、情欲、敵意少々、等々。
こんなことになる前から、学校でこの手の視線はよく向けられていたので慣れっこだが、監視するような目は実はあまり経験がなくて新鮮だったりする。
あのクランの中で美琴がどんな風に思われているのかなんて知らないし、知るつもりもないのだが。
じーっと視線を向けられ続けるので少し居づらくなり、場所を変えることにする。
開けた場所だと余計に注目を浴びそうなので、出入り口の近くにある売店に行こうと、踵を返して歩き出す。
「で、ですから! 私はもうとっくにパーティーを組んでいるんです! いい加減にしてください!」
探索者になってそれなりに立つが、ここの売店にはまだ一度も足を運んだことがないことを思い出し、一体何があるのだろうかと思っていると、少し離れた場所から聞き覚えのある声が聞こえた。
その声は震えているし、かなり弱弱しい。
一体何に絡まれているのだと、その声のしたほうに方向転換して向かう。
そこには、見るからに怯えている灯里と、そんな彼女を取り囲んでいる二人の男性だった。
彼女の体は小柄なので逃げ出せないこともないが、自分よりも体の大きな男性にああやって囲まれれば、冷静な判断もできないだろう。
「そんなこと言わずにさ。俺らのクランに入ったほうが、何かと得だよ?」
「そうそう。先輩達から探索者としてのノウハウや戦い方を教えてもらえるし」
どうやら彼らは、灯里のことを自分のクランに引き入れようとしているようだ。
彼女の価値が美琴達との行動でかなり上がっているのは分かっているし、彼女を勧誘する輩はかなり増えることは予想していたが、あのやり方はよろしくない。
「私はどこのクランにも企業にも所属しません! 入るにしても、美琴先輩が来年以降立ち上げるって言っているクランだけです! 何より、戦い方もノウハウも、美琴先輩から教えてもらう約束をしています! 私に何かを無理にでも教えたいって言うなら、せめて先輩よりも強くなってから出直してください!」
灯里が声を震わせながら、周りにも聞こえるように大きな声で言うと、二人の男性は焦りを見せる。
「で、でもよ? その美琴ってのも、活動歴半年の新人の部類だろ? そんなのよりも、何年も活動している人から教えてもらった方が……」
「いい加減、その子が嫌がっているって言うのが分かりませんか?」
美琴という最強の手札を切ってもなお、食い下がろうとする男性の言葉にかぶせるように美琴が背後から声をかける。
その声を聞いて、灯里はぱっと表情を明るくさせ、男性たちはびくりと体を震わせる。
振り返って美琴の姿を見ると、まるで怪物でも見つけたかのように顔を青くして、そそくさとその場所から何も言わずに立ち去っていく。
「何よ、あの反応。まるで人が化け物みたいに」
『アモン戦を思い返してくださいな』
「うるさいわよ。……灯里ちゃん、大丈夫?」
立ち去って行った男性たちの背中を見て、呆れたように腰に手を当てて息を吐くと、灯里がぎゅっと抱き着いてくる。
体が小さく震えているので、やっぱり怖かったのだろう。
当然だ。美琴と彩音達がきっかけでその価値が跳ね上がったうえ、その実力もかなり上位に食い込むものとはいえ、数日前に十五歳になったばかりで、一か月前に登録したばかりの中学生の女の子なのだ。
家のこともあってかなり大事に育てられているだろうし、本人の性格も大人しくて引っ込み思案気味だ。
いきなりあんなに体格のいい異性に迫られたら、怖くないわけがない。
「ありがとうございます、美琴先輩。助かりました」
抱き着いたまま、助けたことに対してお礼を言う。
「お礼を言われるほどのことじゃないわよ。むしろ、もっと早く灯里ちゃんを見つけていれば、あんなことにはならなかっただろうから……」
「でも、助けてくれたことに変わりませんから。ありがとうございます」
「……えぇ。どういたしまして」
もっと何かを言おうと思ったが、全て頭の中から追い出して素直にお礼の言葉を受け取る。
『お嬢様。先ほどの二人組は「黒の驟雨」という中規模クランの成員で、ブラッククロスの傘下クランです』
「なるほどねえ……。まずは傘下に引き入れてから、あれやこれやで自分のものにしようとでも企んでいたのかしら。というかなんでドイツ語?」
『さあ? ノミ程度の脳しかない方々の考えなど理解できません』
「随分すごい毒を吐くわねえ」
今の間にあの二人がどこの所属なのかを調べ上げる速度に感心するが、それ以上にあの真っ黒クランに傘下クランがあることの方が驚きだ。
しかもネーミングセンスはともかく、嫌がっている未成年の女の子にしつこく勧誘を続けるなど、もはや事案だろう。
それよりも、灯里が抱き着いたままなのを今一番どうにかしたい。
年下の可愛い、妹のように感じる女の子に甘えられたり頼られたりして悪い気はしないが、場所が場所なので視線が痛い。そしてその視線が、愛でるようなものっぽいのがなんだか嫌だ。
「さて、ちょっと早いけど合流できたわけだし、もう早速ダンジョンに潜っちゃおう」
「は、はい」
直接話して離れてもらうより、そろそろ移動しようと提案することで自然に離れてもらう。
それでもほんのりと頬が赤くなっているあたり、思わず人前でそのような行動を取ってしまったことが恥ずかしいようだ。
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