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障害編
77話【off duty】新條 浩平:「洗ってきて」(新條編)③
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「……先生?」
先生が背伸びをする。倒れないように腰を支えてやると、先生がぐっと股間を俺に寄せてきて、それから先生の左手が、俺のチンコを握った。
「う……っ」
うっかり反応した俺を下から見上げるようにして、先生がじっと俺を見つめた。そして恥じらうように少しだけ視線を外したあと、すごく小さな声でいった。
「……挿れて」
「……え……」
聞き間違いかと思った。だって、先生は本気で傷ついて、あんなに怒っていた。今だってまだ、少し怒った顔のままだ。挿れて、いいのか? 俺は、許してもらえたってことなのか?
ためらっていると、先生がもう一度俺を見た。怒ってるのに泣きそうな目で、またすねたように、いった。
「新條くんは、あたしのモノだから……! あたしに、感じて、あたしの中で、イカないと、許さないんだから……!」
頭から熱いシャワーを浴びながら、それでもそれとは違う二筋の流れが、先生の頬を伝うのを見た。その瞬間、俺の中を激しい後悔と、愛情と、劣情とが交錯して、ぐちゃぐちゃに混ざり合って、俺を突き動かした。
「先生……!」
はち切れそうなほど大きくなったモノの先端を先生の入り口にあてがい、俺は一気に腰を突いた。ぬるぬると先生の熱く湿った中を突き進み、先生が俺の背中を抱く指に力を込めた。
「あああ……っ」
初めて先生の口から、喘ぐような上ずった声が漏れた。狭い道を押し開きながら奥まで到達すると、先生の腰が震えた。
「あっ、はあ……っ、新條くん……っ!」
俺にしがみついてぷるぷると震える先生が、頬をピンクに染めて、はあはあと呼吸を乱しながら、ゆっくりと目を開いた。涙を浮かべたその目を見て、思い出した――白衣を脱いだ先生は、小さくてか弱くて守ってあげたくなるような、ひとりの女の子なんだ。どんな悪意にも染まらない純粋な心で、俺にいつだって正直な気持ちをぶつけて、すがって、頼ってきてくれるような、そういう人だ。
俺は先生の腰をしっかりと支えて、めいっぱい先生を突き上げた。途端に先生が悲鳴をあげる。
「ああっ! ひあっ、新條くんッ……!」
片腕で先生の持ち上がった右足をしっかりと掴んで、ひたすらに激しく股間を打ち付ける。ぐちゅぐちゅと音を立てながら、俺は夢中で先生を貫いた。小柄な先生には激しすぎるかもしれないとか、もっと大切にしなきゃとか、そんなことを思いながらも、抑えがきかなかった。
「先生っ、先生っ、大好きだっ、俺には、先生しかいないんだ……!」
もう必死過ぎて、なんて言葉にすればいいのかもわからなかったけど、とにかくこれでもかと先生の中に突き入れて、先生を抱きしめる。首筋にキスをして、それから唇にも。抽送が激しすぎて、まともなキスもできなかったけど、それでもぶつかり合いながら先生の唇を求め、先生も俺を求めてくれた。
「あっ、はあっ、あああっ、いいっ、いいのっ、新條くんっ、もっと、もっといっぱい、奥まで、奥までして……ッ」
先生はもう恥じらうことなく叫ぶように俺を求め、俺も狂ったようにそれに応えた。
「あっ、いいっ、奥が、奥がもうっ、すごくてっ、ああっ、イク、も、イク――!!」
すべての感情を曝け出して、大声をあげながら、先生が全身を震わせて絶頂に達した。
「……っ、あ、先生っ、俺も――ッ」
ぎゅううと膣が締まって、俺を絞り上げる。ほとんど当時に、俺も中で果てた。
「ああ、あああ……」
言葉にならない呻き声を漏らしながら、先生が脱力して俺に縋りつく。俺はそれをしっかりと支えて、力いっぱい抱きしめた。
わかってる。これでまたすぐ元通りになるわけじゃないってことくらい。いつ元通りになるのか……何かきっかけが必要なのか、長い時間が必要なのか、それとももう完全に元に戻ることはないのか。それはわからないけれど、少なくとも先生は、俺に道を残してくれた。もう二度と、絶対に、先生を悲しませるようなことはしない。
熱いシャワーに打たれながら、俺は先生とつながったまま、ただひたすらその小さな体を抱きしめた。
先生が背伸びをする。倒れないように腰を支えてやると、先生がぐっと股間を俺に寄せてきて、それから先生の左手が、俺のチンコを握った。
「う……っ」
うっかり反応した俺を下から見上げるようにして、先生がじっと俺を見つめた。そして恥じらうように少しだけ視線を外したあと、すごく小さな声でいった。
「……挿れて」
「……え……」
聞き間違いかと思った。だって、先生は本気で傷ついて、あんなに怒っていた。今だってまだ、少し怒った顔のままだ。挿れて、いいのか? 俺は、許してもらえたってことなのか?
ためらっていると、先生がもう一度俺を見た。怒ってるのに泣きそうな目で、またすねたように、いった。
「新條くんは、あたしのモノだから……! あたしに、感じて、あたしの中で、イカないと、許さないんだから……!」
頭から熱いシャワーを浴びながら、それでもそれとは違う二筋の流れが、先生の頬を伝うのを見た。その瞬間、俺の中を激しい後悔と、愛情と、劣情とが交錯して、ぐちゃぐちゃに混ざり合って、俺を突き動かした。
「先生……!」
はち切れそうなほど大きくなったモノの先端を先生の入り口にあてがい、俺は一気に腰を突いた。ぬるぬると先生の熱く湿った中を突き進み、先生が俺の背中を抱く指に力を込めた。
「あああ……っ」
初めて先生の口から、喘ぐような上ずった声が漏れた。狭い道を押し開きながら奥まで到達すると、先生の腰が震えた。
「あっ、はあ……っ、新條くん……っ!」
俺にしがみついてぷるぷると震える先生が、頬をピンクに染めて、はあはあと呼吸を乱しながら、ゆっくりと目を開いた。涙を浮かべたその目を見て、思い出した――白衣を脱いだ先生は、小さくてか弱くて守ってあげたくなるような、ひとりの女の子なんだ。どんな悪意にも染まらない純粋な心で、俺にいつだって正直な気持ちをぶつけて、すがって、頼ってきてくれるような、そういう人だ。
俺は先生の腰をしっかりと支えて、めいっぱい先生を突き上げた。途端に先生が悲鳴をあげる。
「ああっ! ひあっ、新條くんッ……!」
片腕で先生の持ち上がった右足をしっかりと掴んで、ひたすらに激しく股間を打ち付ける。ぐちゅぐちゅと音を立てながら、俺は夢中で先生を貫いた。小柄な先生には激しすぎるかもしれないとか、もっと大切にしなきゃとか、そんなことを思いながらも、抑えがきかなかった。
「先生っ、先生っ、大好きだっ、俺には、先生しかいないんだ……!」
もう必死過ぎて、なんて言葉にすればいいのかもわからなかったけど、とにかくこれでもかと先生の中に突き入れて、先生を抱きしめる。首筋にキスをして、それから唇にも。抽送が激しすぎて、まともなキスもできなかったけど、それでもぶつかり合いながら先生の唇を求め、先生も俺を求めてくれた。
「あっ、はあっ、あああっ、いいっ、いいのっ、新條くんっ、もっと、もっといっぱい、奥まで、奥までして……ッ」
先生はもう恥じらうことなく叫ぶように俺を求め、俺も狂ったようにそれに応えた。
「あっ、いいっ、奥が、奥がもうっ、すごくてっ、ああっ、イク、も、イク――!!」
すべての感情を曝け出して、大声をあげながら、先生が全身を震わせて絶頂に達した。
「……っ、あ、先生っ、俺も――ッ」
ぎゅううと膣が締まって、俺を絞り上げる。ほとんど当時に、俺も中で果てた。
「ああ、あああ……」
言葉にならない呻き声を漏らしながら、先生が脱力して俺に縋りつく。俺はそれをしっかりと支えて、力いっぱい抱きしめた。
わかってる。これでまたすぐ元通りになるわけじゃないってことくらい。いつ元通りになるのか……何かきっかけが必要なのか、長い時間が必要なのか、それとももう完全に元に戻ることはないのか。それはわからないけれど、少なくとも先生は、俺に道を残してくれた。もう二度と、絶対に、先生を悲しませるようなことはしない。
熱いシャワーに打たれながら、俺は先生とつながったまま、ただひたすらその小さな体を抱きしめた。
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