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蛍火の夜に~千里~(11ー5)
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そう懇願した。すると、衛人も応えるように、千里の頬に口づけたあと、ぎゅうっと抱きしめて返してくれる。
「うん。千里にあげるよ。全部あげる……」
「衛人さん……」
「俺の全部、千里のもんにしていいから……。俺はどうすればいい……?」
耳元で囁かれ、また胸の奥が苦しくなる。ちゅ、ちゅ……と、どちらともなく口づけ合ったあと、千里は体を起こす。それから、彼の上にまたがったままで、彼の指を掴まえると、それを自らの尻の窄まりへと誘った。
「ここ、ちょっとだけ、触ってもらえますか……」
触れてほしくて、そうねだってみる。衛人は従順だった。千里に言われた通り、尻の窄まりに触れ、そこを丁寧に撫でてくれる。
「ん……っ」
「すげえ濡れてる……。これも千里の体質?」
訊かれて、千里はこく、と頷いた。ほかに説明のしようがなかった。フツウ、人間の男が誰かと愛し合うとき、相手を受け入れる側になったとしても、きっとこんなふうに、自然に秘所が濡れるはずはないのだ。
「そうみたいです……。はぁ……、僕も、よく知らなかったけど……、衛人さんのこと、早く欲しくて……、あ……」
「そっか……。千里が欲しがってくれるの、すげえ嬉しいな……」
「衛人さん……、あぁ……」
衛人の指は、優しくその入り口を撫でながら、少しずつその奥を突き始めている。その感覚が途方もなく気持ちよくて、千里は思わず身をよじった。そのうちに、くちゅ、くちゅ……と、卑猥な水音が響きはじめる。愛液のようなそれが、衛人を迎えようとして、溢れているせいだろう。
「あぁ……、んっ、きもちい……」
「かわいい声……。千里、こっち……、顔、見せてよ……」
衛人に言われるまま、千里は衛人を見つめながら喘ぐ。彼に唇をふさがれ、唾液をたっぷりと含んだ舌がねっとりとからみ合う。濃密なキスと愛撫に恍惚としながら、ふさがれた唇の隙間から、千里の嬌声が漏れた。
「ん……っ、はぁ、んぅ……」
あぁ……。衛人さんの指、すごく優しく触れてくれてる……。すごい気持ちいい……。
途方もなく甘い愛撫に陶酔しながら、口づけ合っていたが、そのうちにもういよいよ我慢の限界が訪れる。早くこの体の奥で、衛人と繋がりたい。衛人の体液が欲しい。精気が欲しい。いわばこれは、禁断症状のようなものかもしれない。そのせいで、すでに呼吸が乱れていた。
「衛人さん、もう大丈夫かも……。あとは僕に……、任せてください……」
「千里……、ほんとに大丈夫か?」
「はい。僕……、頑張りますから……」
千里は体を起こす。そうして、ぬるりとした秘所に、衛人の肉棒の頭を押しつけ、そのままゆっくりと腰を沈めていった。すると、衛人のそれは、千里の体内へ侵入していく。
「あぁ――……」
「せん――……、あ……」
千里の体は、衛人の体の一部を咥え込み、ぴったりと吸いつきながら、さらに奥へ沈んでいく。温かいそれが腹の内側をこすると、たちまちゾクゾクとした快楽をくれる。やがて、衛人のそれが腹の一番奥へ到達すると、千里は歓喜に満ちて、全身を震わせた。
「あぁ……!」
お腹が熱い……。ナカ、衛人さんでいっぱいになってる……。
気が狂いそうなほどの快感に襲われ、千里は呼吸を荒らげる。はじめて恋をした人と、体内の奥深くで繋がる感覚に、全身の肌が粟立って止まない。
「千里……、い、今……、全部、入ってる……よな……」
衛人は、快感に声を震わせながら訊く。千里はこく、と頷き、彼の唇に触れるだけのキスを落とした。
「ん……、入ってます……」
「お、俺……、動こうか……?」
衛人がまた、訊ねる。だが、とても苦しそうだ。衛人もまた、はじめて味わう快感に戸惑い、悶えているに違いなかった。そんな初心な彼が、愛おしくてたまらない。千里の腹の奥が、衛人の体を咥え込んだままで、きゅっと狭くなる。
「うぁ……、ちょ、千里……」
「はい……」
「そんな急に絞めちゃ……、だめだって……」
「ご、ごめんなさい……」
だが、それを意識的にやっているわけではないのだ。しかも、千里としてはもう、今すぐにでも衛人の精気が欲しい。彼がこのまま果ててくれたら、千里の体内に彼の体液と一緒にそれが吐き出され、粘膜から吸収される。仙狸にとってはパワーの源ともいえる、人間の精気。しかも相手が好いた男となれば、その快感はきっと相当なものだろう。
あぁ……。きっとすごく、すごく……、気持ちいんだろうな……。早く、早く欲しい……、衛人さんの……。
欲望のまま、千里はゆさゆさと腰を振ってみる。すると、これまでになく強い快感を得た。全身の血が一気に滾り、一斉に下半身へ集まってくるのがわかる。
「あぁ……、んっ、きもち……」
「せ……、千里……! あぁ……っ」
衛人の喘ぎを聞くと、彼が感じてくれたことが嬉しくて、余計に夢中になってしまう。媚薬を盛られたかのように、すでに意識はぼうっとしているが、腰は止まらなかった。慣れない動き方であっても、腹の奥を衛人の体の一部がこするたび、強い快感の波に飲まれる。そうして、もっとその波に溺れたくて、腰を振るしかなくなるのだ。
「あぁ……、あっ、あぁっ」
「千里……、待っ、うぁ……」
「衛人さん……、衛人さぁん……っ、あぁ……っ」
卑猥な水音とともに、互いの嬌声が響く。蛍火が漂う縁側で、千里は快楽に身を委ね、腰を振り続けた。何度も、何度も、何度も。乱れる髪も、玉の汗が衛人の体を濡らしていくのも、気にしない。盲目にその快楽を求めて、もはや勝手に体は動いている。
「うん。千里にあげるよ。全部あげる……」
「衛人さん……」
「俺の全部、千里のもんにしていいから……。俺はどうすればいい……?」
耳元で囁かれ、また胸の奥が苦しくなる。ちゅ、ちゅ……と、どちらともなく口づけ合ったあと、千里は体を起こす。それから、彼の上にまたがったままで、彼の指を掴まえると、それを自らの尻の窄まりへと誘った。
「ここ、ちょっとだけ、触ってもらえますか……」
触れてほしくて、そうねだってみる。衛人は従順だった。千里に言われた通り、尻の窄まりに触れ、そこを丁寧に撫でてくれる。
「ん……っ」
「すげえ濡れてる……。これも千里の体質?」
訊かれて、千里はこく、と頷いた。ほかに説明のしようがなかった。フツウ、人間の男が誰かと愛し合うとき、相手を受け入れる側になったとしても、きっとこんなふうに、自然に秘所が濡れるはずはないのだ。
「そうみたいです……。はぁ……、僕も、よく知らなかったけど……、衛人さんのこと、早く欲しくて……、あ……」
「そっか……。千里が欲しがってくれるの、すげえ嬉しいな……」
「衛人さん……、あぁ……」
衛人の指は、優しくその入り口を撫でながら、少しずつその奥を突き始めている。その感覚が途方もなく気持ちよくて、千里は思わず身をよじった。そのうちに、くちゅ、くちゅ……と、卑猥な水音が響きはじめる。愛液のようなそれが、衛人を迎えようとして、溢れているせいだろう。
「あぁ……、んっ、きもちい……」
「かわいい声……。千里、こっち……、顔、見せてよ……」
衛人に言われるまま、千里は衛人を見つめながら喘ぐ。彼に唇をふさがれ、唾液をたっぷりと含んだ舌がねっとりとからみ合う。濃密なキスと愛撫に恍惚としながら、ふさがれた唇の隙間から、千里の嬌声が漏れた。
「ん……っ、はぁ、んぅ……」
あぁ……。衛人さんの指、すごく優しく触れてくれてる……。すごい気持ちいい……。
途方もなく甘い愛撫に陶酔しながら、口づけ合っていたが、そのうちにもういよいよ我慢の限界が訪れる。早くこの体の奥で、衛人と繋がりたい。衛人の体液が欲しい。精気が欲しい。いわばこれは、禁断症状のようなものかもしれない。そのせいで、すでに呼吸が乱れていた。
「衛人さん、もう大丈夫かも……。あとは僕に……、任せてください……」
「千里……、ほんとに大丈夫か?」
「はい。僕……、頑張りますから……」
千里は体を起こす。そうして、ぬるりとした秘所に、衛人の肉棒の頭を押しつけ、そのままゆっくりと腰を沈めていった。すると、衛人のそれは、千里の体内へ侵入していく。
「あぁ――……」
「せん――……、あ……」
千里の体は、衛人の体の一部を咥え込み、ぴったりと吸いつきながら、さらに奥へ沈んでいく。温かいそれが腹の内側をこすると、たちまちゾクゾクとした快楽をくれる。やがて、衛人のそれが腹の一番奥へ到達すると、千里は歓喜に満ちて、全身を震わせた。
「あぁ……!」
お腹が熱い……。ナカ、衛人さんでいっぱいになってる……。
気が狂いそうなほどの快感に襲われ、千里は呼吸を荒らげる。はじめて恋をした人と、体内の奥深くで繋がる感覚に、全身の肌が粟立って止まない。
「千里……、い、今……、全部、入ってる……よな……」
衛人は、快感に声を震わせながら訊く。千里はこく、と頷き、彼の唇に触れるだけのキスを落とした。
「ん……、入ってます……」
「お、俺……、動こうか……?」
衛人がまた、訊ねる。だが、とても苦しそうだ。衛人もまた、はじめて味わう快感に戸惑い、悶えているに違いなかった。そんな初心な彼が、愛おしくてたまらない。千里の腹の奥が、衛人の体を咥え込んだままで、きゅっと狭くなる。
「うぁ……、ちょ、千里……」
「はい……」
「そんな急に絞めちゃ……、だめだって……」
「ご、ごめんなさい……」
だが、それを意識的にやっているわけではないのだ。しかも、千里としてはもう、今すぐにでも衛人の精気が欲しい。彼がこのまま果ててくれたら、千里の体内に彼の体液と一緒にそれが吐き出され、粘膜から吸収される。仙狸にとってはパワーの源ともいえる、人間の精気。しかも相手が好いた男となれば、その快感はきっと相当なものだろう。
あぁ……。きっとすごく、すごく……、気持ちいんだろうな……。早く、早く欲しい……、衛人さんの……。
欲望のまま、千里はゆさゆさと腰を振ってみる。すると、これまでになく強い快感を得た。全身の血が一気に滾り、一斉に下半身へ集まってくるのがわかる。
「あぁ……、んっ、きもち……」
「せ……、千里……! あぁ……っ」
衛人の喘ぎを聞くと、彼が感じてくれたことが嬉しくて、余計に夢中になってしまう。媚薬を盛られたかのように、すでに意識はぼうっとしているが、腰は止まらなかった。慣れない動き方であっても、腹の奥を衛人の体の一部がこするたび、強い快感の波に飲まれる。そうして、もっとその波に溺れたくて、腰を振るしかなくなるのだ。
「あぁ……、あっ、あぁっ」
「千里……、待っ、うぁ……」
「衛人さん……、衛人さぁん……っ、あぁ……っ」
卑猥な水音とともに、互いの嬌声が響く。蛍火が漂う縁側で、千里は快楽に身を委ね、腰を振り続けた。何度も、何度も、何度も。乱れる髪も、玉の汗が衛人の体を濡らしていくのも、気にしない。盲目にその快楽を求めて、もはや勝手に体は動いている。
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