転生親友~2人合わせれば最強です!!~

かきざる

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始まりはいつも二人で

第3話

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 それから僕たちは5歳になった。

 5歳からは貴族としての勉強や礼儀作法、剣や魔法を学ぶようになった。

 そのおかげもあって僕達は5歳になってようやく魔導書を読ませてもらえることになった。

 ただ…

「「よ、読めない…。」」

 そう僕達はまだ字が読めなかったのだ。

『こういうのって自動翻訳されるものなんじゃないのか…。』

『残念だな…。』

 まあこのままではいられないからお母さまに頼むか。

「お母さま、読んでください!」

「ええ。いいわよ。」

 要約するとこういうことだ。

 魔法はイメージである。

 そのためイメージしやすいように詠唱を使う。

 自分にあった影響を作るとイメージしやすく、魔法の威力が上がる。

 ということらしい。

 他にも魔力を多く使いすぎると暴発してしまうことがあるそうだ。

 きちんと覚えておこう。

 あと魔力制御が上手くなると少ない魔力でも強い威力が出せる。

 とのことだ。

『基礎をおろそかにするなってことだな。』

『そうだな。』

「お母さまここ読んでないですよ?」

 最後のページにもなにか書いてあるが…読まないのだろうか。

「ここはね、本当かどうかわからないことなんだよ?」

「それでも読んでください!」

「この世界の魔法と呼ばれるものは別の世界で発展しているものを使うことでさらに強く便利になる。だってよ。」

「でも別の世界があるかどうかわからないのにね。」

 俺には異世界系物語でよくあることが脳裏に浮かび上がった。

『……なあ、これって科学を使えってことなのか?』

『かもしれないな…。』

『実験してみたいな。』

「お母さま訓練所で魔法の練習がもっとしたいです!」

「あら、訓練所ってことはそれだけ頑張るのよね?」

「「はい!!」」

「お父さまに聞いてらっしゃい。」

「「行ってきます!」」



「お父さま~」

「なんだ?」

「魔法の練習がしたいので訓練所に行く許可がほしいのです!」

「なら…エリスに頼もうか。エリス!」

「はい、旦那さまなんの御用でしょうか。」

「この子達が魔法の練習がしたいらしいのだが頼めるか?」

「了解しました。」

「エリスは最近入ってきたメイドの一人だお世話になるのだから名前くらい覚えておけ。」

「わかりました。」

「さあ、行って来い。」

「「はーい」」

「行きますよ。こちらです。」

「はい」



「ここの訓練所で魔法の練習をしてください」

「「わかりました!」」

『科学を使おうってどうするんだろ』

『どうするって…う~ん、炎なら熱かったら蒼くなるとか?』

『あ~風なら窒素や酸素にできるってことか。』

『そうかもね。』

 そういえば窒素って毒だっけ?

 空気をなくせるか確認もついでに使ってみるか。

「先にさせてもらうね。」

 空気をなくすつもりで魔法を

 《ウィンドアーマー》

「炎で攻撃してみてくれる?」

「いいけど…大丈夫?」

「うん」

 《ファイアーボール》

「えっ…」

 炎が体に触れる少し手前で炎が消えた。

 《解除》

「ぷは~…息できなかった…」

「あ~酸素をなくした空気を纏ってたんだ。」

「そうなんだけど酸素と窒素の2つの魔法の同時発動にしないとダメか…」

「さん…そ?ちっそ?ってなんですか?」

「エリスさんなんでもないですよ。」

「ならいいのですが…?」

『前世の記憶に関係することはこっちで話そうか』

『そうだな。』

「次はソウなにかしてみてくれ!」

「なんかって…まあ分かった。」

 《ファイアーボール》

「おお~色が蒼い!」

「炎は色が蒼いほうが熱いからな。」

「なるほど~」

「けど熱く感じないな…自分たちには害がないのかもな」

「ならもう少し温度あげれる?」

「やってみよう。」

 メラメラ

「熱くなってきたな…」

「完全に防げるわけではないのか…」

「お二人ともどういうことですか。完全に炎を防げる風の守りに、蒼い炎とは…」

「単純に威力上がったって考えればいいと思うよ。」

「そうだよ、難しく考えなくていいよ。」

「そうなのですか?」

 少々、エリスが疑問に感じているみたいだな。

 それもしょうがないか、知らない言葉に知らない技術を5歳児が発見するなんて考えられないよな…。

『『こんなのが他の属性にもあるのかな…?』』

 おや、おんなじことを考えてたらしい。

 やっぱりありそうだよな…。

 《━━━━━を達成しました。━━━━を習得します。》

 《成功しました。》

 《を手に入れました。これにより━━━━を入手しました。》

「「えっ?」」
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