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第30話 両想いのスパイス/3
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「レネ……痛かったら、言ってくれ。すぐ、やめるから……」
そう言いながら、グレイは衝動を抑えきれず、その並外れた逸物を根元近くまでレネの中にねじ込んだ。
亀頭がずぶりとレネの体内奥深くを抉った瞬間、何かを越えた気配に歓喜し、グレイの雄は一層昂ぶりを見せて膨れ上がった。
「ひぐぅッ!」
奥深くを抉られたレネは、衝撃と苦痛に悶えた。しかしそれはすぐさま今まで経験したことのない疼きに変わる。ぴったりと密着した粘膜からじわじわと浸透するように、痺れるような快感が体中に運ばれ、それに伴って甘く切ない情動が湧き起こる。レネは恋焦がれた男に征服される悦びに、心身共に満たされていった。
それと同じような感覚を、グレイもまた、感じていた。甘く切ない情動、そして、恍惚とした一体感。猛り狂い、今にも暴走しそうな欲望を、深くレネの体内に埋め、グレイはうっとりと囁いた。
「ああ、レネ……正直に答えてくれ。今まで、これほど深い場所を突かれたことは、あるか?」
レネはギュッと閉じていた目をうっすらと開け、涙に濡れたヘーゼル色を覗かせた。そして荒い息の合間に切れ切れ、掠れた声を紡ぐ。
「……ふっ、……んん……、ない……。こんな……知ら……ない……。お、俺の中……グレイでいっぱい……」
「初めてなんだな? おまえの最奥を味わう男は、俺が初めて、そうなんだな?」
「……ん、ん、……そう……初めて……こんな、奥……初め……て……」
「ああ、レネ! おまえの最奥は、俺だけのもの! いいかレネ、二度と他の男には触らせないからな、おまえは俺だけのもの、俺だけのものだ! 二度と誰にも触らせない!」
「うあぁッ! あ、あ、だめ、グレイ、まだ、動かさないで、くださっ……っ! ヒィッ!」
グレイは巨根をずるりと引き抜くと、レネの体を抱きかかえ、うつ伏せに寝かせた。そして後ろから再び、その猛りをレネの体内に沈める。
「ふぐぅっ……!」
「ん、くうぅっ……ッ! レネ、おまえの中、最高だ。ああ、レネ……いいか、もう一度、おまえの最奥にぶち込む。いいか?」
「ま、待て。待ってくれ……息が、苦し……」
グレイは背後からレネをしっかり抱擁し、レネの息が整うのを待った。そしてレネのシーツを掴む手に、自身の手を重ねてギュッと握りしめる。
背中にグレイの体温を感じ、その大きな手に包まれたレネは、止め処なくあふれ出す幸福感に満たされ、涙を流した。その涙を誤解したグレイが、熱い息をふきかけながら優しく問いかける。
「レネ……辛いか? 苦しいか? すまん……おまえが欲しくてたまらず……」
「だ、大丈……夫……。お、俺、嬉しくて……泣いてるだけ……。来て……グレイ、もう……もう一度……俺を……」
レネは首を回らせ、とろんとした表情で続きの言葉を舌にのせた。
「奥まで、犯して。俺の一番奥……グレイの大きいそれで、いっぱいにしてほしい」
「っ!」
艶めく流し目と淫靡な誘惑に、グレイの欲情が烈火のごとく燃え上がる。その熱は漲る肉塊と共に、レネの最奥を穿った。根元までぎっちりと、肉竿のすべてを収め、膨らんだ亀頭をねじ込むようにして、奥のすぼまりを突破する。
「ふぐっ……っ! ぁああっ!」
「レネ、レネ! 愛してる!」
グレイの腰が、激しくレネの尻に打ち付けられる。
バチュバチュと肉のぶつかり合う音が響き、ベッドがギシギシと揺れる。
二人は夢中で、求め合った。
荒い息遣いの合間に互いの唇を貪り合う濡れた音が醸し出され、二人分の体液が肌を伝ってシーツに落ちてゆく。
グレイはレネの中に巨根を深く埋めては、抜け出るギリギリまで引き、再び根元まで打ち込んだ。それを何度も何度も繰り返し、時折スピードを緩めては、片手でレネの陰茎を握って摩擦した。
後ろに深く挿入されたまま勃起を弄られ続けるレネは、切ない喘ぎ声を漏らしてあっという間に果てた――後ろを締め付け、グレイの逸物を絞りながら。
そしてその、瞬間。
「ぐぅうっ! うおおおおっ……ッ!」
獰猛な獣のように低いうめき声を上げながら、グレイもまた、絶頂に達した。占領地に印を刻むように、レネの体内に所有の証を流し込み、一滴も残さず放出する。
グレイは息を弾ませながら、レネを抱きしめて囁いた。
「俺のものだ……レネ、レネ、レネ……愛してる」
「グレイ……俺は、ずっと、前から、あなたを愛してる……」
腹の中が愛おしい男の体液で満たされていき、心も体も、グレイに溺れてゆく。ずくずくの下半身とリンクするように、レネの顔は濡れていた。喜びの涙があふれ、止め処なく頬に流れてゆく。グレイはそれを舐めとると、レネの唇に吸い付いた。
二人は飽きることなく、口付けに酔いしれた。唇が腫れあがるほど、激しく、深く、重ね合う。
永遠に続くかと思われた長いキスの後、グレイはやっとレネの唇を解放した。
そしてベッドサイドの棚に手を伸ばして、蜜液の入った小瓶を取り出す。
「レネ、今度はおまえと『夫婦の契り』を交わしたい。いいか?」
グレイは返事も聞かず、もう自分の唾液を小瓶に収められた蜜液に垂らしていた。たちまち甘い芳香が辺りに立ち昇る。それは蜜液に込められた魔法の鍵がはずれ、使用可能になった証だ。
体を起こしたレネは、グレイの巨根がもう復活しているのを見て驚いた。さっき達したばかりだというのに、それは萎えるどころか筋を浮かばせ怒張している。
「……すごいな……グレイ……」
「言っただろう、証明してみせると。魔道具の力を借りなくても、最高の快楽を二人で味わえると。互いの愛が……」
「最高の、スパイス……」
レネがそう言葉を引き継ぐと、グレイは微笑んだ。
「そうだ。俺の愛が、おまえへの欲情を増進させ、このまぐわいを一層引き立てる。
さあ、飲んでくれ、レネ……」
グレイはそう言って、小瓶の口をレネの口元に差し出す。そうしてうっとりとした表情でレネを見つめながら囁いた。
「今度はおまえの雌蕊に、俺の雄蕊をなすりつけたい……。植物みたいに受精し、動物みたいに交わろう」
そう言いながら、グレイは衝動を抑えきれず、その並外れた逸物を根元近くまでレネの中にねじ込んだ。
亀頭がずぶりとレネの体内奥深くを抉った瞬間、何かを越えた気配に歓喜し、グレイの雄は一層昂ぶりを見せて膨れ上がった。
「ひぐぅッ!」
奥深くを抉られたレネは、衝撃と苦痛に悶えた。しかしそれはすぐさま今まで経験したことのない疼きに変わる。ぴったりと密着した粘膜からじわじわと浸透するように、痺れるような快感が体中に運ばれ、それに伴って甘く切ない情動が湧き起こる。レネは恋焦がれた男に征服される悦びに、心身共に満たされていった。
それと同じような感覚を、グレイもまた、感じていた。甘く切ない情動、そして、恍惚とした一体感。猛り狂い、今にも暴走しそうな欲望を、深くレネの体内に埋め、グレイはうっとりと囁いた。
「ああ、レネ……正直に答えてくれ。今まで、これほど深い場所を突かれたことは、あるか?」
レネはギュッと閉じていた目をうっすらと開け、涙に濡れたヘーゼル色を覗かせた。そして荒い息の合間に切れ切れ、掠れた声を紡ぐ。
「……ふっ、……んん……、ない……。こんな……知ら……ない……。お、俺の中……グレイでいっぱい……」
「初めてなんだな? おまえの最奥を味わう男は、俺が初めて、そうなんだな?」
「……ん、ん、……そう……初めて……こんな、奥……初め……て……」
「ああ、レネ! おまえの最奥は、俺だけのもの! いいかレネ、二度と他の男には触らせないからな、おまえは俺だけのもの、俺だけのものだ! 二度と誰にも触らせない!」
「うあぁッ! あ、あ、だめ、グレイ、まだ、動かさないで、くださっ……っ! ヒィッ!」
グレイは巨根をずるりと引き抜くと、レネの体を抱きかかえ、うつ伏せに寝かせた。そして後ろから再び、その猛りをレネの体内に沈める。
「ふぐぅっ……!」
「ん、くうぅっ……ッ! レネ、おまえの中、最高だ。ああ、レネ……いいか、もう一度、おまえの最奥にぶち込む。いいか?」
「ま、待て。待ってくれ……息が、苦し……」
グレイは背後からレネをしっかり抱擁し、レネの息が整うのを待った。そしてレネのシーツを掴む手に、自身の手を重ねてギュッと握りしめる。
背中にグレイの体温を感じ、その大きな手に包まれたレネは、止め処なくあふれ出す幸福感に満たされ、涙を流した。その涙を誤解したグレイが、熱い息をふきかけながら優しく問いかける。
「レネ……辛いか? 苦しいか? すまん……おまえが欲しくてたまらず……」
「だ、大丈……夫……。お、俺、嬉しくて……泣いてるだけ……。来て……グレイ、もう……もう一度……俺を……」
レネは首を回らせ、とろんとした表情で続きの言葉を舌にのせた。
「奥まで、犯して。俺の一番奥……グレイの大きいそれで、いっぱいにしてほしい」
「っ!」
艶めく流し目と淫靡な誘惑に、グレイの欲情が烈火のごとく燃え上がる。その熱は漲る肉塊と共に、レネの最奥を穿った。根元までぎっちりと、肉竿のすべてを収め、膨らんだ亀頭をねじ込むようにして、奥のすぼまりを突破する。
「ふぐっ……っ! ぁああっ!」
「レネ、レネ! 愛してる!」
グレイの腰が、激しくレネの尻に打ち付けられる。
バチュバチュと肉のぶつかり合う音が響き、ベッドがギシギシと揺れる。
二人は夢中で、求め合った。
荒い息遣いの合間に互いの唇を貪り合う濡れた音が醸し出され、二人分の体液が肌を伝ってシーツに落ちてゆく。
グレイはレネの中に巨根を深く埋めては、抜け出るギリギリまで引き、再び根元まで打ち込んだ。それを何度も何度も繰り返し、時折スピードを緩めては、片手でレネの陰茎を握って摩擦した。
後ろに深く挿入されたまま勃起を弄られ続けるレネは、切ない喘ぎ声を漏らしてあっという間に果てた――後ろを締め付け、グレイの逸物を絞りながら。
そしてその、瞬間。
「ぐぅうっ! うおおおおっ……ッ!」
獰猛な獣のように低いうめき声を上げながら、グレイもまた、絶頂に達した。占領地に印を刻むように、レネの体内に所有の証を流し込み、一滴も残さず放出する。
グレイは息を弾ませながら、レネを抱きしめて囁いた。
「俺のものだ……レネ、レネ、レネ……愛してる」
「グレイ……俺は、ずっと、前から、あなたを愛してる……」
腹の中が愛おしい男の体液で満たされていき、心も体も、グレイに溺れてゆく。ずくずくの下半身とリンクするように、レネの顔は濡れていた。喜びの涙があふれ、止め処なく頬に流れてゆく。グレイはそれを舐めとると、レネの唇に吸い付いた。
二人は飽きることなく、口付けに酔いしれた。唇が腫れあがるほど、激しく、深く、重ね合う。
永遠に続くかと思われた長いキスの後、グレイはやっとレネの唇を解放した。
そしてベッドサイドの棚に手を伸ばして、蜜液の入った小瓶を取り出す。
「レネ、今度はおまえと『夫婦の契り』を交わしたい。いいか?」
グレイは返事も聞かず、もう自分の唾液を小瓶に収められた蜜液に垂らしていた。たちまち甘い芳香が辺りに立ち昇る。それは蜜液に込められた魔法の鍵がはずれ、使用可能になった証だ。
体を起こしたレネは、グレイの巨根がもう復活しているのを見て驚いた。さっき達したばかりだというのに、それは萎えるどころか筋を浮かばせ怒張している。
「……すごいな……グレイ……」
「言っただろう、証明してみせると。魔道具の力を借りなくても、最高の快楽を二人で味わえると。互いの愛が……」
「最高の、スパイス……」
レネがそう言葉を引き継ぐと、グレイは微笑んだ。
「そうだ。俺の愛が、おまえへの欲情を増進させ、このまぐわいを一層引き立てる。
さあ、飲んでくれ、レネ……」
グレイはそう言って、小瓶の口をレネの口元に差し出す。そうしてうっとりとした表情でレネを見つめながら囁いた。
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