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秘密の配信スタート!
*内緒の始まり_11
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カツン――とフローリングに当たったローターの音が、しえるを現実に引き戻す。
「あ……あぁ……」
ふぅふぅと呼吸を整える。
「こ、今回は……っ……、お、思い切って、こ、こんな感じに……はぁ……撮って、み、ました、ぁ……」
まだ落ち着かない呼吸。
「ど、どうでした……か……ぁ……?」
口元に笑みをたたえながら、しえるは誰ともわからない、画面の向こうにいるだろう人に向けて話す。
「きっ……今日の、動画は……ふぅ……これで、終わり、です」
イタズラにローターを画面に近づけた。そしてゆっくり引き離すと、まだショーツも穿いていない秘部が相変わらず映っていたが、しえるは既に見えていることに対しては気にしていないようだった。
「つ、次も、み、見てください……ね?」
『バイバイ』、と、カメラに映る位置に手を持って行き振った。数秒その状態をキープした後、ゆっくりとカメラを止めるためにその位置まで移動する。
「……あー……」
すべて終わったことに対して、どっと疲れが出た。身体が怠く、なんだか重たい気がする。
「喉、乾いたな……」
フラフラと立ち上がると、冷蔵庫へと向かいお茶を飲んだ。ゴクゴクと小気味よい音を鳴らしながら、グラスが空になるまで一気に飲み干した。
「あー……疲れた……」
撮影していた部屋に戻ると、脱ぎ捨ててあったショーツを身に着けた。そして床へと倒れこむ。
「……堅い……。けど、冷たくて気持ち良い……」
床を撫でる。ひんやりとした冷たさが手のひらを刺激した。
「あとで動画の確認しなきゃ……。ちゃんと撮れてると良いんだけど。……撮り直しなんかしたくないし……」
全身の力を抜き、自分よりも圧倒的の強さを誇る床に身を委ねた。
“……今日はもう何もしたくないな……”
「……いや、お風呂に入ろう……下着気持ち悪かった……」
眠たい脳を奮い立たせて、お風呂に入れるよう準備をする。
「……掃除もしなきゃ……」
気が付いていなかった床の汚れ。先ほどの動画撮影の際に出来たものだ。原因を頭に浮かべ、顔を真っ赤にすると動画の出来と反応のことを考えながら、湯舟にお湯が入るのを待った。
――上手く頭は働かない。それもそうだ。先ほどまで視聴者を意識していたとはいえ、気持ち良くなることだけを考えて自慰をしていたのだから。これだけして、すぐに別のことへ頭を切り替えることは出来ない。
“んぁ……男性で言うところの、賢者タイム……てやつなのかしら……”
くだらないことには頭が回る。難しいこと、面倒くさいことが考えられないのだ。たかだかこれだけのことを考えている間に、お湯が入った知らせが鳴った。
「お風呂ー……呼んでる……」
着替えを取り浴室へと向かう。お気に入りのバスボムを浴槽に投げ入れると、シュワシュワとそれが溶ける音を聞きながら、シャワーのお湯を出した。
「はぁぁ……休憩タイム。ゆっくりしよ、私……」
シエルはしっかりと一時間、バスタイムを堪能すると、自身の身体と心を癒すのだった。
「あ……あぁ……」
ふぅふぅと呼吸を整える。
「こ、今回は……っ……、お、思い切って、こ、こんな感じに……はぁ……撮って、み、ました、ぁ……」
まだ落ち着かない呼吸。
「ど、どうでした……か……ぁ……?」
口元に笑みをたたえながら、しえるは誰ともわからない、画面の向こうにいるだろう人に向けて話す。
「きっ……今日の、動画は……ふぅ……これで、終わり、です」
イタズラにローターを画面に近づけた。そしてゆっくり引き離すと、まだショーツも穿いていない秘部が相変わらず映っていたが、しえるは既に見えていることに対しては気にしていないようだった。
「つ、次も、み、見てください……ね?」
『バイバイ』、と、カメラに映る位置に手を持って行き振った。数秒その状態をキープした後、ゆっくりとカメラを止めるためにその位置まで移動する。
「……あー……」
すべて終わったことに対して、どっと疲れが出た。身体が怠く、なんだか重たい気がする。
「喉、乾いたな……」
フラフラと立ち上がると、冷蔵庫へと向かいお茶を飲んだ。ゴクゴクと小気味よい音を鳴らしながら、グラスが空になるまで一気に飲み干した。
「あー……疲れた……」
撮影していた部屋に戻ると、脱ぎ捨ててあったショーツを身に着けた。そして床へと倒れこむ。
「……堅い……。けど、冷たくて気持ち良い……」
床を撫でる。ひんやりとした冷たさが手のひらを刺激した。
「あとで動画の確認しなきゃ……。ちゃんと撮れてると良いんだけど。……撮り直しなんかしたくないし……」
全身の力を抜き、自分よりも圧倒的の強さを誇る床に身を委ねた。
“……今日はもう何もしたくないな……”
「……いや、お風呂に入ろう……下着気持ち悪かった……」
眠たい脳を奮い立たせて、お風呂に入れるよう準備をする。
「……掃除もしなきゃ……」
気が付いていなかった床の汚れ。先ほどの動画撮影の際に出来たものだ。原因を頭に浮かべ、顔を真っ赤にすると動画の出来と反応のことを考えながら、湯舟にお湯が入るのを待った。
――上手く頭は働かない。それもそうだ。先ほどまで視聴者を意識していたとはいえ、気持ち良くなることだけを考えて自慰をしていたのだから。これだけして、すぐに別のことへ頭を切り替えることは出来ない。
“んぁ……男性で言うところの、賢者タイム……てやつなのかしら……”
くだらないことには頭が回る。難しいこと、面倒くさいことが考えられないのだ。たかだかこれだけのことを考えている間に、お湯が入った知らせが鳴った。
「お風呂ー……呼んでる……」
着替えを取り浴室へと向かう。お気に入りのバスボムを浴槽に投げ入れると、シュワシュワとそれが溶ける音を聞きながら、シャワーのお湯を出した。
「はぁぁ……休憩タイム。ゆっくりしよ、私……」
シエルはしっかりと一時間、バスタイムを堪能すると、自身の身体と心を癒すのだった。
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