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一人から二人へ
次の撮影へ_4
しおりを挟む毎回、この流れから実際のメイン行為に入る瞬間が、物凄くドキドキする。もっと撮影回数を増やしたら、慣れるのだろうか。それともずっと、慣れることはないのだろうか。
“……今、考えることじゃないや。集中しなきゃ……”
「初めてなので、どうしたら良いのか、あんまりわかってないけど……。ち、違ってたら、正しい使い方、コメントで教えてくださいね……?」
しえるは、身に着けていたスカーフへと手をかけた。シュルシュルと首尾よく外して、自分の横へと置く。
「……エンジ色のスカーフって、可愛くないですか……? 黒も可愛いと思うから、次は黒でも良いかも……」
おかしな無言の時間が出来ないように、しえるはポツリポツリカメラの向こうに話しかけながら手順を踏んでいく。
「次は、こっち……」
制服のボタンへと手をかけた。ジャケットの大きなボタンを外し、白いワイシャツが露わになる。
「あ……な、なんだか、緊張……しちゃって……」
小さくてきつく糸のしめられたボタンは、平静を装っているしえるにとって、少しだけ難易度の高い障害だった。
「上手く、外せないや……」
それでも、ひとつひとつゆっくりとボタンを外していき、スカートのお腹の部分にしまわれている部分ギリギリまで外すと、豊かな胸が姿を現した。
ショーツとお揃いの、黒いブラジャー。お揃いなのはこだわりで、やはり引き締まった気分になるし、揃っていた方が見栄えも良いと考えるのは、昔から変わらなかった。
すべては脱がない。制服を着ているのは分かるし、しかし前は開けているため、シャツの間からブラジャーが見えている。
「あの、いきなりはちょっと、怖いんだけど……。そもそも、いきなりって、こんなの入るの……? かな……?」
先端部分が根元に比べて細くなっているとはいえ、指に比べると格段に太い作りになっている。ローションを用意しているが、それでもやはり痛いのは嫌だった。
まじまじとバイブを見つめる。見つめたところで返事も何もあるわけはなかったが、色々な方向から見定めることで、どれくらい慣らせば入るのか、確認しているつもりだった。
「ど、どうしよう……。が、頑張れば……頑張れば、入る気もしてきた……ような……?」
自信なさげに答えるのは、動画を見た視聴者が、『早く入れてみなよ』『慣らしたりなんかせずにも入るよ』と煽り、『ほら、やっぱり入ったじゃん』『すごいね、こんなの一気に入るんだね』『大きいのに全部入るなんて、いやらしいね』なんて囁きかけてくれる、コメントを入れてくれるのを期待してのことだった。
“せっかく、撮るなら……”
動画の中で盛り上がりが欲しい。見どころが欲しい。このままいけば、普通の自慰動画と変わらない気がする。――それならば、せめて。
「うぅ……。しえる、このまま、いれちゃおっかなぁ……? ローションで、ぐちょぐちょにしちゃったら……。入っちゃう、のかも……?」
しえるはバイブを一度床に置くと、カメラにしっかりと映るようにショーツを脱いで見せた。
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