道楽草

十三岡繁

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海上農園構想

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 現在の私の仕事は建築設計です。紆余曲折ありましたが、小学校の卒業アルバムで将来の夢に『建築家』と書いていたので、なるようにしてなったんでしょう。今はこうして趣味で書いている文章も職業と呼べる位のものになったらいいなと思わなくも無いですが、かなり前からもう一つ興味のある職業というか産業があります。農業です。

 もちろん従来通りの農作物を育てるという農業にも興味がありますが、更に新しい可能性を研究してみたかったなと思う事があります。特に建築とも無関係ではないんですが、海上に農場が作れないんだろうかと想像してしまいます。通常の植物は海水ではいくつかの理由によって枯れてしまいます。しかし、そこは流石植物です。様々な仕組みでなんとかしているものもあるわけです。有名なところではマングローブなんかがあります。

 このあたりの遺伝子を研究して、農作物にも応用できないものなんでしょうか? 既にトマトやイモの中には海水で育てられるようなものもできつつある様ですが、稲をはじめとして穀物なんかが作れる様になると更にいいと思います。もちろん通常の土壌に海水を撒けば、どんどん土の塩分濃度が上がって行きます。なので水耕栽培がいいと思います。更に海上であれば海水を循環させて塩分濃度の上昇を抑えられます。そこに窒素やリン酸、カリウムなどは加えてやる必要があるでしょう。いや、更に合鴨農法の様に、海中生物……魚類や貝類、甲殻類なども同時に養殖できたりすると化学肥料的な物も減らせるかもしれません。

 地球を宇宙から見れば水の塊のように見えます。実際に地表を覆う水の比率は70%もあります。但し、地球の直径に比べれば薄皮でしかないです。地球全体の体積比では0.13%しかありません。更にその殆どは海水で、淡水は2.5%しかなくて、更に地表付近で人間が利用可能な量というと、水全体の0.01~0.02%しかないと言われています。今後の食糧問題を考えた場合海水の利用は非常に重要なものになるんじゃないかと思います。

 更に海上に浮かせる利点として、季節や気候に合わせて移動する事ができます。それだけではなく食料が不足したり人口増加が激しいなど人間の都合に合わせての移動も可能です。 そういった人工島を舞台とした小説を書くとしたらどんな話かなと想像してみましたが、それを取り合って人間が争うようなものしか思いつきませんでした。それではダメですね^^;。
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