道楽草

十三岡繁

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アメリカ参戦

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 先ほど平和な話をアップしたばかりなのに、そのすぐ後にアメリカがイランに攻撃を加えたというニュースが入ってきて、またこれを書いています。時事ネタは後で誰か読んでくれる人がいても、何のことだか分からなくなったりするのでピンポイントのネタでは書かないようにしているんですが、どうにも書いておきたくなりました。

 二つの事を書きたいです。まずアメリカ参戦の理由ですが、イランの主要核施設三か所の内、一か所は地中深くにあってアメリカの最新兵器であるバンカーバスターを使わないと破壊できないから……なるほどなんですが、聞いた話では最新のものでも地中60mまでしか届かないそうですね。一方イランの核施設は地下80m……どう考えても届きません。もちろん80という数字がフェイクの可能性はあります。見栄を張っているだけで、本当は60なのかもしれない。でも逆にもっと深い可能性もあるでしょう。そこはイスラエルご自慢のモサドの諜報活動の成果に期待というところでしょうか?

 もう一つはトランプ大統領のアメリカファーストです。アメリカ優先なんだから他国の事に首を突っ込むなという意見がアメリカ国内でもあるようですが、私はそうは思いません。アメリカ参戦でイランが硬化した場合、ホルムズ海峡封鎖という可能性が出てきます。もしそうなったら世界の原油相場はものすごい事になるでしょう。そこで誰が得をするのか……アメリカです。

 ご存知の通りアメリカのシェールガスは掘削や加工にコストがかかります。だから世界の原油相場が一定水準以上にないと採算が取れないわけです。これから原油相場が上がってくれればウハウハになります。結局は経済活動の大元がエネルギーと食料であることは今までにも書いてきました。原材料費が無いからです。労働力や加工手間なんかは、国民の所得となって天から落ちてきます。なのでシェールガスの価値が高まれば、これはアメリカ経済にとってかなりのプラスになるでしょう。国民所得は上昇するのではないでしょうか? なのでこの参戦はアメリカファーストにも全く矛盾していません。

 しかしこのニュースが流れても、日本の人たちはあまり危機感を持っていないように感じます。ガソリンの暫定税率なんて有無を言わさず廃止でしょう。元から暫定措置なんだから、財源をどうするとかの話では無いです。むしろそれを財源と考えるなという話です。
 原油価格高騰=ガゾリン価格上昇は非常に分かりやすいですが、世の中は石油由来製品で溢れかえっています。建築の資材費も時間差で年末ぐらいから急上昇するかもしれません。特に設備の配管材料なんかが怖いです。ジャブのように効いてきます。

 核関連施設が大ダメージを受けて、ホルムズ海峡封鎖などという荒業を使わずにイランが交渉テーブルに出てきてくれることを祈ります。これはなかなかのギャンブルです。当分目を離せそうにありません。
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