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Ⅲ.志貴の過去話
クラスのボッチが恋愛する話。17
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──ドガンッ!
彼女が目を覚ましてまず聞いた音は、破壊音だった。
何事かと思い窓から玄関を見下ろすと、そこには入り口の鉄格子をショベルカーなどという代物で破壊している光景があった。
「え、ど、どういうこと……?」
流石の彼女といえども、この状況では混乱してしまっている。
しかしそれも当然のことだろう。いくら両親があんな状況だといえど、いきなり玄関がぶち壊されれば誰だって驚愕もするし、混乱だってする。
「そ、それよりも、まずは逃げないと……っ」
そんな状況の最中に於いて、最優先にその場から離れることを決断した妹の判断は大したものだと言っても過言ではないかもしれない。だが──
「げほっげほっ、はぁはぁ……に、逃げないと……」
今日の彼女は、体調を崩していた。加えて、命の危険という極度のプレッシャー。彼女を普段以上に疲労させるには、十分だろう。
「……ふふ、これはもう、無理かもしれませんね」
彼女が廊下の窓から外を一瞥すれば、そこには堂々と不法侵入した挙句、家の前に陣取る数台もショベルカーがあった。先の玄関を壊したのを鑑みれば、これだけのショベルカーがあればこの家を破壊するのは可能だろう。
「なら、最後にこのくらいは許してくださいね」
言って彼女は廊下の壁ににもたれかかって座ると、懐から携帯電話を取り出す。
──プルル……
『もしもし! 何かあったのか⁉︎』
朝の言葉や彼の性格を考えれば素早く電話に出るのは容易に想像できたが、よもやワンコール以内に出るとは思わなかったため、彼女は少し驚いた。
だがそれも、愛ゆえに──と考えれば自然に口角が上がってしまう。
「まあ、何かあったと言えば嘘にはなりませんね」
『だったら、俺なんかよりも病院に連絡を……!』
電話の相手──志貴は妹の状態が悪化したから電話をしたと思っているのだろう。声は相当に慌てている。
「ふふ、安心してください。別に体調が悪くなったわけじゃありませんから。ただ、最後にお兄様の声が聴きたかった──それだけです」
『それって、どういう……』
──ドガンッ‼︎
志貴が電話越しに事情を訊こうとした瞬間、家の天井付近から豪快な破壊音が轟いた。大方、件のショベルカーで上から破壊しているのだろうなと考えた彼女は苦笑しながらも電話に応える。
「ねえ、お兄様? 私、嬉しかったんです。あの日、お兄様が私を遊びに誘ってくれて……」
『そんなことより、今の音はなんだ⁉︎ そっちはどういう状況なんだ……!」
兄の慌てた言葉に、彼女はわざと答えずに話を続ける。
「以前は冷たい態度をとっていましたけど、本当はずっとお兄様のことを……」
『なあ、どうなっているんだ⁉︎』
「──お兄様っ‼︎」
『…………っ…………』
初めて聞いた妹の叫び声に、志貴は思わず言葉を詰まらせてしまう。
「……申し訳ありません。ですが、もう私に残された時間は残り少ないのです。ですからどうか、話させてください」
『…………分かった。それが君の意思だって言うのなら、俺はそれを尊重するよ』
「──ありがとうございます。やっぱり、お兄様は優しいですね」
心底安らいだかのような表情を浮かべた彼女は、そのまま話を続けていく。
「昔の私は、お兄様に冷たい態度を取ってしまっていました。それは、母様の教育もあります。けれど、それだけじゃないんです」
『それだけじゃ、ない?』
会話の中に挟まってくる──ドゴンッという破壊の音を気にすることなどなく、彼等はそのままに話続ける。
「はい。もっとも、自覚したのはここ最近ですけどね。──お兄様……いえ、伊零 志貴様。私、伊零 ──ドゴンッ! は、貴方のことを────」
途中で入った無粋な音は気にならなくはないが、仕切り直しするのも恥ずかしいと思い、彼女は続けていく。
それは、最後だからこそ言える言葉なのかもしれない。今しか言えるタイミングはない、だからこそ言わなくてはならない。どうせ返事など、聞けないだろうし──
「────貴方のことを、お慕いしております」
直後、志貴の携帯からは土台を失った何かが一気に壊れていく音。肉のようなものが潰された嫌な音。そして通話終了を知らせる無機質な音だけが聞こえていた。
状況が理解できない。どういうことだ。分からない。何か壊れた。何が。何か潰れた。イヤだ。なんで通話が終わった。ありえない。やめろ。認めない。確かめないと。なら──。
「ちょっと、志貴くん⁉︎」
決意した彼は、一目散に教室から飛び出していく。現在は給食の準備をしており、児童達が楽しげに配膳をしていたが、そんな中駆け出した彼をその場にいた教師は引き止めようとしたが、それで止まるような彼ではない。
学校から家まで小学生の徒歩速度でおよそ二〇分。普段、運動などをしない彼が全力疾走で行くには長過ぎる距離だ。しかしそれでも彼は足を止めることなどない。
確かに水分不足で頭は痛いし、手足は麻痺してきている。大量の汗のせいで服はベトベトしているし、喉はカラカラして息も満足にできていない。身体中に当たる雨粒がどんどん体温を奪っていき、汗と相まって寒気もしてきた。
生まれてきて初めて味わうレベルの疲労感に足が止まりそうになる。それでも彼は走り続ける。別にこの後、自分の体がどうなろうとも構わない。折れようが、千切れようがどうだっていい。そんなもので妹を救えるのなら、お釣りが帰ってくるくらいだ。
「はぁはぁ……もう、すぐ、見える筈だ……っ」
幸いに五体満足のまま家まで辿り着いた彼は、自分の住んでいた家だったものを見て、驚愕する。
何故ならば、そこには家と呼べるものは存在しなかったからだ。
あるのは踏み荒らされた庭と家の残骸。そして若干雨に流されてはいるが間違いない、家があった場所のとある位置に血が流れていたのだ。
「う、嘘、だろ……なあ、そうだよな? なあ、なあ、なあ、なあ」
もはや自分でも言っている言葉の意味が理解できないような状態。それでもなお、邪魔な柱などをどかして彼は必死に近くを掘り起こす。まだ希望があると信じて。未来は可能性に溢れている、などという普段ならば鼻で笑うような言葉にすら縋って。神だろうと悪魔だろうと、何にだって祈った。それで見つかるならと。
そうして雨水と泥水に塗れることおよそ一時間。彼はついに見つけた。──見つけて、しまった。
「なあ神様、いるんだろ? いや、この際悪魔だってなんだっていい。巫山戯るなよ……」
彼はわなわなと震えながら呟く。その手に、血みどろになった誰かの左手を持って。
「巫山戯るなよ! 妹が何をしたって言うんだよ⁉︎ ただ安らかに生きる事すら、お前らは許さないって言うのかよ!」
彼の慟哭は虚しくも雨音に消えるだけだった。
そして彼は気付かない。どうして左手だけが残っているのか、その意味に。
彼女は守りたかったのだ。例え体が潰されようとも、兄の手に優しく包まれたこの左手だけは。何があろうとも、この左手と、指輪だけはどうしても守りたかった。
そんな彼女の想いは、皮肉にも兄の心をより掻き乱してしまっていた。
「あ、あああ、ああああああああああああああああああああああああああああああっ‼︎」
唯一残された左手を両手で握りしめる彼の涙さえも、雨粒は拭ってしまう。
或いはそれこそが、天からの慈悲だったのかもしれない。
だがそれは当の本人からしてみれば、余計なお世話などというものですらない。
最悪の慰めだった。
「なんで! どうして! 答えてくれよ──美沙‼︎」
こうして彼の実の妹は、死んでいった。
彼女が目を覚ましてまず聞いた音は、破壊音だった。
何事かと思い窓から玄関を見下ろすと、そこには入り口の鉄格子をショベルカーなどという代物で破壊している光景があった。
「え、ど、どういうこと……?」
流石の彼女といえども、この状況では混乱してしまっている。
しかしそれも当然のことだろう。いくら両親があんな状況だといえど、いきなり玄関がぶち壊されれば誰だって驚愕もするし、混乱だってする。
「そ、それよりも、まずは逃げないと……っ」
そんな状況の最中に於いて、最優先にその場から離れることを決断した妹の判断は大したものだと言っても過言ではないかもしれない。だが──
「げほっげほっ、はぁはぁ……に、逃げないと……」
今日の彼女は、体調を崩していた。加えて、命の危険という極度のプレッシャー。彼女を普段以上に疲労させるには、十分だろう。
「……ふふ、これはもう、無理かもしれませんね」
彼女が廊下の窓から外を一瞥すれば、そこには堂々と不法侵入した挙句、家の前に陣取る数台もショベルカーがあった。先の玄関を壊したのを鑑みれば、これだけのショベルカーがあればこの家を破壊するのは可能だろう。
「なら、最後にこのくらいは許してくださいね」
言って彼女は廊下の壁ににもたれかかって座ると、懐から携帯電話を取り出す。
──プルル……
『もしもし! 何かあったのか⁉︎』
朝の言葉や彼の性格を考えれば素早く電話に出るのは容易に想像できたが、よもやワンコール以内に出るとは思わなかったため、彼女は少し驚いた。
だがそれも、愛ゆえに──と考えれば自然に口角が上がってしまう。
「まあ、何かあったと言えば嘘にはなりませんね」
『だったら、俺なんかよりも病院に連絡を……!』
電話の相手──志貴は妹の状態が悪化したから電話をしたと思っているのだろう。声は相当に慌てている。
「ふふ、安心してください。別に体調が悪くなったわけじゃありませんから。ただ、最後にお兄様の声が聴きたかった──それだけです」
『それって、どういう……』
──ドガンッ‼︎
志貴が電話越しに事情を訊こうとした瞬間、家の天井付近から豪快な破壊音が轟いた。大方、件のショベルカーで上から破壊しているのだろうなと考えた彼女は苦笑しながらも電話に応える。
「ねえ、お兄様? 私、嬉しかったんです。あの日、お兄様が私を遊びに誘ってくれて……」
『そんなことより、今の音はなんだ⁉︎ そっちはどういう状況なんだ……!」
兄の慌てた言葉に、彼女はわざと答えずに話を続ける。
「以前は冷たい態度をとっていましたけど、本当はずっとお兄様のことを……」
『なあ、どうなっているんだ⁉︎』
「──お兄様っ‼︎」
『…………っ…………』
初めて聞いた妹の叫び声に、志貴は思わず言葉を詰まらせてしまう。
「……申し訳ありません。ですが、もう私に残された時間は残り少ないのです。ですからどうか、話させてください」
『…………分かった。それが君の意思だって言うのなら、俺はそれを尊重するよ』
「──ありがとうございます。やっぱり、お兄様は優しいですね」
心底安らいだかのような表情を浮かべた彼女は、そのまま話を続けていく。
「昔の私は、お兄様に冷たい態度を取ってしまっていました。それは、母様の教育もあります。けれど、それだけじゃないんです」
『それだけじゃ、ない?』
会話の中に挟まってくる──ドゴンッという破壊の音を気にすることなどなく、彼等はそのままに話続ける。
「はい。もっとも、自覚したのはここ最近ですけどね。──お兄様……いえ、伊零 志貴様。私、伊零 ──ドゴンッ! は、貴方のことを────」
途中で入った無粋な音は気にならなくはないが、仕切り直しするのも恥ずかしいと思い、彼女は続けていく。
それは、最後だからこそ言える言葉なのかもしれない。今しか言えるタイミングはない、だからこそ言わなくてはならない。どうせ返事など、聞けないだろうし──
「────貴方のことを、お慕いしております」
直後、志貴の携帯からは土台を失った何かが一気に壊れていく音。肉のようなものが潰された嫌な音。そして通話終了を知らせる無機質な音だけが聞こえていた。
状況が理解できない。どういうことだ。分からない。何か壊れた。何が。何か潰れた。イヤだ。なんで通話が終わった。ありえない。やめろ。認めない。確かめないと。なら──。
「ちょっと、志貴くん⁉︎」
決意した彼は、一目散に教室から飛び出していく。現在は給食の準備をしており、児童達が楽しげに配膳をしていたが、そんな中駆け出した彼をその場にいた教師は引き止めようとしたが、それで止まるような彼ではない。
学校から家まで小学生の徒歩速度でおよそ二〇分。普段、運動などをしない彼が全力疾走で行くには長過ぎる距離だ。しかしそれでも彼は足を止めることなどない。
確かに水分不足で頭は痛いし、手足は麻痺してきている。大量の汗のせいで服はベトベトしているし、喉はカラカラして息も満足にできていない。身体中に当たる雨粒がどんどん体温を奪っていき、汗と相まって寒気もしてきた。
生まれてきて初めて味わうレベルの疲労感に足が止まりそうになる。それでも彼は走り続ける。別にこの後、自分の体がどうなろうとも構わない。折れようが、千切れようがどうだっていい。そんなもので妹を救えるのなら、お釣りが帰ってくるくらいだ。
「はぁはぁ……もう、すぐ、見える筈だ……っ」
幸いに五体満足のまま家まで辿り着いた彼は、自分の住んでいた家だったものを見て、驚愕する。
何故ならば、そこには家と呼べるものは存在しなかったからだ。
あるのは踏み荒らされた庭と家の残骸。そして若干雨に流されてはいるが間違いない、家があった場所のとある位置に血が流れていたのだ。
「う、嘘、だろ……なあ、そうだよな? なあ、なあ、なあ、なあ」
もはや自分でも言っている言葉の意味が理解できないような状態。それでもなお、邪魔な柱などをどかして彼は必死に近くを掘り起こす。まだ希望があると信じて。未来は可能性に溢れている、などという普段ならば鼻で笑うような言葉にすら縋って。神だろうと悪魔だろうと、何にだって祈った。それで見つかるならと。
そうして雨水と泥水に塗れることおよそ一時間。彼はついに見つけた。──見つけて、しまった。
「なあ神様、いるんだろ? いや、この際悪魔だってなんだっていい。巫山戯るなよ……」
彼はわなわなと震えながら呟く。その手に、血みどろになった誰かの左手を持って。
「巫山戯るなよ! 妹が何をしたって言うんだよ⁉︎ ただ安らかに生きる事すら、お前らは許さないって言うのかよ!」
彼の慟哭は虚しくも雨音に消えるだけだった。
そして彼は気付かない。どうして左手だけが残っているのか、その意味に。
彼女は守りたかったのだ。例え体が潰されようとも、兄の手に優しく包まれたこの左手だけは。何があろうとも、この左手と、指輪だけはどうしても守りたかった。
そんな彼女の想いは、皮肉にも兄の心をより掻き乱してしまっていた。
「あ、あああ、ああああああああああああああああああああああああああああああっ‼︎」
唯一残された左手を両手で握りしめる彼の涙さえも、雨粒は拭ってしまう。
或いはそれこそが、天からの慈悲だったのかもしれない。
だがそれは当の本人からしてみれば、余計なお世話などというものですらない。
最悪の慰めだった。
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