たとえ運命の番じゃなくても

暁 紅蓮

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高校では… side悠

2

担任の紹介が先にあった。

「えー、俺が何も無ければ3年間務める事になる、水野亮だ。よろしくぅ」

担任は‪α‬らしい。
ちなみに番はいるってさ。
中には番を持たずに一生を終える人もいるらしいけど。

「という事で、まずは前後に仲良くなりましょうゲーム~」

ゲーム?

皆が多分はてなマークだよ。
そう思っていると担任の亮(もう呼び捨て)が、

「ジャンケンしてみよう。勝った方は何でも答える。負けた人はひたすら質問する。はい始め~」

みんなが戸惑っている中、俺は後ろにいる壱城和哉に話しかけた。

「俺は新垣悠。よろしく」
「俺の名前は壱城和哉よろしくな」

はい、知ってます。
是非とも仲良くしましょう。

それからジャンケンをした。

「あちゃぁ…」
「お、俺が勝ったか。じゃあ悠くん、何でも聞いていいよ」
「悠でいいよ。じゃあどうして全寮制にきたの?」
「じゃあ俺も和哉でいいよ。俺は運命の番を探しに。いつかは出逢えると信じてる」

その瞬間俺の恋は終わった。
運命の番なんて確率が低い。
それでも探すという事は何かあるという事だ。

「…どうして運命の番を?」
「親が運命の番だったんだよ。なんか始めは違うのかなって思ってたんだけど実はあの衝撃がそうだったのかもって言っててさ」

それでも好意を捨てきれないのが恋というものなのか。
俺はそれでも好きだと思った。

運命の番が現れるまでは、想っていてもいいかなと思った。
感想 9

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