19 / 132
無いはずのクラス替え… side悠
4
しおりを挟む
結局抱えられるくらい大きいぬいぐるみが1つ、小さめの、ベッドにたくさん置けるくらいの大きさが5つ、手のひらサイズのぬいぐるみが9つ。
いや…どこに置くの…。
これ絶対部屋に置けないよ…。
他の子達の所にまで置くことになっちゃうよ…。
という事で、大きいぬいぐるみと小さめのぬいぐるみ3つは和哉に保管してもらうことにした。
「さすがに取りすぎたか」
「当たり前でしょう…和哉は人に貢ぐタイプかってんだ…」
「かもな」
「はいはい。運命の番さんにしてあげて」
番になりたいけれど貢いで欲しいわけではない。
貢ぐのは運命の番さんだけでいい。
俺はただの通り道でいい。
不純な俺を好きにならないで欲しい。
でも、俺を見てほしい。
矛盾している気持ちに嘲笑うことしかできなかった。
「何~2人で遊んできたの~?」
「梨衣!」
梨衣が後ろから俺に抱きつく。
その話し方を耳元で囁かれるとムズムズする…。
「気持ち悪いから…」
「ひど~いこの梨衣様に何言うんだ~」
「戯言は寝言だけにしとけ」
「………」
ジト目で見られたが無視して俺は話し始める。
「いや…何となく来年はクラス離れそうだなって思ってさ」
「あ~かずと~?」
「そう…でも言う機会がなくて……」
「じゃあ来年の3月にバスケットボール大会があるみたいだからその時に言えば~?きっとちょうどいい時期だよ~」
その手があったか。
イベント後の告白。
これはいい。
「ありがとう梨衣。そうしてみる」
「いえいえ~」
抱きついている梨衣の頭を撫でてやった。
いや…どこに置くの…。
これ絶対部屋に置けないよ…。
他の子達の所にまで置くことになっちゃうよ…。
という事で、大きいぬいぐるみと小さめのぬいぐるみ3つは和哉に保管してもらうことにした。
「さすがに取りすぎたか」
「当たり前でしょう…和哉は人に貢ぐタイプかってんだ…」
「かもな」
「はいはい。運命の番さんにしてあげて」
番になりたいけれど貢いで欲しいわけではない。
貢ぐのは運命の番さんだけでいい。
俺はただの通り道でいい。
不純な俺を好きにならないで欲しい。
でも、俺を見てほしい。
矛盾している気持ちに嘲笑うことしかできなかった。
「何~2人で遊んできたの~?」
「梨衣!」
梨衣が後ろから俺に抱きつく。
その話し方を耳元で囁かれるとムズムズする…。
「気持ち悪いから…」
「ひど~いこの梨衣様に何言うんだ~」
「戯言は寝言だけにしとけ」
「………」
ジト目で見られたが無視して俺は話し始める。
「いや…何となく来年はクラス離れそうだなって思ってさ」
「あ~かずと~?」
「そう…でも言う機会がなくて……」
「じゃあ来年の3月にバスケットボール大会があるみたいだからその時に言えば~?きっとちょうどいい時期だよ~」
その手があったか。
イベント後の告白。
これはいい。
「ありがとう梨衣。そうしてみる」
「いえいえ~」
抱きついている梨衣の頭を撫でてやった。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
504
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる