たとえ運命の番じゃなくても

暁 紅蓮

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クラス

3

進級しても何ら変わらず、毎日授業を受けて帰っての繰り返しだった。
変わったとすれば、2年までは割と帰りに遊んだり学校でグダグダしたりしていたけれど3年ともなると勉強の毎日になっている。

「あ~ぁ~暇だ~」
「梨衣うるさい。いいから問題解け」
「私は別に進学するつもりないのに~」
「母さんに言われただろ?大学までは行って欲しいって」
「行って欲しいってだけじゃ~ん?私の気持ちも大切にしたい~って言ってた~」
「それでも母さんが言ってたから大学までは行こうと思ってるんだろ?」
「ん~」

梨衣は割と面倒くさがりだ。
それでもやる事はやるし、自分の将来の為ならと進学を望んでいるらしい。
玲衣は玲衣で菊原先輩を追って進学。
離れてもちょくちょく会ってるらしい。
この前和哉とデートした時に玲衣と菊原先輩を見つけたから。
ちなみに和哉は今教室にいない。
先生に呼ばれて職員室に行ってしまった。

「ゆ~う~きゅ~け~しよ~よぉぉ」

梨衣の集中力が切れたっぽい…。
大体先に集中力が切れるのは梨衣なのだ。

「じゃあ休憩にするか…梨衣の為にお菓子持ってきたよ」
「お菓子!わ~い!」

散らかすと怒られるけれどお菓子やゲーム等の持ち込みは可になっている。
流石に授業中に食べたりゲームしたりすると取り上げられちゃうけど…。

「かず遅いね~?何してるんだろ~」
「なんか先生が頼み事があるっつって学年室に入ってったけど?」
「そうなの?」
「悠見てなかったんかい…なんか資料をどっさりと持ってたから資料整理かな?」
「かずって先生達にも頼りにされてるんだね~」
「そうだね」

和哉はクラスメイトだけでなく同学年や先輩、後輩にも頼りにされている。
…少し寂しい、なんて口が裂けても言えないけれど、近くにいないと少し不安になっちゃうのが本音。
でも和哉の学生生活がより良いものになればいいと俺は思ってる。
感想 9

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