たとえ運命の番じゃなくても

暁 紅蓮

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大学生活最後の年の出来事

3

和哉が辺りを見回した時から、時々少しだけ不安を感じる。
確信的なものがある訳では無いから、何とも言えない。
でも何か、胸がざわつくような、そんな胸騒ぎが止まらないのだ。

「…和哉、最近周りみてるけどどうかしたの?」
「あ、いや…時々いい匂いがするような気がして…」

それは、もしかして…と思っても俺はそれを声にすることは出来なかった。
もしかしたら、俺は…。

「か、和哉!そろそろ帰ろ?もう授業も終わったし!」
「…うん、そうだね、帰ろうか」

和哉は俺を見て微笑みかけた。

それから数ヶ月後、夏休み前に事件が起きる。
感想 9

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